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ケータイ刑事銭形零11話[改訂版] [ケータイ刑事]

今回の物語は第11話の「殺意のステップ ~赤い情熱のタンゴ殺人事件」である。今回の物語は劇中にお姉ちゃまとお姉ちゃまが出てくる(あおいちゃん黒ハート真希ちゃん揺れるハートは出てきませんが...)ということで、これは本作がシリーズ作品として続いているから出来ることであり、ちょっと嬉しいところです。(姿の登場はないが、主題歌がバックに流れるということで、ちょっと憎い演出です。)現在では「ケータイ刑事THE MOVIE」で姉妹共演(愛お姉ちゃまは登場しませんでしたが...)が実現したため、ありがたみは減ったものの、この物語が放送された当時は感激ものでもありました。やっぱり末っ子の零ちゃんはお姉ちゃまたちも心配なんでしょうかね。

尚、泪お姉ちゃまは登場しないが、銭形が観客席にいて、事件が起こるというシチュエーションの物語は「・1st.4話」でありましたから、泪ちゃんも全く無縁ではなく、物語に繋がっています。(ちょっと無理矢理ですが...)

尚、本記事のタイトルに「[改訂版]」とあるのは、「銭形零」は全話過去に一度記しているが、その時の記事をベースに加筆&修正を行ったために「[改訂版]」としています。(以前に記した記事をご覧く場合は、ここをクリックして下さい。)それではいつものように、長文&今更ながらのネタバレありで本編に行きます。

タンゴのステップ練習をしている高村さん。そこに零ちゃんと柴田が緊急事態と聞いて駆けつけてくる。(柴田さんは私服でサングラスをしている。)二人の姿を見た高村さんは「遅いじゃないの。ピザ屋の出前よりも時間がかかる刑事なんて聴いたことがないよ」と高村さん。(「・1st.5話」で、泪ちゃん&五代さんもそんなことを言われたことがありました。)これに零ちゃんは「これでも私、期末テストを速攻で終わらせてきたんですよ」、柴田さんは「人には言えない秘密の会合を切り上げて...」と言う。(→この物語のBS-iでの初放送は2004/12/12ということで、この時期ならば、現役中学生の零ちゃんだったら期末テストの時期です。一方、柴田さんの「人には言えない秘密の会合」というのは、どうせ何かのマニアックな集いに参加していたのでしょうね...)で、「セニョリータ・銭形、セニョール柴田」と言った高村さんの言葉と格好に早速ケチをつける。これに高村さんは「大変なことになった」と慌てている。というのは「愛沢なゆたの情熱のアルゼンチン・タンゴショー」でダンスを踊ることになったというのであった。

そのポスターを見た零ちゃんは「刑事が踊って良いのはフジテレビだけなのに」とは、あの刑事ドラマを指していますが、こういうのをさりげなく出すのも「ケー刑事」です。また、舞ちゃんも湾岸署を口にしたことがありましたね。(「・10話」)高村さんは「今、中学生の冗談につきあっている余裕が無いんだ」と慌てているが、「よく分からないけど、すごいじゃないですか。タンゴを踊れるなんて知らなかった」と高村さんのことを見直した零ちゃん、柴田さんも「愛沢なゆたと言えばタンゴ界のトップダンサーですよ。彼女の相手役なんて、この上ない名誉だ」と凄いことになったということを認識している。しかしこれに高村さんは「僕はマサカリサンバしか踊れないんだ。タンゴはなゆたさんの教室に昨夜から通い始めたばかり何だ」と告白する。(「マツケンサンバ」は知っているけど「マサカリサンバ」って?それに昨日からということは初心者であり、完全な素人ですが...)

