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JOE JACKSON『BODY AND SOUL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼の7th.アルバムである。1982年発表の前々作「NIGHT AND DAY」が大ヒットを記録したことで注目を集めた彼であるが、1983年の「MIKE'S MURDER」に続いて発表したアルバムである。本アルバムではサウンドが全く違うものになり、ジャズへ傾倒したサウンドを聴かせてくれている。また、ジャケットの方は、色がオレンジ色になっているが、何処かで見たことがあるジャケット(SONNY ROLLINSの「SONNY ROLIND, VOL.2」は青ですが...)録音も素晴らしく、「NIGHT AND DAY」にはセールスの点では適わなかったものの、内容の高さでは引けを取っていない。で、本アルバムは1984年のBillboard年間アルバム・チャートで66位、レギュラー・チャートでは最高位20位を記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『Verdict』『Cha Cha Loco』『Not Here, Not Now』『You Can't Get What You Want (Till You Know What You Want)』『Go For It』『Loisaida』『Happy Ending』『Be My Number Two』『Heart Of Ice』。

全体的にジャジーなテイストのアルバムであるが、ジャズ一辺倒ということでもなく、カリプソやラテン、ロック、ブラック・ミュージックなどのエッセンスが散りばめられていて、それらの音楽がジャズをベースにした大人のサウンドとして光り輝いている。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、ブラス系のサウンドが印象的な『Verdict』、たっぷりと聴かせてくれるバラードの『Not Here, Not Now』、ミディアム・テンポながらも軽快なロック・テイストの『You Can't Get What You Want (Till You Know What You Want)』、そして6分を越える大作で、余韻を残した形で幕を下ろす『Heart Of Ice』という所をピックアップしておく。

自分のスタイルに拘る彼らしい姿勢が貫かれているが、それでいて聴きやすいところもあるアルバムであり、ブランデー・グラスを片手にじっくりと聴き込みたくなるアルバムである。

 

Body and Soul

Body and Soul

  • アーティスト: Joe Jackson
  • 出版社/メーカー: Fontana Int'l
  • 発売日: 2006/07/18
  • メディア: CD


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