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FRANK SINATRA『TRILOGY: PAST, PRESENT AND FUTURE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年にリリースされたアルバムであり、現在は2枚組のCDとなっている。彼の名前は音楽史にはしっかりと刻み込まれていて、大御所であるのはご存知の通りであるが、本アルバムは'80'sという時代を前にして、「過去」「現在」「未来」という三部構成のアルバムとしてまとめられたものである。ベスト盤的な要素があるのは当然であるが、それだけではなく、未来に向かってと言う所もしっかりとしていて、存在感をアピールするアルバムである。既に本アルバムリリースから四半世紀以上が経過しているが、こういう音楽に対する熱い思い入れは色褪せるものではない。本アルバムは、1980年のBillboard年間アルバム・チャートでは76位にランクインし、レギュラー・チャートでも最高位17位を記録するヒットとなっていて、根強い人気があるところを示した。

収録曲は全26曲であるが、DISC 1に20曲、DISC 2に6曲が収録されている。収録曲は以下の通りである。DISC 1は『Song Is You』『But Not For Me』『I Had The Craziest Dream』『It Had To Be You』『Let's Face The Music And Dance』『Street Of Dreams』『My Shining Hour』『All Of You』『More Than You Know』『They All Laughed』『You And Me (We Wanted It All)』『Just The Way You Are』『Something』『MacArthur Park』『Theme From New York, New York』『Summer Me, Winter Me』『Song Sung Blue』『For The Good Times』『Love Me Tender』『That's What God Looks Like To Me』。

DISC 2は『What Time Does The Next Miracle Leave?』『World War None!』『Future』『Future (Continued): I've Been There』『Future (Conclusion): Song Without Words』『Before The Music Ends [Finale]』。

お馴染みの彼の放ったヒット曲が収録されているのは当然として、スタンダード・ナンバーとなった曲をカヴァーしているのも注目である。原曲が素晴らしいのは言うまでもないが、彼が歌うことで、また違った雰囲気を生み出していて、「名曲はいつの時代でも名曲である」ということを大いに感じることが出来る。また、DISC 2の方では「未来」ということをテーマにした第3部が収録されているが、当時64歳だった彼だが、まだまだ老け込むということは全くなく、意欲的なところを示している。また、歌の方も、円熟味が一段と増して、たっぷりと聴かせてくれる。どの曲がお薦めということを言わせない貫禄があり、じっくりと全曲を浸って聴きたくなる所である。(流石は帝王です。)

 

Trilogy

Trilogy

  • アーティスト: Frank Sinatra
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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