「EAST OF EDEN」 [映画(洋画)]
表題の作品は1954年の映画「エデンの東」である。この作品はJ.ディーンの初主演作であると同時に、彼の代表作であるということは、あまりにも有名であり、説明の必要はないだろう。ジョン・スタインベックの原作小説を映画化した作品であるが、この小説は旧約聖書にあるカインとアベルの物語をベースにした長編作品であるが、そのエッセンスを凝縮して映画化している。また、本作の主題歌は、映画史に残る名曲としてスタンダード・ナンバーとなっていて、誰でも一度は耳にしたことがあるだろう。(それほど有名な一曲である。)
映画のデータを記しておくと、監督はエリア・カザン、脚本を書いたのはポール・オズボーン、撮影はテッド・マッコード、音楽はレナード・ローゼンマンである。そして出演は、ジェームズ・ディーン、ジュリー・ハリス、レイモンド・マッセイ、リチャード・ダヴァロス、ジョー・ヴァン・フリート、ロイス・スミス、アルバート・デッカー、バール・アイヴスたちである。尚、本作からは、ジョー・ヴァン・フリートがアカデミー助演女優賞を獲得している。(監督、主演男優、脚色賞はノミネートされたが、受賞できず。)
物語の方は、農場を経営するトラスクー家。まじめで性格も温厚で、父に可愛がられた兄アロンと、気むずかしい性格で暴れん坊で父からは冷たくされた問題児の弟キャルがいた。アロンの婚約者エイブラだけがキャルに優しく接するが、彼女は次第にキャルに惹かれていくことに...
制作から半世紀以上の歳月が流れたが、本作は不朽の名作としていつまでも残る作品である。未見の方は、とにかく見ておきましょう!
↓原作小説
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