ということで「超初心者の高村さんが?」「どうして舞台に?」と疑問を口にする零ちゃんと柴田さん。で、高村さんが事情を説明する。今朝、なゆたと大喧嘩して、団員がみんな辞めてしまい、残ったのは高村さんと照明係の光沢信吾(ひかりざわ・しんご)の二人だけとなり、舞台に穴を開けないために高村さんが出ることになったというのが真相であった。で、高村さんは「一生のお願いだ、力貸して、銭形くん」と零ちゃんに泣きつく。が「えっ?私、練習相手にはなれませんよ」と零ちゃん。すると高村さんは「違うよ。君には確か、ダンスの上手なお姉さんがいたじゃないか」と言うと、リボンを出してそれを振りながら零ちゃんに「いきなりダンスが上手になる方法を聞いて欲しい」と頼む。(舞ちゃんの名前こそ出さないものの、舞ちゃんの名前がここに登場しました。)が、零ちゃんは「断ればいいじゃないですか。出来ないって...」と言うが、ハート目なった高村さんは「なゆたさんが困っているのに、断れないじゃないか」とナルシストぶりを発揮する。その様子を見た柴田さんは「あの硬骨の表情は「黒ハート」と口にし、零ちゃんは「えっ?あんな狂暴な人に...?」と呆れ顔。高村さんは「薔薇が美しいのはそこに棘があるからだよ」というも「意味分かりません」と零ちゃんはばっさり。更に柴田さんが「愛沢なゆたは確か婚約しているんじゃ...パイプドアの堀川社長と」と口にする。これに零ちゃんは「その人、知ってるかも。百天の社長と野球のことで競争していた人ですよね」と時事ネタもパロッている。(が、その後の事件の進展でこのネタも...ただ、先日裁判で求刑が行われたと言うことで、何かタイミングは悪くないですね。)で、パイプドアの社長・堀川英樹のことを柴田さんが説明してくれる。(冬でも服装は赤Tシャツ、ポリシーがあってお金持ち→元ネタそのまま...)零ちゃんは「私が計算するまでもなく、高村さんが適う確率0%。帰りましょう」と言ってこの場を後にしようとする。

高村さんは慌てて「ウエイト、ウエイト」と言って零ちゃんを止めると「だから引くわけにはいかないんだよ」と言って「僕の華麗なるダンスで、あの赤Tシャツに勝つしかないんだよ」とハート目で零ちゃんに語る。すると、零ちゃんもハート目で「高村さん、本気なんですね」と高村さんの気持ちをくみ取り「分かりました」と言って携帯を取りだして、高村さんの頼みを聴くことにした。で、♪「銭形舞・オープニング・テーマるんるん」がバックに流れ出し、舞お姉ちゃまにメールで「お姉ちゃまへ。ダンスがいきなり上手になる方法、教えてください」と送信する。で、高村さんは喜んでいる。零ちゃんは更に、「高村さんは私の大事なパートナー。私生活までサポートしちゃいます」と笑顔で言う。そうしていると返信が届き、直ぐに携帯を開く零ちゃん。が、返信は「あるわけないじゃん♪ 舞」というものでした。(そりゃあ当然です。)で、それを見た零ちゃんと柴田さんはうなだれるが「何だって?」と期待している高村さんに零ちゃんは「ダンスは愛の深さに正比例する」と言い、「高村さんの愛が本物ならば自然と上手に踊れるはずです」と説明すると、高村さんは喜んで控え室の方に...で、零ちゃんと柴田さんは苦笑い...

開演時間も近づき、劇場の観客席には人が集まっている。零ちゃんと柴田も客席に座っている。零ちゃんは「大丈夫かな?高村さん」と不安そうでいるが、「僕らも客席から気合いを送ってあげよう」と柴田さん。が、零ちゃんは「そんなことして意味あるんですか?」と零ちゃん。(でも、柴田さんは「劇団ちからわざ」の大ファンで、泪ちゃんと五代さんの二人だけの観客の前でも舞台に出演した経験者ですから、何か意味はあるのでしょうね...)尚、この時、零ちゃんの後ろの席に赤Tシャツの男が着席する。で、開演ブザーが鳴り、舞台が始まる。

愛沢なゆたと高村さんが舞台中央に立っていて、タンゴが流れてくると踊り始める。で、それを見ていた観客席の柴田さんは「踊っている...」零ちゃんは「踊ってますね」と、ちょっと驚いている。高村さんは特に問題を起こすことなくしっかりとタンゴを踊っている。柴田さんは「しかも上手いよ」零ちゃんは「私にも答えが分かりません」と感心している。そんな中、高村さんは一度舞台の中央からそれてしまい、スポットライトがそれを追うことが出来ないということはあったが、なかなか上手に踊り、そして終了した。で、拍手の嵐となる観客席。

