ROSANNE CASH『SEVEN YEAR ACHE』 [音楽(洋楽)]
1981年に発表された彼女のアメリカでの2nd.アルバムである。(通算では3枚目で、1枚目はドイツでリリースした。)彼女はJOHNNY CASHの娘であるが、シンガーソングライターとしても確かな才能を持っていることで知られているが、本アルバムはそんな彼女が放った最大のヒット・アルバムでもある。Billboardのカントリー・アルバム・チャートではNo.1を獲得したのは当然であるが、レギュラー・チャートでも最高位26位を記録し、1981年のBillboard年間アルバム・チャートでも54位にランクインしている。
収録曲は2曲のボーナス・トラックが追加されて、現在は以下の全12曲になっている。『Rainin'』『Seven Year Ache』『Blue Moon With Heartache』『What Kinda Girl?』『You Don't Have Very Far To Go』『My Baby Thinks He's A Train』『Only Human』『Where Will The Words Come From?』『Hometown Blues』『I Can't Resist』『Feeling』『Seven Year Ache [Live]』。
この中からは3曲(『Seven Year Ache』『My Baby Thinks He's A Train』『Blue Moon With Heartache』)がシングル・カットされて、Billboardのカントリー・チャートでNo.1の座を獲得するというように、絶好調という時期でもあった。また、アルバム・タイトル・ナンバーである『Seven Year Ache』はBillboardのレギュラー・チャートでも最高位22位を記録し、1981年の年間シングル・チャートでも97位にランクインしている。
この中からの筆者のお薦め曲は、やはり『Seven Year Ache』が一番である。そして、シングル・ヒットを記録した『My Baby Thinks He's A Train』『Blue Moon With Heartache』の2曲、そして『Rainin'』と『Hometown Blues』をピックアップしておく。
父がアメリカの音楽界では大御所として君臨しているが、その父とは違うジャンルで光を放つ彼女であるが、やはり才能という所は父親譲りでもある。ただ、日本では「カントリー系」のサウンドは今ひとつ受け入れられない所があるが、'70's前半からのシンガーソングライターの流れを受けていると捉えたら、もっと受け入れられてもいい存在である。もっと聴いて欲しいアーティストの一人であり、彼女のサウンドを聴くのであれば、やはり本アルバムである。じっくりと聴きましょう!
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