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TRON(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1982年の映画「トロン」のサントラ盤である。この映画は、初めてコンピュータ・グラフィックスを導入して製作された作品であり、現在では当たり前の技術の原点と言うことになる。今になって見ると、技術的には陳腐な感じがするのは仕方のない所であるが、それを逆手に取るかのように、電子世界に送り込まれたという設定で物語は進んでいく。監督はスティーヴン・リズバーガーであり、脚本はスティーヴン・リズバーガーとドナルド・カシュナー、音楽を担当したのはウェンディ・カーロスである。また、出演はジェフ・ブリッジス、ブルース・ボックスライトナー、デヴィッド・ワーナー、シンディ・モーガン、バーナード・ヒューズ、ダン・ショアたちである。当時は斬新だった映像も、技術の進歩の早さの前では陳腐化してしまったと感じざるを得ないものの、これは大昔のSF映画を現在になって見ると感じるのと同じことでもある。

収録されている曲は以下の全18曲である。『Creation Of Tron』『Only Solutions』『We've Got Company』『Wormhole』『Ring Game And Escape』『Water, Music, And Tronaction』『Tron Scherzo』『Miracle And Magician』『Magic Landings』『Theme From Tron』『1990's Theme』『Love Theme』『Tower Music - Let Us Pray』『Light Sailer』『Sea Of Simulation』『New Tron And The MCP』『Anthem』『Ending Titles』。

音楽の方はごく普通のサントラ盤という範疇に収まってしまっている。が、本作はやはり「CGを使った」ということが売りの作品であるだけに、ちょっと寂しいところである。(しかも、製作からかれこれ四半世紀が経過しようとしていて、技術の進歩で、その売りのCGの方も陳腐な所を露呈しているとなると、もう...)が、映像の方に陳腐化したように思えるようになった現在では、それに呼応したかのように、音楽の方が古典SF作品を見ているような雰囲気を醸し出してくるように感じられるようになってきて、改めて聴いてみると、それが面白く感じられるようになった。改めて聴いてみることをお勧めしたいサントラ盤である。(尚、現在では、3曲のボーナス・トラックが追加されているようですが、筆者が所有するものにはそれはありません...)

 

Disney's TRON [Original Motion Picture Soundtrack]

Disney's TRON [Original Motion Picture Soundtrack]

  • アーティスト: Jonathan / Perry, Steve / Schon, Neil Cain, Jonathan / Schon, Neil Cain, Wendy Carlos, Douglas Gamley, London Philharmonic Orchestra, Martin Neary, Wendy Carlos
  • 出版社/メーカー: Disney
  • 発売日: 2002/01/29
  • メディア: CD

トロン

トロン

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2005/12/21
  • メディア: DVD
トロン(UMD Video)

トロン(UMD Video)

  • 出版社/メーカー: ブエナビスタ・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2005/05/25
  • メディア: DVD

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