一幕が終わり、なゆたは舞台から退場するが、高村さんは舞台に残っている。すると♪「バーボン刑事のテーマるんるん」が流れて高村さんのダンスショーとなる。(このダンスが見られるのは、「・2nd.14&15話」のミュージカル編以来のことですが、「・2nd.」では何度か見ることが出来ます。)が、それを見た零ちゃんは「何ですか、あれは?」と柴田さんに尋ねているが、柴田さんはノリノリでいる。(→零ちゃんにしたら初めて見るものですが、柴田さんは色々とありましたからね...)で、格好良く決めた高村さんに零ちゃんも「エクセレンテ!」と言って手を振っていました。

再びタンゴのメロディが流れてきて、衣装を変えた(星形のイヤリングをしているなど、お約束もちゃんとあります。)なゆたが姿を見せて、再び高村さんとのタンゴが始まる。が、途中で客席が目に入ったなゆたは突然踊りを止め、表情が変わる。高村さんは「どうかした?セニョリータ」と言うが、なゆたは「堀川さん...私の堀川さんが...」とがく~(落胆した顔)呆然となっている。いうことで零ちゃんが後ろを振り返ると、堀川の胸にナイフが刺さっている。で、(何故かスポットライトが堀川に当てられると)観客は悲鳴と共にパニックになり立ち上がって逃げ出す。零ちゃんは「誰も動かないで」と冷静な判断をして声に出すが、パニックになった観客にはその声は全く届かない。観客たちは一刻を争うように外に出て行こうとするが、舞台上の高村さんが「誰も外に出すな」と零ちゃんと柴田さんに指示を出す。で、走って追い、零ちゃんは警察手帳を見せ、会場の建物からは誰も外に出さずに済んだ。そうしていると、「警視庁から入電中」という着ボイスで事件を知らせるメールが届く。港区赤坂のアルゼンチン・タンゴショー会場で殺人事件発生。被害者は愛沢なゆたの婚約者で、パイプドア社長の堀川英樹。直ちに捜査を開始せよ、ということでした。(スタートから10分でやっと事件の入電がありました。)

早速捜査を開始した三人。被害者の前列に座っていた零ちゃんと柴田でも特に気づいたことは何もなかった。高村さんは容疑者は観客の中にいるということで、一人ずつ徹底的に事情聴取をしようとするが、零ちゃんが「待ってください」と言って高村さんを制すると、「何かおかしくないですか」と切り出し、被害者が胸を指されているが、こういう状況だったら背中から刺した方が安全ではないか、と言い、どうして犯人は被害者の前に回り込んで胸を刺したのかと疑問を口にする。が、「確実に心臓を狙う」と高村さん。で、零ちゃんは「レレレ

高村さんは「ロビーにいる観客は全部で300人、一人にかかる取り調べが1時間として、さて、全員の事情聴取が終わるのは何時何分?」と零ちゃん気取りで問題を出すが、零ちゃんはそれを無視して堀川を調べる。そして堀川の手にダイイング・メッセージを発見する。それは血で「1060」と書かれていた。柴田さんは被害者が書いたものに間違いない、と断定する。が、その意味は分からない。零ちゃんはそれをじっくりと見ていて、「増せり、悪の数字」。高村さんは「とにかく観客の中に「1060」と関係ある人物がいる。そいつを探し出せば事件は解決する」と言うが、零ちゃんが「その必要はありません。もう答えは分かりましたから」と自信に満ちた表情を見せる。

なゆたの楽屋。なゆたは堀川とのツーショットの写真を見ながらたらーっ(汗)泣いている。で、光沢が「しっかり」と言って元気づけようとするが「放っておいて、一人にして」と言って更に泣き続けている。そこに零ちゃんと高村さんがやってくる。光沢は「早く家に帰してあげてください」と言うも、零ちゃんは「それは出来ません。犯人だからです」と光沢に言うと、奥にいるなゆたに対して「堀川さんを殺したのはあなたですよね、愛沢なゆたさん」と告げる。高村さんは「おいおい、何言ってるんだよ、銭形くん」と言うが、「でも被害者は、彼女が犯人だというダイイング・メッセージを残しているんです」と言うと、携帯で堀川が残したダイイング・メッセージの写真を見せる。

