ケータイ刑事銭形零22話(2nd.9話)[改訂版] [ケータイ刑事]
今回の物語は第22話(2nd.9話)「ケータイ刑事百回記念特別企画 ウマと呼ばれた男! ~織田信長殺人事件(前編)」である。タイトルにあるように、この物語が「銭形愛」から数え通算100話目ということになり、「泪・27&28話(2nd.14&15話)」以来のシリーズ2度目の前後編の物語として時代劇として凝った内容の物語の登場である。しかも「タイムスリップ」を絡め、「タイムパラドックス」についても言及している所はSFファンにもそれなりに配慮している。が、前後編の物語ということで、それぞれの物語を独立して見たら、お約束が全部出てこないということもあって、ちょっと物足りなさを感じるのは仕方のないところですね。(まあ、前後編の2本を続けて一気に見れば問題ないですが...)
ゲストは100回記念ということもあって、「ケー刑事」ではお馴染みの顔ぶれが集まっていて、豪華な顔ぶれと言うことになっている。(完全に「銭形ファミリー」になっていますね...でも、主役の銭形だけでは物語は続かず、みなさんがいるおかげで色々な物語が生まれるのですから、存在を忘れることは出来ません。)
尚、本記事のタイトルに「[改訂版]」とあるのは、「銭形零」は全話過去に一度記しているが、その時の記事をベースに加筆&修正を行ったため「[改訂版]」としています。(以前に記した記事をご覧く場合は、ここをクリックして下さい。)それではいつものように、長文&今更ながらのネタバレありで本編に行きます。
夜の雑木林、風呂帰りの五代さんが男を追っている。男は手にナイフを持って逃げている。が、逃げ足が速くて追いつけない五代さんは「逃げ足の速い奴だなぁ、サルなみだなぁ~」なんて言っているが、とにかく後を追う。しかし、穴に落ちてしまったようで...
あるコンビニ。零ちゃんが買い物をしている。店員さんに「五代さん、知りませんか?」と尋ねているが、「ここ2、3日来ていないよ」ということだった。で、零ちゃんのお買い物は1260円、財布を忘れたということで「携帯でも払えますよね」ということで、しっかりとスポンサーに配慮している零ちゃんです。(オサイフ・ケータイです。→でも、お店に入る前に(本来は、家を出る時に)財布を持っているかどうかは確かめましょう!)で、携帯で支払いをする零ちゃんでした。
買い物を済ませた零ちゃんは「3日も無断欠勤って、五代さん、どうしちゃったんだろう」と心配するが、そこに「♪バーボン刑事のテーマ」の替え歌である「♪鑑識刑事のテーマ」の着メロで柴田さんからの着信が入る。で、電話出ると、「妙な物が出てきたんだ」という柴田さん。零ちゃんも「妙な物?」と首をかしげるだけだった。
警視庁。戦国時代の武将の鎧と、現代のジャンパーが並んで置かれている。これらは織田信長記念館の蔵から新しく発見されたものであり、鎧は織田信長の甲冑、ジャンパーは五代さんのものだった。しかも五代さんの警察手帳も一緒に出てきたという。しかも科捜研が炭素同位体法で調べたところ、服と手帳は400年前のものと判明した。で柴田さんは「あり得ないよね。でも、この服は真実を語っている」と口にする。そうしていると、零ちゃんの携帯に「警視庁から入電中」と、事件を知らせる入電が入る。3日前から行方不明になっている五代巡査部長の物と思われる遺留品が赤坂の雑木林で発見された。直ちに現場に急行せよ、ということでした。
