CRYSTAL GAYLE『MISS THE MISSISSIPPI』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1979年に発表されたアルバムであり、彼女の透明感のあるボーカルをたっぷりと聴かせてくれるアルバムである。元々、カントリー系のボーカル・ナンバーをたっぷりと聴かせてくれる彼女であるが、'80'sの声を間近にしても、その透明感のあるボーカルは健在である。で、固定ファンがいる彼女のアルバムと言うことで、本アルバムは1980年のBillboard年間アルバム・チャートでも82位にランクインし、レギュラー・チャートでは最高位36位を記録している。(最高位がこの位置では、ある程度のロング・セラーとならないと、年間アルバム・チャートのTOP 100にはランクインしないが、しっかりと固定ファンがいる彼女らしく、ロングセラーとなっている。)
収録されているのは以下の全10曲である。『Half The Way』『Other Side Of Me』『Room For One More』『Don't Go My Love』『Dancing The Night Away』『It's Like We Never Said Goodbye』『Blue Side』『Little Bit Of The Rain』『Danger Zone』『Miss The Mississippi And You』。
この中から筆者のお薦め曲をピックアップすると、『Other Side Of Me』『Don't Go My Love』『Dancing The Night Away』『Danger Zone』とアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Miss The Mississippi And You』。とにかく、彼女の透明感のある綺麗なボーカルにはうっとりと聴き惚れるだけである。また、メロディ・ラインの方も綺麗な曲が並んでいて、女性ボーカル・アルバムとしても聴き入ってしまうものである。
サウンドはカントリー系のアコースティック系サウンドであるが、とても聴きやすいものであり、ボーカルがお好きな方にはお薦めのなかなか良いアルバムである。派手さやノリの良さを求める方には向きませんが、大人の落ち着いたところがあり、大人の鑑賞に堪える佳曲集でもある。(ビッグ・ヒットには鳴らなかったが、ロング・セラーになるのも、聴いたらその理由が分かります。)こういう落ち着いたアルバムはじっくりと聴き込んでもらいたいところである。
↓ピックアップしたアルバムがジャケット写真がないので、ベスト盤もピックアップしておきます。
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