SSブログ

陰陽少女#5,6「黄砂のトケイ」 [特撮]

本作は、2004年第四四半期に放送された本作であり、今回、KBS京都の再放送に合わせて記しているものである。(毎回ではなく、前後編の物語を一つにまとめて、隔週にしています。)今回は、話数では第5話と第6話となるが、3つ目のエピソードとなる「黄砂のトケイ」についてである。最初は「青」、続いて「黒」だったが、3つ目の色は「黄」です。(この後、「赤」「白」と続きますが、この5色はジェットマン、カクレンジャー、ガオレンジャーのメンバー構成と同じ色であり、結構マニアックな戦隊の色と一致している所が面白い...)

ある女性が「死者との接触をしたい」と言って烏丸ダイゼンに相談している。その女性は亡くなった婚約者に会いたいというのだった。ダイゼンは、死者と対面すると大切な何かを失うことになる、と告げるが、女性はそれを承知した。で、ダイゼンは彼女を死者と会わせる儀式を始める。

ミキはシードにやってきて、姉とコミュニケーションを取りたいと相談する。が、シンイチたちは会議中とで、ヒカリがその相談を受ける。ヒカリは、これまでのデータから、ミキが臨死状態の時にユキの霊魂がミキの体に入り込んだことが考えられる、と告げる。で、ミキの意識だけが体から抜け出すことが出来れば、理論上はユキと対面することが可能だと言う。(幽体離脱)するとミキは「それやって」と頼む。で、早速それを始める。

その中で、ヒカリはテレポーテーションが出来、一度(一瞬)月に行ったことがあると口にする。で、ミキはそれに食いつく。が、簡単にできることではなく、今ならば時間を少しだけ止めることが出来る、と言い、置き時計を手にしてそれをやる。(確かに、一瞬だけ秒針が止まりました。)→シードの面々って、やっぱり怪しい連中ですね。

幽体離脱を始めるミキとヒカリ。ミキの体から離脱したミキの意識は、部屋の天井の壁を突き抜けると空に向かって飛んでいく。外に出たミキの意識はやがて水族館にやってきた。そこで見たものは子供の頃の自分と両親だった。で、そこにユキはいなかったということでユキを捜しに行く子供のミキ。直ぐに(大人の)ユキと出会う子供のミキ。しかし「こっちに来たらダメ。お家に帰れなくなるでしょう」と言うと、一人で家に帰るように諭す。そして「お家に帰ったら烏丸ダイゼンと言う人を捜して」と告げる。また、ミキの意識に気づいたユキは「あなたももう帰りなさい。あまりこっちの世界を覗くと戻れなくなってしまう」「私はいつでもあなたの側にいるから」と告げる。で、ミキの意識は体に戻り、意識を取り戻したミキ。ユキと会ったことと烏丸ダイゼンのことを口にする。

夜、シードに戻ったヒカリはそのことを報告するが、幽体離脱を行ったことを責められる。そんな中、ニシキが烏丸ダイゼンの事を調べ上げた。本名:升田清(ますだ・きよし)と言い、かつてテレビに出ていた霊能力者だった。彼はテレビでやらせをすっぱ抜かれて姿を消した。バブル期には経営コンサルタントをしていた。その後、黄刻道(おうこくどう)という宗教じみた団体を作っていた。で、そこに行こうとシンイチが言うが、ヒカリはかつてそこにいて修行をしたと言うことで会いたくない、と言って降ろさせてもらった。

ミキは学校で進路面談を受けていた。このままでは出席不足で単位がもらえなくなる可能性がある、学校に来ることで気を紛らわすこともある、と言って欠席がちのミキに学校に来るように話す担任の山口先生だったが、「この先より、今やらなきゃならない大事なことがあるんで」と言うと帰ってしまうミキ。で、親友のラクに愚痴りながら帰るミキ。ラクは困ったことがあったら電話して、と力になることを(メール)で伝える。

シンイチとニシキは烏丸ダイゼンを訪ねて、ある中華料理屋にやってくる。その料理屋の2Fでは黄刻道の儀式が行われていた。ダイゼンの手下のランマルが二人を案内するも、ダイゼンは一度に一人の人物としか会わないと伝える。で、シンイチが一人でダイゼンと会うことになる。ダイゼンはシンイチが来ること、その理由までも分かっていた。会うと「伊佐凪ユキさんがあなたによろしく、と言ってましたよ」と告げる。更に、ユキを見殺しにしたことを責め、心を委ねろと言い、「ユキと会い、永遠の時間を手にしましょう」とシンイチの心を揺さぶる。やがて、シンイチの側にユキが姿を現した。