するとなゆたが零ちゃんの側にやってきて、その写真を見ると「1060?それが何だって言うの?」と言う。すると零ちゃんは「よく見て下さい。「10」より「60」の方が小さい。そして、右斜め上に書かれている」と説明する。つまりこれは「1060」ではなく「10^60」(10の60乗)で「那由他(なゆた)」(万、億、兆、京、垓、じょ(のぎへんに「予」)、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数(順に10の4乗、8乗、12乗、16乗、20乗、24乗、28乗、32乗、36乗、40乗、44乗、48乗、52乗、56乗、60乗、64乗、68乗の単位です。「京」でもまずお目にかからない桁ですね。))であり、愛沢なゆたのことを差しているという。するとなゆたは「そんなのこじつけよ」と言い、更に堀川が殺された時はずっとステージの上にいて高村さんと踊っていて、観客全員が証人だと主張する。零ちゃんも「私もその中にいました」と答えると「だったら分かるでしょう。私が客席にいた堀川さんを殺せる訳ないでしょう」と改めて主張する。で、高村さんもこれに同意してなゆたの味方をする。しかし零ちゃんは「一度だけチャンスがありました」と言って、衣装替えをした時、つまり、舞台から消えた空白の時間があったことを指摘する。しかしなゆたは「たったの30秒で客席に行って戻ってこれる訳ないでしょう」と反論する。しかし零ちゃんは「舞台には色んな仕掛けがあります。舞台と客席を30秒で往復できる何か近道があるはずです」と言う。するとなゆたは「そこまで言うのなら、見つけてみなさいよ、お嬢ちゃん」と零ちゃんを挑発する。

ストップウォッチを手にして、高村さんを走らせている零ちゃん。柴田さんが堀川の座っていた席に座っているが高村さんはなかなか現れない。で、観客席の一番後ろの扉が開いて高村さんが姿を現すと「遅い!高村さん。本気で走ってます?」といきなり文句を言う。「走ってるよ」と答える高村さんが柴田さんの所に辿り着くまでに片道45秒かかった。零ちゃんは建物の図面を見て「今のが一番の近道だったのに...」とショックを受ける。すると、舞台袖からその様子を見ていたなゆたが高笑いで零ちゃんの側にやってくると「これで分かったでしょう。私は彼を殺してなんかいない」と言うと舞台から去っていった。で、なゆたと入れ替わるように高村さんが舞台に戻ってくると「彼女の言う通りだ。証明できないと言うことは、君の答えが間違っているということだ」と言うが息が上がっている。更に柴田さんも「僕もそう思うな」と追い打ちを掛ける。

しかし、これにめげるような零ちゃんではなく、「チンパンジイから怪人パンチ」と口にする。「ワット?」と高村さんがこれに食いつくと「お姉ちゃまから教わったんです」と零ちゃん。そして「銭形愛」の主題歌♪「彼女の情景るんるん」がバックに流れだし、「行き詰まった時のおまじない、チンパンジイから怪人パンチ。逆から読んでもチンパンジイから怪人パンチ」と説明を始めるが、高村さんは相手にしないで舞台から消えていきました。(お馴染みの回文ですが、この「チンパンジイから怪人パンチ」はその代表です。が、舞ちゃんや泪ちゃんもオリジナルの回文(「予定書いてよ」「さくらは楽さ」他)がありましたが、零ちゃんはそれが無いのがちょっと残念。(→末っ子の零ちゃんは愛お姉ちゃまの教えをしっかりと守っていると解釈しましょう。)しかも、従姉妹の5代目・雷ちゃんでも回文はしっかりと受け継がれている。(特に、「・2nd.7話」は回文の嵐です。))で、この言葉を何度も口にしながら考える零ちゃんは、客席の上部にある照明室のスポットライトを目にすると閃き「だからあの時。そうか、そういうことか」と口にすると「謎は解けたよ、ワトソンくん」(ここでAパート終了、経過時間は17分半弱ということで、子パートは8分強ということになります。)

