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PRINCE & THE REVOLUTION「PARADE/UNDER THE CHERRY MOON」(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1986年の「アンダー・ザ・チェリー・ムーン」のサントラ盤であると同時に、PRINCEのアルバムでもある。「パープル・レイン」のヒットを受けて、殿下自ら監督を務めた本作だったが、この作品の方は散々たる結果となってしまった。で、1986年のゴールデン・ラズベリー賞で5部門を獲得するということになった。(ワースト作品賞、ワースト主演男優賞、ワースト監督賞、ワースト助演男優賞、ワースト主題歌賞)スタッフとキャストの顔ぶれは、監督はプリンス、脚本はベッキー・ジョンストン、音楽はプリンス、出演は、プリンス、ボブ・キャヴァロ、クリスティン・スコット・トーマス、エマニュエル・サレ、ジェローム・ベントン、スティーヴン・バーコフ、フランチェスカ・アニス、アレクサンドラ・スチュワルトたちである。

全編モノクロの映像のコメディ作品であり、物語は、フランスのリヴィエラで、金持ち娘を引っかけて結婚しようと出掛けたピアニストのクリストファー。造船王の娘・マリーに目を付け、アプローチも成功するが、彼女に対する気持ちが本物である事に気付く。しかし、二人の仲を引き裂こうとするマリーの父、クリストファーの恋敵・トレッキーたちの邪魔はエスカレートしていき...

殿下の殿下による殿下のための映画という感じになってしまったが、音楽の方は流石に孤高の天才・プリンスというところを聴かせてくれている。

収録されているのは以下の12曲である。『Christopher Tracy's Parade』『New Position』『I Wonder U』『Under The Cherry Moon』『Girls & Boys』『Life Can Be So Nice』『Venus De Milo』『Mountains』『Do U Lie?』『Kiss』『Anotherloverholenyohead』『Sometimes It Snows In April』。

サウンドは、ファンキーであり、彼らしいところが十二分に出ている。本アルバムは、映画の成績を考えたら考えられないほどのヒットとなり、1986年のBillboard年間アルバム・チャートでは44位、レギュラー・チャートでは最高位3位にランクインした。また、全米No.1ヒットとなった『Kiss』(1986年のBillboard年間シングル・チャートでは19位にランクインしており、1位獲得は2週間であった。)をはじめとして、流石はPRINCEである。ということで、映画と音楽は連動しないということになったアルバムである。(本アルバムを「PARADE」ということで、サントラ盤としては無視するという方もいますね。)とにかくアルバムは傑作なのである。PRINCEのサウンドを耳にしたら、本アルバムは是非とも、というだけの内容のあるアルバムである。(映画の方は、どっちでもいいかと...)

 

Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon

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  • アーティスト: Prince & the Revolution
  • 出版社/メーカー: Paisley Park
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン 特別版

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/04/14
  • メディア: DVD
プリンス・フィルムズ・コンプリートBOX 〈4枚組〉

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