現場にやってきた零ちゃんと柴田さん。そこには「五代」と名前が書かれた洗面器や石鹸箱、タオル、アヒルの玩具が落ちていた。(アヒルの玩具にもしっかりと「五代」と書かれてある...)間違いなく五代さんの物だと断定する柴田さん。首をかしげる零ちゃんだった。が、零ちゃんはそこから少し離れた場所に、深そうな穴があるのを発見する。で、柴田さんと一緒にそこに移動する。で、覗き込む零ちゃんと柴田さん。「かなり深そうですね」と言う零ちゃんに、穴を覗き込んだ柴田さんは「まさか、この穴、ワームホールかもしれない」と口にする。(こういう分野は得意中の得意である柴田さんですが、ここからは柴田さんの独壇場となります。)柴田さんの説明で、別名・時空の穴。日食が起こる前後3日間、月の引力が地球の地軸に微妙な影響を与えて出来るという、過去と未来を繋ぐトンネル、と説明してくれる。更には邪馬台国の卑弥呼、平安時代の陰陽師・安倍晴明は時空の穴を通ってやってきた未来人だったという説がある、と語る。(未来人かどうかは別にして、「卑弥呼」は「泪・2nd.23話(アナザーストーリー・1話)」で、「安倍晴明」は「舞・4話」で、それぞれネタとして使われましたね。)ということで、五代さんはこの穴に落ちて、400年前の戦国時代に行ってしまったと推理する柴田さん。(服の説明も付くということです。)すると零ちゃん「(戦国時代に)行きましょう、柴田さん。私たちも」と言って、ワームホールが消え去る前に五代さんを連れ戻しに行くことを口にした。→好奇心旺盛というか、五代さんのことを本気で心配しているというか、こういう決断をする零ちゃん、いいですね~
戦国時代、織田邸。信長が弓を射ろうとして構えているが、矢が無い。で、弓を射る格好をする。(そう言えば、半海さんは「泪・2nd.24話(アナザーストーリー・2話)」でヒトラーを怪演していましたが、今回は信長です。)で、的の横に立っているウマと呼ばれる男が矢を手にしていて、的のど真ん中に矢を突き刺す。信長の側に控えている明智光秀が「流石、親方様、お見事でござる」と言う。(そんな形だったら誰でも百発百中だと思いますが...)すると信長は「世にかかれば弓など百発百中。たまには外してみたいものよ」とご満悦。これにウマは「お待ちを」と言って、ど真ん中に刺さった矢を抜いて、少し外れた位置に刺し直すと「残念でございました。僅かに的を...」と言う。すると、「気が利くな、ウマ」と高笑いの信長だった。(ウマというのが五代さんです。)それを見た光秀は「サル以上の太鼓持ちか...気をつけねば...」と警戒感を強めるのだった。
そうしているとサル(木下藤吉郎)が「大変です、親方様」と言って駆け込んできて信長に報告をする。今川義元3万の軍勢が尾張に向けて進撃中という知らせが入った、ということだった。織田軍は多く見積もっても3000ということで、攻められればひとたまりもないということで決断を迫られる信長。「困ったなぁ~」と言う信長は「逃げよう」と結論を出す。光秀は「親方様はこの尾張を捨てるおつもりで?」と尋ねるが「命あってのものだ」と言って、サルに自分を安全な場所に匿うように命ずる。が、ウマが「お待ち下さい、親方様」と言って割って入る。「ここは討って出るべきです」と言って、今川軍は桶狭間で休息すると思われるので、そこを奇襲することを進言する。光秀は「無茶なことを...」と言うが「ウマの言葉を信じてください」と言う五代さんは「必ずや親方様はこの戦に勝利し、それを足がかりに天下を取られるでしょう」と言って決断を迫る。(現代人ということで信長の歴史を知っているということで、名参謀ということになるのですかねぇ?)すると信長は少し考えてから出陣を決める。(ということで、この時間は桶狭間の合戦(1560年)の前日ということが分かります。が、歴史に介入している五代さん、SF物語ならばタイムパラドックスが発生しちゃいますよ...)
その頃零ちゃんと柴田さんは、戦国時代に出来たワームホールから出てきた所だった。零ちゃんは早速「柴田さん、ここ何処なんですか?」と尋ねる。柴田さんは周囲を見回すと、「桶狭間」と書かれた看板を発見し、そこに歩いていく。看板を見た零ちゃんは「桶狭間って、織田信長が今川義元をやっつけた所ですよね。授業で習ったばかりです」と言う。するとそれに頷く柴田さんは「桶狭間」のうんちくを語り出す。(零ちゃんは中学生ですけど、日本史「桶狭間」って小学校で習うと思うんですけど...→小学校からある「青葉台学園」は小中高校と一貫教育で、カリキュラムが普通の学校とは違っているのかも...?)