舞台上で一人で踊りの練習をしているなゆた。そこに観客席の方から零ちゃんがゆっくりと歩いて来ると、問題を口にする。「9月が10、10月が7、11月が9。では、12月は何個でしょう?」が、なゆたは「えっ?」と言うだけで答えられない。で、鐘の音が響くと、銭形ストラップが飛んできて、それがチェーンになり、なゆたを拘束する。「午前零時の鐘の声。…」零ちゃんの口上が始まり、「わらわの暗算、解いてみよ!」で零ちゃんがチェーンを引くと、なゆたは大回転をして舞台の上に倒れてしまう。で「ちょっと、何すんのよ」と言うが、零ちゃんは「やっぱり犯人はあなたです。なゆたさん」と言う。これに立ち上がりながら「まだ、そんなこと言ってるの。たったの30秒で舞台と客席の往復なんかできないと行っているでしょう」と反論するなゆた。しかし零ちゃんは「あなたは往復なんてしていません。あなたは舞台の袖で婚約者堀川さんを殺害したんです」と言うと、その説明を始める。

なゆたは何らかの理由をつけて堀川を舞台袖に呼び出しておき、衣装を変えに戻った時にナイフで刺し殺した、と零ちゃん。しかしなゆたは「ちょっと待ちなさいよ。堀川は客席で殺されたのよ。あなたがいるその場所で」と零ちゃんに待ったを掛ける。が「それも簡単なトリックです」と零ちゃんは説明を続ける。なゆたが(舞台上で)悲鳴を上げた時、ここにいたのは堀川ではなかったと言う。すると高村さんが「連れてきたよ」と言って、照明係の光沢を連れてきた。すると「ここにいたのはあなたですよね」と光沢に向かって言う零ちゃん。で、なゆたと光沢は共犯で、堀川と体型が似ている光沢が赤いTシャツを着て、思いっきり顔をゆがめていれば一瞬でも他人の目を誤魔化すことは出来る。なおさら婚約者のなゆたが「堀川さん」と言う場、疑う者はまずいない。観客がパニックとなり会場を逃げ出した隙に(二人が)堀川の死体を舞台袖から運んだ。

これに光沢は「言い掛かりです。僕はあそこからずっとライトの操作をしていました」と言って照明室を指さす。しかし零ちゃんは「照明は自動で動くようにプログラムしておいたんじゃないですか」と切り返す。これは高村さんがミスして予定外の動きをした時、スポットライトが二人の後を追うことが出来なかったからだ、と言う。そこに「♪助けての歌」の着メロで零ちゃんの携帯が鳴る。電話は柴田さんからで「はい、こちら調光室の柴田です。証拠を発見」と報告する。これに零ちゃんは「お願いします」で、柴田さんがスイッチを押すと、スポットライトが点き、舞台上のスポットライトが左右に動き出す。しかし「そんなのは証拠にはならない。僕はずっと調光室にいた。確かにいたんだ」と光沢は言う。すると「じゃあ、決定的な証拠を見せます」と零ちゃんは言うと、高村さんに光沢のトレーナーを脱がせる様に指示を出す。「脱がせるって、何故?」と言う高村さんは言うと、零ちゃんはゆっくりと舞台の方に歩を進めながら「近道を見つけ出そうと、この建物全てを捜索したけれど、赤いTシャツは何処にも捨てられていませんでした」と言う。すると「ということは...」と高村さんも零ちゃんの意図を理解して、「ちょっと失礼」と言って光沢のトレーナーを脱がせようとする。抵抗する光沢だったが、赤いTシャツを着ていることが分かると、微笑みを見せた零ちゃんは「Q.E.D.

