「UNE PARISIENNE」 [映画(洋画)]
表題の作品は1957年のフランス映画「殿方ご免遊ばせ」である。(ここの所、フランス映画付いているということで、この人を忘れることは出来ません。)主演はBB(べべ)という愛称で親しまれているブリジット・バルドーである。BBの場合は、特にこれだと言った名作、傑作がなく、いずれもがそれなりの作品というのが一般的な評価であるが、作品ごとに彼女の異なる魅力が出ていて、人それぞれの好みが出る所である。そんな中で、BBの作品の中で比較的人気の高いコメディ作品から、その代表的な1本をピックアップすることにしました。
この作品は、アネット・ワドマンとジャン・オーレルの原案をベースとして、ジャック・エマニュエル、ミシェル・ボワロン、ジャン・オーレルの3人で書き上げた脚本をミシェル・ボワロン監督がメガホンをとったものである。また、音楽はアンリ・クロラとユーベル・ロスタンが担当している。出演は、ブリジット・バルドー、シャルル・ボワイエ、アンリ・ヴィダル、ナディア・グレイ、アンドレ・リュゲ、ノエル・ロクヴェール、マドレーヌ・ルボー、クレール・モーリエたちである。
本作は、バルドーの魅力に満ちた陽気な軽快なライトラブコメディ作品であって、彼女の持ち味を大いに引き出していて、大いに笑わせてくれるものである。また、本作はかれこれ半世紀前の作品と言うことになるが、それだけの歳月が流れたからこそ、古き良き時代のお洒落な所が色々とあって、そこもまた本作の魅力に繋がる。
物語は、フランス首相の一人娘であるブリジットは、官房長のミシェルを追いかけ回し、首尾良く結婚する。しかし、彼の女性関係のあまりの多さに腹を立てて、自分も浮気をしてしまえ、ということで色々と物色を始める。そして彼女が目を付けたのは、国賓として来ているシャルル王子だった。で、空軍のジェット機を使ってランデブー。季節はずれの海岸に行ったけど...
他にも多くのコメディ作品で、それぞれ異なる魅力を発しているべべであるが、本作は彼女を知らないという方でも取っつきやすい作品であり、お薦めの作品です。(筆者はべべの出演作の中では、これが一番だと思います。)一度はご覧戴きたい作品である。
コメント 0