ミキは自宅でベッドに横になると、一人で幽体離脱を試みようとする。携帯が鳴っても反応しないミキ。ミキの意識は体を抜け出して夜の街に出ると、ユキを捜し始める。そんなところにラクがミキの元を訪れて来る。連絡してもミキが全く出ないいうことで、自殺したのではないかと思って心配になったのだった。ラクは声を掛け、玄関を叩くも、全く反応がない。それでもミキを呼び続けるラク。やがて、ラクの声がミキの意識にも届き、ミキの意識は体に戻った。で、意識を取り戻すミキ。玄関で自分を呼ぶ声に気づくと、よろめきながらも玄関に出る。ミキの姿を見たラクは安心する。で、「明日、一緒に学校に行こう」と言って、今晩はミキの所に泊まると言って上がり込んだ。

ダイゼンはニシキと会っていた。ニシキは「まだ力を上手く使えなくって...」と相談する。ダイゼンは「私に全てを委ねなさい」と言って今度はニシキを意のままにしようとする。また、その頃シンイチの身には異変が起こっていて、ふぬけの状態になっていた。

朝、制服に着替えたミキとラク。ミキが作った朝食を食べていると、突然激しい頭痛がミキを襲った。「先に学校に行っていて」と言うミキだったが、ラクは「学校に行く前に薬買ってくるね」と言うと出て行った。一人になると、ミキはユキに話しかけるが、直ぐに意識を失ってベッドに倒れ込んでしまう。やがてラクが薬を買って戻って来るが、その時ミキの姿は既になかった。ミキは赤いレインコートを纏い、ダイゼンの元に向かったのだった。

黄刻道にやってきたミキ。人々が祈りを捧げている姿を目にするも、激しい形相で睨むだけで、そのまま奥に進んで行くむ。が、ランマルが立ち塞がり「お連れの方、もうここから帰りたくないそうです」と伝える。「ダイゼンを出せ」と迫るミキだったが、ダイゼンは食事中と言うことで代わりに相手をするランマル。ミキは刀を手にするが、ミキの意識とユキの魂がミキの体の奪い合いを始めてしまう。それを見たランマルは攻撃を開始する。ということで、ユキの魂はミキに指示を出すことにした。

この場はやりにくい、ということで「表に出て」とユキ。ミキはそれに従って階段を下りると表に出る。ランマルはミキを追いかけいて行く。雨が降る中、狭い路地裏を逃げるミキは表通りに出る手前で立ち止まり、そこで対峙することに。刀を持って対峙するミキとランマル。ユキの指示に従ってミキは刀を操る。しかし、ランマルの前にミキは追い込まれてしまい、ピンチに。

「アイツの動きを目で追うんじゃなく、感じて」ユキのアドバイスに目を閉じてランマルを感じようとするミキ。ランマルを感じてその動きに会わせて刀を操るミキは、ランマルに手傷を負わせる。首から血を吹くランマルだったが、次の攻撃を仕掛けてくる。「奴は人間じゃない」と言うユキの言葉に動揺するミキだったが、何とかランマルの攻撃をかわす。やがて、刀も手から離れ、素手で立ち向かうミキはとにかくランマルの首を絞め続ける。もがくランマルもいつしか動かなくなる。(人間ではないランマルが首を絞められて最期というのは?→宿っているいる肉体の方が限界に達したと言うことですね。)しかしミキは「殺した感触が手に残っている」と言って泣き叫ぶ。これに優しく語りかけるユキは「ありがとう。眠ってて良いよ」で、ミキは眠りに入るが、そうなるとユキの魂がミキの体を支配し、ランマルの死体を見下すミキ(ユキ)。

シードでは、ヒカリが意を決したように立ち上がると、ダイゼンの所に向かった。ダイゼンはヒカリがやって来ることを分かっており、自分を消しに来たという目的も分かっていた。で、「それは無理だ」と言い、チェスに引き込むダイゼン。そんな中、ダイゼンに「何をしようとしているんですか?」と問うヒカリ。これに「君は正義と悪、どちらが正しいと思う。この世の中には悪と呼ばれる者が何故はびこる」と逆に問い返してヒカリの心をかき乱そうとする。が、ヒカリはそれに踊らされることはなかった。

