AL JARREAU『JARREAU』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1983年に発表されたものであり、ジャズ畑の彼であるが、A.O.R.寄りのサウンドを聴かせてくれている。プロデューサがジェイ・グレイドン(彼のプロデュース・アルバムとしたら3枚目ということになる。)で、そっちの方面のアーティストが参加していると言うこともあって、注目を集め、ヒットを記録している。本アルバムは、Billboardの1983年の年間アルバム・チャートでは48位、レギュラー・チャートでは最高位13位を記録している。キャッチーなメロディと、なかなか聴かせてくれるボーカルが魅力的なアルバムである。
収録曲は以下の全9曲である。『Mornin'』『Boogie Down』『I Will Be Here For You (Nitakungodea Milele)』『Save Me』『Step By Step』『Black And Blues』『Trouble In Paradise』『Not Like This』『Love Is Waiting』。
この中からの筆者のお薦め曲は、TOTOのJ.ポーカロが参加している『Mornin'』、たっぷりと聴かせてくれるスローなテンポのボーカル・ナンバーの『Save Me』を一押しすると共に、楽しい雰囲気のする心地よい『Boogie Down』をピックアップする。
1983年というと、A.O.R.の方はやや下火にになっていたとはいうものの、'70's終盤のA.O.R.ブームの頃からは洗練されたA.O.R.が注目を集めていた時期でもあり、完成度の高いサウンドが満ちあふれていた時期でもある。特に、1983年産のサウンドは特にレベルが高いものがゴロゴロしているということで、この年の年間アルバムTOP 100にランクインしたものには全く穴はない。(この時期が全盛期というアーティストが多いのも特徴ですね。)ちょっと大人の雰囲気を味わいたいという方は、本アルバムを聴きましょう!
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