すると光沢は観念して膝をつくと「全て僕が一人でやったことです。なゆたさんは何もしていない」となゆたを庇い犯行を自供した。しかし零ちゃんは「この犯行は一人では成立しません」と言うが「出来ます。出来るんです」と光沢。しかし、それを聴いたなゆたは「もういいわよ、光沢」と光沢に言うと、零ちゃんに向かって「全てあなたが言った通りよ、可愛い刑事さん。私が堀川を殺したの」と犯行を認めた。

高村さんが「どうしてですか?」と動機を尋ねると、「愛してたからよ」となゆた。本気で愛したら全てが欲しくなる、命さえも奪いたくなる、ということで、流石は渡邉睦月さんの脚本ですね。(「・1st.7話」の物語の動機に近いものです。)しかし零ちゃんは「許せない。殺人を愛なんて言葉で正当化するのは許せない」とは、まだ中学生らしい純情な零ちゃんです。で、なゆたは「あなたにもいつか、分かるときが来るかも知れないわね」と言う。

で、高村さんがなゆたを堀川の殺人容疑で逮捕し、更に光沢を殺人幇助の容疑で逮捕した。で、それぞれ警官が連行していく。なゆたは光沢に「ゴメンね、巻き込んで」と謝りの言葉を口にするが、光沢は「あなたを、これからもずっと思い続けます。あなたに愛されるのなら、殺されたって構わない」と返す。で、高村さんと零ちゃんはそんな二人を見送るだけでした。(それにしても、夏帆ちゃんの表情がいいですね。本当に演技の方も上達しました。)

事件解決後、落ち葉が落ちている道を歩いている零ちゃんと高村さん。零ちゃんが「愛って、10の64乗ですよね」と高村さんに語りかける。が「何?その10の64乗って」と高村さんは問い返す。で、零ちゃんが「10の64乗って「不可思議」って言うんですよ」と教えてくれる。(やっぱり、色々と勉強になる「ケー刑事」です。尚、「不可思議」の上の数字の単位は「10^68」の「無量大数」があるだけです。ということは、「10^72」は「1万無量大数」というのでしょうか?教えて、零ちゃん)高村さんは「なるほどね」と納得するが、零ちゃんも上手く言うものです。で、高村さんは「僕ももう少しで殺されるところだった」と言ってホッとするが、零ちゃんはこれに「それってもしかして、なゆたさんに愛されていたかもしれないってことですか?」と返し「その確率は「0^70」(0の70乗)ですね」と零ちゃん。高村さんは「70乗」が何というのかと数え出すが、当然のように撃沈。しかしもの凄く大きな数字であると思いこむが「0は何乗しても0だってば」と零ちゃん。そしてトドメは「流石、ペッパーダイン大学」と括ってくれました。→「0は何乗しても0と言うのはその通りです。ちなみにどんな数字でも「0乗」すれば答えは「1」となります。)

今回は、物語中にちゃんとちゃんが絡む物語ということで、シリーズのファンにとっては嬉しいことでした。(姿を現さなくても、上手く引っ張り出したものです。特に舞ちゃんの方は...)

次回は第12話「耳で楽しむハイビジョンドラマ? ~雪山湯煙混浴温泉あずさ28号殺人事件!」ということで、これもまたハチャメチャな物語です。が、ラジオドラマとしてそのオンエアを聴いていたら、かつてアメリカで起こった「宇宙人襲撃」というパニックに陥る様なとんでもない内容であるだけに、やってくれます。(で、このハチャメチャブリは「・2nd.」で更に大きな華となり、怪作の8話が生まれることに繋がります。)

尚、BS-iの再放送は、来週の大晦日も当然のことながらあります。

鑑識メモ。いつものように、零ちゃんが出題した問題の解答を語る柴田さん。今回の問題は「なぞなぞ」であり、スペイン語で月のスペルの文字の数というもので、ホワイトボードに9月から12月までがアルファベットで書かれている。(9月:SEPTIEMBRE、10月:OCTUBRE、11月:NOVIEMBRE、12月:DICIEMBRE)ということなので、答えは「9個」。でも、スペイン語なんて分かりません... で、ネタの方は「それではまた、来週この時間にお会いしましょう。チャウチャウ」と言ってスペイン語で別れの挨拶を言うと、続けて「ちゃうんちゃうは関西弁です」というものでした。(流石に、あの方も登場しませんでした。)

 

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
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ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

