「LA BOUM」 [映画(洋画)]
表題の作品は1980年のフランス映画の「ラ・ブーム」である。本作は何と言ってもソフィー・マルソーのデヴュー作であり、本作によって瞬く間にアイドル・スターとなりましたが、これは今になって考えると、これが今やフランスを代表する大女優誕生の序章ということになります。('80'sの中盤以降は低迷するが、'90'sの声が聞こえてくる頃から大きく飛躍するのだが、ここまで世界的なビッグ・スターになるとは、本作公開時に誰が思ったことでしょうか...)
本作は13歳の少女の青春を描いた淡いラブ・ストーリーであり、フランスで大ヒットを記録し、日本でもヒットをした。で、続編も製作された。(大人の鑑賞に堪えられるかは別にして、同年代であれば大いに共感できるということで、若い世代から絶大な支持をされた。)クロード・ピノトーとダニエル・トンプソンの脚本をクロード・ピノトー監督がメガホンを取っている。また、音楽を担当したのはウラディミール・コスマであり、リチャード・サンダーソンが歌った主題歌「愛のファンタジー」もなかなかのものです。出演はソフィー・マルソー、クロード・ブラッスール、ブリジット・フォッセー、デニス・グレイ、ベルナール・ジロード、ジャン・ミシェル・デュプワ、フレデリック・ド・パスカル、リシャール・ボーランジェ、ジャン・ピエール・カスタルディ、ドミニク・ラヴァナン、ジャック・アルダンたちである。尚、ブリジット・フォッセーは、名作「禁じられた遊び」のあの少女・ポーレットを演じた人であると言うのが(一部の世代には)嬉しいところである。(彼女もアイドルであったが、フォッセーからソフィーにアイドルの継承が行われたと言っても良いでしょう。)
物語は、10月のパリ。新学期が始まるということで恋に憧れを抱く13歳の少女ビッグ。ある日、ブーム(=家庭で行われるホーム・パーティのことです。)に参加したビッグは、そこで出会ったしる少年に恋心を抱いた。そんな中、結婚15年目で離婚の危機を迎えたビッグの両親も、それぞれが浮気を経験していて...
ある世代にとったらソフィーは永遠のアイドルとなっているが、そのソフィー、本作出演時は14歳だったが、つい先日、40の大台に突入しました。(本作も既に四半世紀以上前の作品と言うことになったなんて...)が、今後も活躍してもらいたい女優さんです。
↓サントラ盤です。(1+2となっているので、お買い得。)
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