SSブログ

OLIVIA NEWTON-JOHN『TOTALLY HOT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表されたものであり、従来のイメージを払拭して一大変身を遂げることになったアルバムである。これまでの彼女のサウンドと言えば、透明感のある優しさに満ちた曲が中心であり、「妖精」と言われたような純粋なイメージがあったが、本アルバムでは聴きやすいポップス路線となり、中にはロックのテイストが強い曲まであって、従来の姿は全くない。大人の女性の魅力に満ちあふれる変身を成し遂げ、ここから'80's前半まで、第二の黄金期に入ることになる。その変身も受け入れられて、本アルバムは大ヒットを記録して、1979年のBillboard年間アルバム・チャートでは35位、レギュラー・チャートでは最高位7位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Please Don't Keep Me Waiting』『Dancin' 'Round And 'Round』『Talk To Me』『Deeper Than The Night』『Borrowed Time』『A Little More Love』『Never Enough』『Totally Hot』『Boats Against The Current』『Gimme Some Lovin'』。

この中からは、『A Little More Love』がシングル・カットされて、Billboardのシングル・チャートで最高位3位、1979年の年間シングル・チャートでも17位にランクインしている。また、『Deeper Than The Night』も年間シングル・チャートのTOP 100にこそ入っていないが、レギュラー・チャートでは最高位11位を記録している。(そして、「XANADU」に続いていって、「PHISICAL」がBillboardのチャート史に残る記録的ヒットとなる。)

筆者のお薦め曲は、『A Little More Love』『Please Don't Keep Me Waiting』『Gimme Some Lovin'』という所をピックアップするが、本アルバムの中ではミディアム・テンポで聴きやすいポップな曲である『Deeper Than The Night』が大好きである。その他の曲でも、今までのOLIVIAとは違う新しいOLIVIAの魅力に満ちたボーカルを聴くことが出来るということで、じっくりと聴き込みたいアルバムである。

従来の彼女の路線を支持する方にはちょっとついて行けない所があるかも知れないが、本アルバムは「PHISICAL」を頂点とする第二の黄金期のスタートを飾るアルバムでもあり、オリビア・ファンであれば避けてはならないアルバムである。また、'80'sの活躍を知っている方にも、これは抑えておきたいアルバムである。

 

Totally Hot

Totally Hot

  • アーティスト: Olivia Newton-John
  • 出版社/メーカー: MCA
  • 発売日: 1998/11/24
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

OZZY OSBOURNE『BLIZZA..PAT BENATAR『IN THE H.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。