RATT『OUT OF THE CELLAR』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1984年に発表された彼らの2nd.アルバム(メジャー・デヴュー・アルバム)である。ヘビーメタルが丁度市民権を得た時期の作品であり、彼らもヘビメタを広く認めさせることに貢献したバンドの一つである。本アルバムのヒットはQUIET RIOTやBON JOVIの大ヒットアルバムには適わなかったものの、ヘビメタを認めさせることには大いに貢献した。で、1984年のBillboard年間アルバム・チャートでは41位にランクインし、レギュラー・チャートでは最高位7位を記録する大ヒットとなった。
収録されているのは以下の全10曲である。『Wanted Man』『You're In Trouble』『Round And Round』『In Your Direction』『She Wants Money』『Lack Of Communication』『Back For More』『Morning After』『I'm Insane』『Scene Of The Crime』。
この中からは『Round And Round』がシングル・カットされて、Billboardのシングル・チャートで最高位12位、1984年の年間シングル・チャートでは87位にランクインするビッグ・ヒットになった。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・ヒットした『Round And Round』は当然であるが、それ以外では『Wanted Man』『She Wants Money』『Lack Of Communication』『Morning After』『Scene Of The Crime』という所をピックアップしておく。捨て曲はなく、最初から最後までたっぷりと聴かせてくれる。特にギター・サウンドがお好きな方には、ツイン・ギターがたまらない。
本アルバムは'80'sのヘビメタ・ムーブメントを語る上では欠かすことの出来ない物であり、たっぷりと堪能しましょう!
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