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陰陽少女#7,8,9「赤キ炎ノ追憶」 [特撮]

本作は、2004年第四四半期に放送された本作であり、今回、KBS京都の再放送に合わせて記しているものである。(7話からは前中後編の物語となったため、その3つを一つにまとめました。3話分を一つにまとめると、やはりある程度の量になってしまいました...)今回は、4つ目のエピソードとなる第7話から第9話の「赤キ炎ノ追憶」である。五行の玉も、「」「黒」「」に続いて「」です。このエピソードには「仮面ライダー龍騎」の大久保編集長を演じた津田寛治さんがゲスト出演していますが、津田さんは本作の少し前にはBS-iの「さそり」、現在は独立U局製作の「デビルシャドー」にも出演して、それぞれ怪演していますが、本作でも良い味を出しています。

東京近郊では、連続して爆破事件が発生して、多数の死者が出ていた。犯人からの犯行声明もなく、警視庁は捜査に行き詰まっていた。

シードでは、これまでに回収された勾玉(青、黒、黄)の調査を進めていたがなかなか解明できない。勾玉は五行を司るもので、木火土金水を意味している。現在は木土水は回収済みで、残りは火と金であった。現在はヒカリが勾玉から発せられる生命力の波動を探知する装置を開発中だった。そんな中、シンイチは、最近連続する爆破事件も何か関係あると感じていた。で、ある爆破事件の現場に行って調査を行い、その帰り道でニシキはかつてつきあっていた青池と街中で出会う。

ミキは放課後、公園にいて「外でも出来るかな?」と言うことで、幽体離脱を試みる。で、成功してミキの魂は姉・ユキのいる冥界に辿り着く。ユキはそこで剣を手にして鍛錬をしていたが、ミキに気づくと「もう、ここへは来るな。ミキの本当の居場所はここではないから」と言って追い返そうとする。更に「私はこの世の平和を守るために、ここへ来ただけ」と語る。そんな中、ミキは「お姉ちゃんを呼ばなくても出来ると思うんだ。(私だけで)頑張ってみる」と告げると、帰って行った。

肉体に戻ったミキの魂。そこにシンイチがやってきてミキに語りかける。ユキに会えることが出来るミキのことを羨むシンイチだったが、ミキは「この世の平和を守るために地獄に行った、と言っていた」と言うと、ユキの実験のことを語り始めるシンイチ。で、ミキは五行の残る2つを封印したらユキに会えなくなりのかが気になりだした。

そんな話しをしていると、ミキは公園の砂場で一人で遊んでいる少女の姿が目に入り、声を掛ける。その少女はナオといい、お母さんは死んじゃって、お父さんは仕事中と言うことで、一緒に砂遊びをすることにした。で、水を汲みに言ったナオの悲鳴を耳にしたユキは駆けつける。変なオッサンが女子トイレの前にいるナオに手を出そうとしていた。で、ミキはナオを助けて「ここ女子トイレよ」と言って蹴りを一発。飲み物を買いに行っていたシンイチも駆けつけるが、「最低最悪、中年変態男」と怒りが収まらないミキだった。

その頃、青池は爆弾を仕掛けようとしていたが、そこに由良という男がやってくる。青池は以前の爆破現場で由良の姿を見たことがあった。由良は青池に対して炎を発して撃退しようとするが、娘・ナオの危険を察知すると、慌てて帰って行く。

ミキとシンイチはナオを家に送ろうとしていて、家の側までやってきた。そこに由良が走ってやってきた。娘の無事な姿に安心した由良はナオと共に家に入ろうとするが、その時ミキは由良の手に切り傷があって血が出ているのに気づき、由良の手を触れる。その時ミキは由良にセンスを感じたが、「どうした?」と尋ねるシンイチに「何でもない」と答えただけだった。

由良は子供の頃から人体自然発火スポンティニアス・コンバッションですね。→「ケータイ刑事」ではすっかりお馴染みであるだけに...)の力があり、その力の恐ろしさに気づいて封印したが、1年前に妻の事故死(ひき逃げ)で封印が解け、憎悪と共に炎の邪心が大きくなってきた。最近は、連続爆破事件の気配を感じると、はやる気持ちを抑えながらも現場に足を向けていた。で、事件に巻き込まれた被害者を炎に包んで地獄に送っていた。

ミキは由良をマークしていて、朝、出社する由良の後を付けていく。で、電車を降りた由良は何かを感じた。そんな由良の後を追いかけるミキだったが、頭痛がして、姉・ユキが入り込もうとしてきた。