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  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
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↓登場したお姉ちゃま
ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
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ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
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↓登場しなかったお姉ちゃま
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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↓従姉妹
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
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ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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↓アルゼンチン・タンゴ関係
やさしいアルゼンチン・タンゴの踊り方

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
ベスト・オブ・アルゼンチン・タンゴ

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  • アーティスト: オムニバス, ファン・ダリエンソ楽団, ロス・セニョーレス・デル・タンゴ, 早川真平とオルケスタ・ティピカ東京, パケ・バイレン・ロス・ムチャーチョス, フアン・カルロス・カビエージョ四重奏団, カルロス・ディ・サルリ楽団
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2003/07/23
  • メディア: CD
ザ・ベスト!アルゼンチン・タンゴの世界

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  • アーティスト: オムニバス, ファン・カナロ, アストル・ピアソラ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 1991/11/25
  • メディア: CD
決定盤!アルゼンチン・タンゴ

決定盤!アルゼンチン・タンゴ

  • アーティスト: ホセバッソ楽団, オムニバス, オマール・バレンテ, 前田はるみ
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 1999/07/02
  • メディア: CD
アルゼンチン・タンゴ・ベスト

アルゼンチン・タンゴ・ベスト

  • アーティスト: オムニバス, カルロス・ディ・サルリ楽団, フアン・ダリエンソ楽団, セステート・タンゴ, ドミンゴ・フェデリコ五重奏団, アルバル・トロイロ楽団, リベルタ・ラマルケ
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 1998/12/16
  • メディア: CD
↓元ネタの数々
マツケンサンバII リミックストラックス (リミックスCD)(DVD付)

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  • アーティスト: 松平健, 吉峰暁子, 須永辰緒, CKB-Annex, 野崎良太, 小西康陽, 川上つよしと彼のムードメイカーズ, 福富幸宏
  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2004/12/15
  • メディア: CD
マツケンサンバ II ~オーレ ! EP~

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  • アーティスト: 松平健, 吉峰暁子, 宮川彬良, 杉紀彦, 桑田衛, 小西康陽
  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2004/08/11
  • メディア: CD
マツケンサンバIII(初回限定盤)

マツケンサンバIII(初回限定盤)

  • アーティスト: 松平健, 宮川彬良, 小西康陽
  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2005/09/14
  • メディア: CD
マツケンサンバIII(通常盤)

マツケンサンバIII(通常盤)

  • アーティスト: 松平健, 宮川彬良, 小西康陽
  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2005/09/14
  • メディア: CD
数字・数量・単位英語表現ハンドブック―数学・数量・単位が入った英文が聴き取れる・書ける

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  • 作者: 荒木 英彦
  • 出版社/メーカー: 明日香出版社
  • 発売日: 2003/03
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ヒルズ黙示録―検証・ライブドア

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  • 作者: 島田 亨
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回文の国へようこそ

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  • 作者: 坂崎 千春
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2003/04/24
  • メディア: 文庫
回文ことば遊び辞典

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  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
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回文川柳辞典

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  • 作者: 島村 桂一
  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
  • 発売日: 1998/07
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回文ことば遊び資料館

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  • 作者: 杉本 寛
  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 単行本
 

回文やクイズで楽しむ国・社・数・英

  • 作者: 司 正勝
  • 出版社/メーカー: 新風舎
  • 発売日: 1995/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
回文コンテスト作品集―第1回日本ことば遊び

回文コンテスト作品集―第1回日本ことば遊び

  • 作者: 日本ことば遊び・回文学会, 作並まちづくり委員会
  • 出版社/メーカー: 今野印刷
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
↓スペイン語も学ばなきゃ...
改訂 スペイン語の入門

改訂 スペイン語の入門

  • 作者: 瓜谷 良平
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: 単行本
やさしいスペイン語文法

やさしいスペイン語文法

  • 作者: 大岩 功
  • 出版社/メーカー: 三修社
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本
ポケットプログレッシブ 西和・和西辞典

ポケットプログレッシブ 西和・和西辞典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 新書
スペ単!―頻度で選んだスペイン語単語集(練習問題つき)

スペ単!―頻度で選んだスペイン語単語集(練習問題つき)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本

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