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JULIO IGLESIAS『JULIO』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年にリリースされた彼のベスト盤である。彼はスペインでは既に大スターであったが、それ以外の国では、欧州ではそれなりに名前を知られていたが、英語圏の国ではそれほど有名という訳でもなかった。が、1981年に「ビギン・ザ・ビギン」の大ヒットで大ブレークし、その名前は英語圏ではない日本にも届き、世界でも広く浸透して世界的スターになった。特にこのきっかけになった「ビギン・ザ・ビギン」のヒットが生まれた時の人気の凄さは凄まじく、最近のヨン様人気など目じゃないほどのものであった。で、本アルバムは彼の人気を世界的なものにした「ビギン・ザ・ビギン」をはじめ、如何にもアピールできる曲が集められている。で、当時の人気から大ヒットを記録して、Billboardのアルバム・チャートで最高位32位を獲得し、最高位がこの位置にもかかわらず、ある程度のロング・ヒットになって1984年の年間アルバム・チャートでは40位にランクインした。

収録されているのは以下の全10曲である。『Non Si Vive Cos』『Amor』『Abrazame』『O Est Passe Ma Bohme? (Quireme Mucho)』『Volver A Empezar (Begin The Beguine)』『Hey』『Nostalgie』『Paloma』『Wo Bist Du』『De Nia A Mujer』。

本ベスト盤では、基本的にスペイン語で歌っている曲が中心であり、'80's当初の世界を席巻した時の勢いを感じる構成となっている。また、現在では、ベスト盤と言えば15曲ぐらいは収録されている事を期待してしまうが、本ベスト盤はLPとして発売された時のままで、ボーナス・トラックというものはCD化に際して追加されていない。ということで、アナログっぽさを大いに感じることが出来、彼のヒューマン・ライクな優しさを現在でも感じさせてくれることに繋がっている。彼の歌った曲を集めたベスト盤は他にもいくつかあるが、そんな中で本ベスト盤は彼の人間らしさを感じるものとして、曲数が多いほかのベスト盤とは別物として、手元に欲しくなる一枚である。時には彼のようなボーカルをじっくりと聴くのもいいもんですよ~

 

Julio

Julio

  • アーティスト: Julio Iglesias
  • 出版社/メーカー: Sony International
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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