青池は由良が邪魔したことに苛立ちを感じていた。で、自分を邪魔したのが由良だということを調べ上げた。そうしていると、ニシキが青池を尋ねてきた。が、青池はニシキに雑言を吐くばかり。そして「最近世間を騒がしている連続爆破事件、犯人は俺だよ」と言うと、ニシキを追い払った。

シンイチの携帯に鍛冶からの電話が入る。鍛冶は帰国していたのだった。で、「聞かなければならないことがある」と言って、西寺という男と出会い、以前西寺はエジプト・ギザでユキとチームを組んでいたことを知った。で、ユキがエジプトにいたことを隠した理由を尋ねる。これに「話す必要がないと思っただけです」と答える。鍛冶は更に、ユキとミキの両親はエジプトで発掘中に事故死をしたが、本当に事故なのか、とも問う。「事故以外、何が考えられるんですか」と言うシンイチだったが、鍛冶は「西寺は俺がユキたちの親戚であることを知らずに恐ろしいことを口にした。会って話しがしたい」と言ってシンイチとセントラル・ビルのロビーに呼び出した。

ミキの体を支配したユキは手に刀を持って由良の前に立ちはだかった。由良は「こんにちは。ナオがよろしくと言ってました」と言うとミキの横を通っていこうとする。で由良が通り過ぎるとミキは刀を振り下ろそうとする。しかし由良が炎のバリアを放って吹き飛ばされてしまい、そのまま気を失ってしまう。その様子を感じたユキは「どうして?」と呟くが、そこに一人の男がやってきた...

ニシキはヒカリと共に火を操る男を捜していた。が、ニシキはそこで青池の姿を見かける。

道の上で気を失っているミキを助けたのはナオだった。で、「あんな所でどうして寝ていたの?」と尋ねるナオ。ミキはそれには答えず「そうだ、お礼に何か美味しいもの、作ってあげる。何が食べたい?」と言う。「カレーライス」と答えるナオを家に帰すと、ミキは材料を買いに行った。

セントラル・ビルのロビーでシンイチを待っている鍛冶。シンイチが現れると、「聞きたいことがある。答えによってはこっちにも考えがある」と最初に断るが、シンイチも「こっちもあなたに聞きたいことがあります」と言って西寺のことを問う。鍛冶も、シードが何をしようとしているのか問う。シンイチはミキとは古いつきあいと言うが、何があったかは知らない、と答える。鍛冶は「ミキにこれを渡してくれ」と言ってあるものを渡すと去っていこうとする。が、シンイチが「ユキに何があったんですか?」と尋ねてくる。鍛冶は「ユキは悪魔に魂を売ったんだ」と告げると去っていった。そうしていると、セントラル・ビルで爆発が起こり、またも多くの人たちが犠牲になる。由良は現場にいて、生き残った人たちを炎で包んでいた。その様子をシンイチは影から見ていた。が、由良に気づかれてしまう。

ビルの表、車の中から様子を見ていた青池は由良の姿に気づいた。そして「またあいつかよ」と言って悔しがっていた。そんな中、ヒカリがニシキを救出、更にシンイチをも助けてシードに戻ってくる。で、火を操る男が誰だか分かり、張り込みを開始する。そんな中、ニシキは青池との電話で、由良の家に爆弾を仕掛けたと聞かされる。シンイチはミキに電話を入れ、そのことを伝える。で「早く向かってくれ」と頼む。ミキはナオのことが心配になっては知って由良の家に向かう。

家に到着すると「外でご飯食べよう」と言ってナオを外に連れて行こうとするが「ダメ、お父さんが帰ってくる」と言ってそれを受け入れないナオ。そこにユキがミキの体に入ろうとして、頭痛に苦しむミキ。が、ミキが拒んで入ることが出来ない。そんなユキの所に現れたのは西寺だった。

由良もそのセンスを感じて家に向かって走る、走る、走る。

気を失ったミキの体にユキの魂が入り、ミキは爆弾を捜す。で、ユキの力で玄関に仕掛けられた爆弾を発見する。(爆発までは1分を切っていた。)で、刀でリード線を切断して残り2秒で停止させた。が、爆発を防いだミキはまたも気を失って玄関に倒れてしまう。ナオが駆け寄るが反応しないミキ。その時、玄関が開いて、青池が姿を現すと「病院に連れて行かなければ」と口にした。