織田軍の陣地、光秀は今川軍に討って出ることに不安を感じていて、「やはり奇襲は危険かと」ということで、穏便に和議を結んだ方が得策だ、と信長に進言する。が、ウマは「なりませぬ」と言ってあくまでも今川義元の首を狙うことを改めて進言する。これを受けて信長はどうしようかと悩むが、そこにサルが「大変です、親方様」と言って報告にやってくる。今川軍3万が消えて、たった2名の兵力になったという。(南蛮服を纏った女と面妖な顔の男→なかなか当を得た表現ですね...)で、信長は不敵に笑い出し「天は我に味方した!」と言って、二人ならば自分で成敗すると言って自ら出陣していく。五代さんは「どうなっているんだ?歴史と違う...」と言っていました。
零ちゃんと柴田さんは西に向かって歩いていた。五代さんのことを心配している零ちゃんだったが、柴田さんは「もう、ちゃっかり信長の家臣になっていたりして...」と、やっぱりよく分かっていました。(何せ、五代さんと柴田さんはお互いの写真を持っている仲ですからね...(「舞・11話」))そう良いながら歩いている二人は、ホラ貝の音を耳にした。「戦いの合図?」と言う零ちゃんはちょっと不安げな表情をしている。すると目の前に信長の軍勢が現れる。織田の家紋があったことから、それが信長だと直ぐに分かった柴田さん。が、信長は、サル、ウマ、光秀の3人が組む騎馬戦の馬に乗っていて、弓矢を射る構えをしていた。で、零ちゃんたちの姿を見ると「今川軍発見!攻撃!」と言って矢を射る。矢は零ちゃんの足下に突き刺さり、びくつく零ちゃんと柴田さん。「本物ですよ」と零ちゃん、「洒落になんないよ」と柴田さんは腰を抜かして倒れる。(この後、柴田さんは「生まれる400年も前に殺されるんじゃあ...」というのが面白い!)が、それを見たウマは零ちゃんだと言うことに気がつき、2本目の矢を放とうとしている信長に「お待ち下さい、親方様」と言って待ったを掛けて「あの者たちは私の仲間の者でございます」と言う。また零ちゃんも五代さんということに気がつき「五代さん」と声を出す。これに信長は「ウマ、あの伴天連娘はそなたの仲間と申すか?」と問う。すると「いかにも、私の配下の者でございます」と答える五代さん。柴田さんは「ウマ」、零ちゃんは「配下」と言うところに引っかかる。五代さんは「ですから、命だけはなにとぞ...」と言い、零ちゃんには「信長様にご挨拶せえ」と指示する。「挨拶って?」と呟く零ちゃんだったが、この場は言われたようにするしかないということで、零ちゃんは信長に挨拶をする。「こんにちわ、信長様。本日はお日柄も良く、ご機嫌うるわしゅうございます」(ちゃんとした挨拶を言えるところは流石です。)が最後に「レレレ」を忘れない。が、信長は「妙なことをする女子じゃ、気に入った」ということで、織田家に迎えられることになった。で「やった」と零ちゃん、五代さんもホッと息を吐いた。
織田家の屋敷に戻り、五代さんと再会した零ちゃんと柴田さんは、五代さん事情を聴いている。五代さんの説明は、3日前、銭湯の帰りに強盗に出くわし、追いかけていたら突然穴に落ち込んでしまい、気がついたらサル(=木下藤吉郎)に助けられていたということだった。で、サルが信長に紹介したということだった。また、現代に帰っても巡査部長止まりだから、こんな美味しい人生はない、ということで、この時代にいることを選んだ五代さんだった。これに「何という短絡的な...」と柴田さん。零ちゃんも「ダメですよ、そんなことしたら歴史が変わっちゃいます」ということで、タイムパラドックスの説明を始める零ちゃん。また、柴田さんが補足的に説明をしてくれて、「だからこのまま何もなかったように、400年後に戻らなければならないんです」と五代さんを諭す零ちゃんでした。
零ちゃんは桶狭間で今川の軍勢は何処にもいなかったが、何処に行ったのか気になっていた。そうしていると、3人の前に「たのもう」と一人の男が現れ、「信長殿はおいででござるか」と問う。彼は三河の松平元康(後の徳川家康)であり、信長にお目通しを申し出てきたのだった。柴田さんが「後の徳川家康」ということを口にして、零ちゃんと五代さんも驚いて「家康」と言う名前を口にするが「家康ではない、元康じゃ」と返す元康だった。
信長を中央にして、光秀、元康、サルが並び、その反対側には五代さん、柴田さん、零ちゃんが並んでお膳の前に正座している。元康は、信長が今川3万の軍をたちどころにかき消したということで、祝いの酒を持って駆けつけたのだった。で、その酒をみんなに振る舞うことをサルに命ずる信長。で、サルが「みなさん、杯をお取り下さい」と言って杯を配る。みんなが1枚ずつ手にし、最後に残った杯を信長に差しだし、それを手にした信長に酒を注ごうとするサル。が、光秀が「お待ち下さい」と言ってそれを制し「万が一ということがございます。まずはこの光秀が毒味を」と言う。が、元康は「聞き捨てならんな」と反発するが、光秀はそれを無視して杯を手にして「さあ、サル殿」と言って自分の杯に酒を注ぐことを要求する。すると「しからば」と言ってサルは光秀の杯に酒を注ぐ。で、その酒を口にする光秀。が、毒は入っておらず「口に広がるまったりとしたこの芳醇な味わい、まさに三河の名酒・憲一」と口にする。(これに「憲一?三河(美川)?」と突っ込む零ちゃんでした。→こういう所は「ケー刑事」ですね。)で、元康に無礼を詫びる光秀。しかし元康は身をもって信長を守ろうとする光秀の機転に感服した、と返した。
