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HAIRCUT ONE HUNDRED(haircut 100)『PELICAN WEST』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らのデヴュー・アルバムである。本アルバムは、オリジナル盤が1982年に発表されたが、2001年に再リリースされた時に5曲のボーナス・トラックが追加されたのだが、そのアルバムは「PELICAN WEST(PLUS)」という事で、オリジナル盤と区別されている。今では再発される時にボーナス・トラックが追加されるのは当たり前で、しかもアルバム・タイトルに手が加えられるということはまず無いが、本アルバムはオリジナル盤に拘りがある彼ららしく、はっきりと区別している。→ボーナス・トラックによって、アルバム全体の雰囲気が変わることもあるが、本作のように「(PLUS)」ということで区別してくれると、実に分かりやすく、逆に好感も持てる。(現在の日本盤は、そのボーナス・トラック追加盤が、元のままのタイトル「ペリカン・ウェスト」としてリリースされている。)

尚、その「PELICAN WEST(PLUS)」については過去に取り上げているので、そちらもご覧頂ければ幸いである。(ここをクリックして下さい。)オリジナル盤に拘るということで、今回はオリジナル盤を改めて取り上げることにしました。(それと「H」で始まるアーティストが枯渇気味ということもあるのですが...)

本アルバムは、第二次ブリティッシュ・インベージョンの波(そのピークは過ぎていて、その第二波、第三波と言っても良い...)にも乗ってヒットを記録し、1982年のBillboard年間アルバム・チャートでは84位、レギュラー・チャートでは最高位31位を記録した。当時、一気に広がったブラス(彼らはサックス)を取り入れたサウンドで、テンポの良いダンス・ナンバーを聴かせてくれた彼らであるが、これぞ'80'sサウンドという楽しいものである。

収録されているのは以下の全12曲である。『Love Plus One』『Favourite Shirts (Boy Meets Girl)』『Lemon Firebrigade』『Marine Boy』『Milk Film』『Kingsize (You're My Little Steam Whistle)』『Fantastic Day』『Baked Bean』『Snow Girl』『Love's Got Me In Triangles』『Surprise Me Again』『Calling Captain Autumn』。

それぞれの曲については、以前の記事の方を参照していただくということを願う。ボーナス・トラックが無いオリジナルの形では楽しい'80'sサウンドに満ちたものとして纏まりがあるが、ボーナス・トラックによって、よりダンス・チューンという部分が強くなったが、オリジナル盤では「ダンス」というよりも'80'sポップ・ロックといった感じがする。この雰囲気の違いというのが、タイトルを変えてという思いに繋がっている。(でも、ボーナス・トラックを一切再生しなければ、オリジナル盤の雰囲気を味わうことができるんですけどね...)まあ、イギリスらしいことということで、コレクターとしたらこういうアルバムを所有しているのもまた悪くはないでしょうね。(但し、「PLUS」と両方所有しているということが大前提ですが...)

 

Pelican West

Pelican West

  • アーティスト: Haircut 100
  • 出版社/メーカー: Arista
  • 発売日: 1989/08/11
  • メディア: CD

↓ボーナス・トラックありの「PLUS」

Pelican West...Plus

Pelican West...Plus

  • アーティスト: Haircut 100
  • 出版社/メーカー: BMG International
  • 発売日: 1998/09/29
  • メディア: CD

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