シンイチたちも由良の家に駆けつけてきた。が、その時には誰も家にはおらず、玄関にメモ書きが置いてあるのを発見する。「娘を帰して欲しければここに来い この前に会ったビルの地下で待っている」と書かれてあり、ミキとナオが拉致されたことを知る。そこに由良も帰ってきて、シンイチに食ってかかる。ヒカリは必死になって由良を抑える。で、ニシキが「青池という爆弾魔、知ってますよね」と話し、一緒に指示された場所に向かう。

ビルの地下に監禁されたミキとナオ。青池は罠の準備をしていて、二人とは離れた場所にいた。で、ミキとナオは縛られたロープを必死になってほどこうとするが、ロープはほどけない。が、ミキの手を縛っているロープから煙が上がってくる。それはナオの心が生んだ炎であって、それを見たミキは驚くばかりだった。(が、ロープがほどけて脱出。)

罠を仕掛けた青池がミキたちの所に戻ってくる。が、二人の姿はなく、そこにはロープが落ちていたるで、悔しがる青池。そこにミキが青池の背後から棒を手にして襲いかかる。が、青池にかわされて、逆に壁際に追い込まれるミキ。青池はミキを目の前にして勝ち誇ったように「おとなしくしてろ」と言うが、突然、青池の腕が炎に包まれる。そしてその炎が青池の体を包んだ。怒りの思念に満ちたナオが発火させたのだった。

そこに「ナオ!」という声がして、由良たちが駆け込んできた。が、ミキは「来ちゃダメ」と止める。で、立ち止まった由良たち。あと一歩で青池が仕掛けた罠に引っかかる所だった。で、それを飛び越えてナオを抱きしめる由良。青池はヒカリに抱えられて警察へ。ナオを上に行かせた由良を睨みつけるミキ。そしてシンイチと共に3人は話しを始める。

が、ユキがミキに入ってこようとして、頭を抑えて屈み込むミキ。由良は「この憎しみを消すには全てを地獄にするだけだ」と言うと、炎を生み出してミキの体を包み込もうとする。で、ユキがミキの体を支配して、刀を手にして由良と対峙する。「あなたには、憎しみよりも守るものがある」と言うミキの言葉に由良は動揺し、ミキが炎の邪気を一刀両断し、魔界へ送った。で、赤い勾玉を回収。

倒れている由良の元に、ナオがやってくる。動かない父を見て「許さない」と言って美樹を睨みつける。が、ゆっくりと由良の手が動き、ナオを止める。「あの人は言い人だ。だからもう止めろ」とナオを諭す。するとナオの憎しみの感情は引いていき、そのまま気絶してしまうナオ。

ユキの元にやってきた西寺は語る。「勾玉もこれで四つ目。残るはあと一つ」そんな西寺に「あなたはここに何をしに来たの?」と問うユキ。これに「君を救いに僕はここに来た。あともう少しで終わるはずだ」と答えた。

シードに戻ったシンイチたち。が、ミキは眠ったままだった。そんなミキもようやく目が覚める。ミキのセンスはドンドン磨かれており、もはやシードの面々の力をはるかに超えていた。ミキは「するべきことが定まったから。お姉ちゃんに会って...」と言うが、今は疲れ果てていた。そんなミキはシンイチの上着に「ミキ宛」と書かれた封筒があるのに気づき、それを手にする。封筒の裏に書かれている「鍛冶より」と言うのを見たミキは封筒を開けて手紙ほとりだし、それを読む。それには鍛冶が突き止めた恐るべき真相が書きつづってあった。(ミキの両親は事故死ではなく、事故を装い殺された。そしてその事故の背景には...)

ユキはミキのことが気がかりであったが、西寺は「君は悪くない、すべきことをしただけだ。その邪心が君のセンスを弱らせている」と告げる。しかし「ミキ...」と妹のことが心配で...

一方、ミキは、手紙を読み終えると「こんなのよ」と言って取り乱し、泣き叫ぶことしか出来なかった...

次の物語は最後のエピソードとなる10話~12話の前中後編の「憎悪ノ果てに白キ残像」である。まずはシードの親会社である周星電機の役員が登場し、鍛冶は鍛冶、ミキはミキで大きく動き出し、ユキとの対決まであり、物語に決着が付くことになります。で、3週後にその3話分をまとめて記す予定です。(結局、全12話(5つのエピソード)の物語を5回で記すことになります。尚、13話として放送されたメイキングの方も今回の再放送で放送される様ですが、そちらは省略します。)

 

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