やがてダイゼンは嫌気が差して「このゲーム、お前の勝ちにしてやるよ」と投げやりな態度に出る。そんな中、表に誰かがやってきたことを感じたダイゼンは「お入り下さい」と呼び入れる。入ってきたのはミキ(ユキ)だった。「消し去ってやる」と言うミキに、ヒカリを盾にするダイゼン。そして開き直るとこれまで重ねてきた悪行を口にする。更に「地獄は悪行を働いた者が行く場所だよな」と言うとミキ(ユキ)を同類だと言い捨てる。が、ミキの言葉によって観念することに。しかし「俺のような人間は後から湧いて出てくる」と捨て台詞を残すのだった。ミキは一刀両断に刀を振り下ろしダイゼンを倒した。ダイゼンは白骨化し、魔界に送られた。

水族館、ミキとラクが話している。さりげない会話の中に「地獄」という言葉が出てくるが、ミキはそれを受け止めると、姉・ユキが何をしに地獄に行ったのかを考えるようになった。

今回の物語は、ミキが自分のことを心配してくれる親友がいるということを改めて知り、今までは姉に甘えるような姿ばかりだったが姉の目的を考えるようになり、心の成長が見られた物語でした。でも、時間の制約もあるのか、シンイチとニシキに関しての描写が中途半端になってしまったのがちょっと残念でした。(雨の中のミキとランマルのバトルに少し時間を使いすぎた所ですね。→小向美奈子のアクションを見せるということでは、その目的はちゃんと果たしましたが...)

これで、全12話(放送は、メイキングのおまけがあるので全13回ですが...)の物語の半分が終了した。この後は2話で1エピソードとなるのではなく、3話で1エピソードとなる2つの物語ということになる。よって、次回は7話~9話の前中後編の「赤キ炎ノ追憶」をまとめて記す予定である。(3回分となるので、再来週ではなくて3週間後となります。)

 

 ↓本作のDVDです。(左:壱、右:弐)

 

↓原作はこちら

陰陽奉行 誕生編

陰陽奉行 誕生編

  • 作者: 浅井 恵子
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本

↓「幽体離脱」ということで

私の霊界紀行―驚異の幽体離脱体験記

  • 作者: F.C. スカルソープ
  • 出版社/メーカー: 潮文社
  • 発売日: 1987/04
  • メディア: 単行本

死後の世界は実在する―近似死体験、転生、幽体離脱が証明するもうひとつの世界の真実

  • 作者: 島 大蔵
  • 出版社/メーカー: 学研
  • 発売日: 1984/05
  • メディア: -

雑学 心霊現象の不思議な世界―霊魂・死後の世界・幽体離脱…の謎を解く

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日東書院
  • 発売日: 1991/02
  • メディア: 単行本

幽体離脱の謎

  • 作者: 中岡 俊哉
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 1990/09
  • メディア: 新書

↓「黄刻道」を見て思い出したもの

愛の戦士レインボーマン キャッツアイ作戦編

愛の戦士レインボーマン キャッツアイ作戦編

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2001/09/21
  • メディア: DVD

愛の戦士レインボーマン M作戦編

愛の戦士レインボーマン M作戦編

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2001/09/21
  • メディア: DVD

↓小向美奈子 関係

小向美奈子 写真集「KOKO」

小向美奈子 写真集「KOKO」

  • 作者: 松田 忠雄, 小塚 毅之
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2004/02/06
  • メディア: 大型本

KALMIA―小向美奈子写真集

KALMIA―小向美奈子写真集

  • 作者: 渡辺 達生
  • 出版社/メーカー: ぶんか社
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 大型本

小向美奈子 R21

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2007/03/23
  • メディア: DVD

小向美奈子 Atmosphere

小向美奈子 Atmosphere

  • 出版社/メーカー: ラインコミュニケーションズ
  • 発売日: 2004/02/20
  • メディア: DVD

ヴァンパイアホスト DVD-BOX

ヴァンパイアホスト DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2004/08/27
  • メディア: DVD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

LADYHAWKE(SOUNDTRACK..LIFEFORCE(SOUNDTRACK.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。