これで安心して酒が飲める、ということで無礼講となる。で、サルが最初に信長に酒を注ぎ、続いて光秀に酒を注ぐ。が、それを見ていた零ちゃんは「レレレ」。サルは続いてウマ、柴田に注ぎ、零ちゃんに注ごうとするが「私はお酒は...」と零ちゃんは断る。(→時代が違うのに、未成年と言うことで酒を口にしないところは立派な心がけです。)で、サルは「これは失礼した」と言って元康の所へ。で、零ちゃんは目を閉じて考え始め、目を開くと「増せり、悪の数字」(ここでAパート終了。経過時間は18分を回ったところでした。よってBパートは7分を少し越えたぐらいと言うことになります。)
一同(但し、零ちゃんだけ除く)は「乾杯!」となって酒を口に運ぼうとする。が、零ちゃんが「待ってください、信長様」と待ったを掛ける。そして「そのお酒には毒が入っているかもしれません」と言う。信長は「毒じゃと?」と杯を置くが、五代さんは「何を言っているんだ銭形。たった今、光秀殿が毒味をしたばかりではないか」と言うも「毒が入っているのは信長様のお酒だけ」と零ちゃん。すると信長は側にあった金の鯱を飼っている水槽にその酒を注ぐ。すると、金の鯱が死んで浮かび上がった。(って、鯱はどう見ても生きていたとは思えないのですが、やっぱり「ケー刑事・ワールド」です。)で、信長は刀を抜いて、元康に突きつけて「そなたが毒を」と怒りの形相になる。が「違います、毒を入れたのは元康さんではありません」と零ちゃん。信長は零ちゃんの方を振り返ると「では誰だと申すか」と怖い顔つきで言う。すると零ちゃんは「毒を入れたのはあなたです。木下藤吉郎さん」とサルの方を向いて言う。が、サルは「何というじゃれ事を」と惚けるだけだった。「杯は各々が勝手に持って行ったではないか。わしにどうやったら信長様の酒にだけ毒を入れられたというのか」と逆に尋ねる。
零ちゃんは冷静に説明を始める。信長様にお酒を注ぐときだけ、徳利の口を左にした。他の人は全て右からだった。毒は徳利の口の左側にだけ塗っていた。ということで、柴田さんが立ち上がり、徳利を調べる。すると、徳利の口の左側から「南米産の猛毒・ウラリ」を検出した。(えっ?この戦国時代にウラリ?)で「動かぬ証拠ですね」と零ちゃん、信長もサルに問いただす。するとサルは「まさか小娘に見破られるとはな...」と犯行を認める。信長は刀を振り下ろそうとするが、「もはやこれまで」と言ってサルは逃げ出す。(この時、五代さんの警察手帳を落としていき、光秀がこれに気がつく。)零ちゃん、五代さん、柴田さんが直ぐに後を追うも、サルは逃げ足が速く、見失ってしまう。が、動機が分からない三人は、歴史が変わり始めたのではないかと考える。
そんなところに、藤吉郎の妻・ねねが「信長様、大変でござりまする」とやってくる。「とと様が、うちのとと様が...」と言うねねについて表に行くと、そこには藤吉郎が縄で縛られ、猿ぐつわをはめられていた。で、五代さんが猿ぐつわをはずし、ねねが縄を解いた。すると「面目ない、木下藤吉郎秀吉、一生の不覚」と言うが、すかさず信長が何事かと問いただす。で、サルは説明をする。自分と同じ風体をした男に襲われたと言う。で、信長の命を狙ったのはそのニセサルではないか、ということになる。また零ちゃんは五代さんと柴田さんに「ちょっと」と言って席を外す。
零ちゃんは五代さんに、追っていた強盗犯はどうしたのかと尋ねるが、穴ぼこに落っこっちゃったからなと知らない様子の五代さん。で、零ちゃんの推理は、その強盗犯もこの世界に来ていたのでは、と言うものだった。何せ、信長を殺そうとした毒物は南米産のウラリであり、この時代では手に入らないものだからである。そして、その強盗犯は歴史を変えようとして木下藤吉郎になりすましている、と考えた。
寝所で寝ている信長。人の気配に気づいて素早く刀を手に構えて「何奴」と口にする。そこにいたのは光秀であり「親方様、お話が」と言う光秀。そしてニセサルが逃げる途中に落としていった警察手帳を信長に示す。それを手にした信長は開いて見ると「巡査部長 五代潤」と書かれていて、五代さんの写真があった。(→五代さんの警察手帳だから、これは当たり前です。)「これはウマではないか」と言う信長。この時代には写真は無いので「見事な似絵(にせえ)じゃ。まるで生き写し...」と感心している。が、ニセサルがこれを持っていた理由が分からない。光秀の推理は、ウマはサルに助けられ、その時は南蛮服を着ていたということ、また、南蛮娘(零ちゃん)と面妖な顔の男(柴田さん)はいかにも怪しい、ということで、ウマが織田家転覆を企む南蛮からの密使だと言う。そしてニセザルもその仲間で、南蛮仕込みの妖術を使えばサルに化けるのも容易だというものだった。で、信長に早々に手を打つ(首を切る)こと進言する。
