SSブログ

BILLY JOEL『52ND STREET』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表されたアルバムで、初めて全米No.1を獲得したアルバムということで、ビリーの音楽史では重要な位置づけとなるアルバムである。(大ヒットを記録した前作「THE STRANGER」は最高位2位でした。)また、「THE STRANGER」に続いてまたもグラミー賞を獲得したことで、まさに黄金期を邁進することにもなった。また、彼の代表的な曲もたっぷりと収録されていると言うことで、ベスト盤よりも有名なアルバムと言っても過言ではない超有名なアルバムである。本アルバムは大ヒットを記録して、Billboardのアルバム・チャートで7週連続1位を獲得した。そして、BARBRA STREISANDにその座を3週譲ったが、1週だけ1位に返り咲き、通算では8週にわたって1位の座に君臨した。このこともあって、本アルバムは1979年のBillboard年間アルバム・チャートでは堂々の1位を獲得した。まさに'70'sのビリーの最高傑作であると同時に、音楽史にしっかりと刻み込まれる名盤である。

収録曲は以下の全9曲である。『Big Shot』『Honesty』『My Life』『Zanzibar』『Stiletto』『Rosalinda's Eyes』『Half A Mile Away』『Until The Night』『52nd Street』。

この中からは、『My Life』がBillboardのシングル・チャートで最高位3位(1979年の年間シングル・チャートでは28位)、『Big Shot』が最高位14位、『Honesty』が最高位24位を記録するヒットとなっている。(後ろの2曲は、年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)特に、『Honesty』はスタンダード・ナンバーとなっていて、あまりにも有名な一曲であるが、こういう曲はチャートの記録では意外と伸びていないのだが、「名曲は必ずしも大ヒットしない」というチャートの七不思議の一つがこの曲には起こっている。

筆者のお薦め曲は、ロックのテイストを前面に出した『Big Shot』、テンポが良くポップなノリの明るい『My Life』、ピアノが美しいスタンダード・ナンバーである『Honesty』を外すことは出来ないが、ドラマティックでビリーの懐が広くて暖かく、それでいて力強いボーカルを聴かせてくれる『Until The Night』と『Half A Mile Away』が素晴らしい。(というよりも、全曲がお薦め曲である。)

ジャケットからニューヨークの香りをたっぷりと漂わせている本アルバムは、捨て曲などは無く、また、経たなベスト盤よりも内容が充実したアルバムであり、BILLY JOELのサウンドを聴くのであれば本アルバムは聴かなければならないマストのアルバムである。BILLYをこれから聴くという方には、ベスト盤や他のアルバムではなく、本アルバムから入るということをお薦めする。まさに「名盤はいつの時代でも名盤である」ということを教えてくれる大傑作である。

 

52nd Street

52nd Street

  • アーティスト: Billy Joel
  • 出版社/メーカー: Sony/Columbia
  • 発売日: 1998/10/20
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ABBA『VOULEZ-VOUS』BILLY SQUIER『DON'T S.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。