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DIONNE WARWICK『DIONNE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表されたものであり、バリー・マニロウがプロデュースしたことでも有名な珠玉のボーカル・アルバムである。グラミー賞を獲得した名曲『I'll Never Love This Way Again』(邦題「涙の分かれ道」)も本アルバムに収録されている。この曲をはじめ。たっぷりと聴かせてくれるボーカル・ナンバーが集まっていて、'70'sという時代の総決算ということも出来るアルバムである。('80'sになっても、しばらくは大ヒットアルバムを発表し続ける彼女ですが、新たな黄金期を迎えたと言うことになります。)本アルバムは、Billboardのレギュラー・チャートでは最高位12位を記録し、1979年の年間アルバム・チャートでは93位、翌1980年の年間アルバム・チャートでは36位にランクインしている。(リリースされた'79年の年間順位が低いのは、発売された時期の関係である。発売時期が年間チャートの集計期間とマッチしていたら、もっと上位にランクインしているアルバムである。)

収録されているのは以下の全10曲である。『I'll Never Love This Way Again』『After You』『Feeling Old Feelings』『Deja Vu』『Letter』『In Your Eyes』『All The Time』『My Everlasting Love』『Out Of My Hands』『Who, What, When, Where, Why』。

この中からは、やはり、グラミー賞を獲得した『I'll Never Love This Way Again』が秀逸である。この曲は、1979年のBillboard年間シングル・チャートでは32位、レギュラー・チャートでは最高位5位を記録している。更に、『Deja Vu』が、レギュラー・チャートでは最高位15位、1980年の年間シングル・チャートでは84位にランクインしていて、複数の大ヒット曲が生まれている。

本アルバムの筆者のお薦め曲は、シングル・ヒットの2曲は当然であるが、その他の曲では『After You』『My Everlasting Love』をピック・アップしておく。じっくりと聴かせてくれるボーカルというものは、アルコール・グラスを傾けながら夜の帳の中でじっと聴くと、本当に味があるものである。大人の鑑賞に堪えるのは当然であるが、心を和らげてくれる珠玉の名曲は落ち着きも与えてくれるものである。'70'sに終幕が降りる時に生まれた本アルバムであるが、それから四半世紀以上の歳月が流れているが、そのサウンドは色褪せ全く色褪せてはいない。じっくりと聴き込みましょう。

 

Dionne

Dionne

  • アーティスト: Dionne Warwick
  • 出版社/メーカー: BMG Special Products
  • 発売日: 1999/10/12
  • メディア: CD


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