翌朝、起きて顔を洗っている零ちゃんたち。どうやってこの時代に紛れ込んだ強盗犯を捜し出せばいいのか分からない五代さん。が、零ちゃんはしっかりと考えていた。強盗犯は自分で天下を取ろうとしているので、織田信長以外の武将の所に行くとは考えられない。ということは、既に信長の家臣になりすましているのではと考える。五代さんは、それならば光秀だと、いつもの暴走推理を口にする。そこに「ウマ殿」と言って光秀がやってきた。「親方様がお呼びです」ということで迎えに来たのだったが、光秀に付いている二人の従者が槍を構えて...(ということで、「続」)
今回の物語は「前後編」の「前編」ということで、「謎は解けたよ、ワトソンくん」や「午前零時の鐘の声。…」という零ちゃんの口上、更には零ちゃんの出題する問題が無かったというのは、(仕方ないとはいうものの)やっぱり寂しいところである。(前後編の前編である「泪・2nd.14話」では口上は無かったものの「謎は解けたよ、ワトソンくん」はあり、それ以外にもミュージカル、特に泪ちゃんの歌う「泪 流して歩こうよ」があり、これが口上が無くてもおつりが来るだけの要素がありました。→「銭形雷」の1st.25&26話、2nd.12&13話も「前後編」ですが、それらの前編でも今回と同じような感じです。(特に、2nd.12話はオペラということもあって進展が遅い。)
既に時空を越えたことがある零ちゃんですが、今回は400年前の過去へ、しかも場所も東京ではなくて桶狭間まで移動するのですから、もはや何でもあり状態の「ケー刑事・ワールド」ですから、つっこみながらその世界を大いに楽しむのが一番ですね。
次回は第23話(2nd.10話)「ケータイ刑事百回記念特別企画 ウマと呼ばれた男! ~織田信長殺人事件(後編)」であり、今回の続きである。色々と見所がある物語ですが、やっぱり零ちゃんの白装束ですかねぇ。
鑑識メモ。今回は「柴田勝家の鑑識メモ」とタイトルが出るが、何のことはない、柴田太郎が鑑識の制服姿で登場する。今回は零ちゃん出題の問題が無かったので、その正解を述べなくて良いので、何をするかと思ったら小ネタである。(こういう鑑識メモは久しぶりですね。)で、柴田さんは刀を振るって織田信長の家臣・柴田勝家と言っていて、信長を助けるために桶狭間に参上したが、肝心の親方様(=信長)が不在という。で、カメラに向かってくせ者を発見、と言うと「成敗してくれるは」と言って刀を振り下ろして高笑いをするも、「出番で~す」と呼ばれると退散しました。→本当に暇つぶしの小ネタでした。
↓その他、お姉ちゃまたち
↓従姉妹とM2関係
ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム
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ケータイ刑事THE MOVIE2石川五右衛門一族の陰謀~決闘―+TVシリーズ雷★零
- 作者:
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2007/02
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↓「タイムパラドックス」に関して
アインシュタイン「双子のパラドックス」の終焉―「光・時間の遅れ・宇宙空間」その衝撃の考察
- 作者: 千代島 雅
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- 発売日: 1999/07
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アインシュタインの時間―解き明かされる相対性理論のパラドックス
- 作者: 前田 恵一
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バック・トゥ・ザ・フューチャー 20th アニバーサリーBOX
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2005/11/25
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↓藤吉郎、光秀、元康 関係
- 作者: 八切 止夫
- 出版社/メーカー: 日本シェル出版
- 発売日: 1978/09
- メディア: -
↓「南蛮」ということで
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