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デビルシャドー#10 [特撮]

今回10話のサブタイトルは「存在の証明」。澪が榊の子だったということで、澪は女神と悪魔の間に生まれた子供ということから、怒濤の展開になっただけに、今回もたっぷりとアクションではなく心のドラマとして見せてくれます。今回のBGMは映画「人間の証明」のサントラ盤を選んでみました。

前回のあらすじが簡単に入るが、涼子は切人から衝撃の事実を告げられ、澪は遂に榊と対面した。で、今回の物語がスタートです。

切人の言葉に涼子は「嘘よ、そんなの嘘よ」と信じられない表情でいるが、切人は源三が隠していたこと、予言者の言葉から「澪が榊の子」ということは事実だと判断した。

澪は榊に向かって「誰?」と問う。(確かに澪はこれまで榊と会ったことはありませんでしたからね。)これに榊は「神に見放された堕天使、人間界での名は榊」と答える。すると澪の表情が変わり「あなたが榊?切人は何処?」と問う。「切人はまだ来ていない」と言う榊だったが、澪は切人に対して「みんなを見殺しにした」と言って憎しみの心をあらわにした。が、続けて榊に向かって「あなたは私の母を殺した」と言って睨みつける。

鬼頭、沙耶、重岡はテーブルを挟んで話をしている。で、澪が榊の子供と言うことを口にした鬼頭は過去のことを語り、那美とはコンビを組んでいたが(子供が出来る)仲にはなっていなかった、と語る。重岡は澪の力に恐れを感じるが、沙耶は最近覚醒したばかりということで、澪のことを甘く見ているようだった。

榊は澪に、那美の話をする。(回想として出てくる那美・結花姉ちゃんの剣を構えるポーズがカッコイイ!)で、「那美はあくまである私に真っ向から戦いを挑んできた。その理由が君に分かるか?」と問う榊。が、澪は「どういうこと?」と言葉を返す。すると「君のお母さんは世界平和のために戦ったんじゃない。ある秘密を、その真実を消し去りたかっただけなんだ」と語る。が、澪は「お母さんは世の中の美しい物を守るために...」と言うが榊は悪魔の子である澪の宿命を断ち切るために戦った、と告げる。しかし澪は「嘘、そんなの嘘よ」と言うと、短剣を抜いて榊に襲いかかった。が、簡単によけられてしまう。更に榊は「切人を憎む気持ちは痛いほど分かる。奴は天使だからな」と澪の心を揺さぶる。そして前につきだした右手をそっと開く。するとそこに炎が現れた。(「陰陽少女」の由良の様ですね。)「私たちはこの炎から生まれた」と言う榊に、澪は水穂と一緒に目にした町での火の芸を思い出した。そうしている間に榊は「我が娘よ、共に戦い現世を魔界へと誘おう」と言い、右手の炎を澪に向ける。炎は澪を包み込み、これによって澪の中に悪魔の魂が目覚めた。

涼子は切人を問い糾す。「澪が榊の子であっても、悪魔の子であってもそれがどうした。那美さんの子でもあるんでしょう」と言い、人間界が魔界に呑み込まれるのを防がなければならないと切人を諭す。そして「澪は悪魔の子であっても、女神の子でもあるんでしょう」と告げる。すると切人は「分かった」と言った。で、澪を取り戻しに榊の屋敷に向かうことにした。

夜が明けた。澪は榊の後を付いていくが、顔には生気が無くなっていた。そんな二人が鬼頭がいる広間にやってきた。鬼頭は「ようこそ、神崎澪さん」と頭を下げる。榊は「切人はまだか?」と問うが、まだ切人は来ていなかった。切人は真実を知ってスキルが分裂し、神の遣いが迷い始めたと榊。

森の中、榊の屋敷に歩を進める切人と涼子。側までやってくると、木陰に隠れる。涼子は「澪に思念を送ってみる」と言って助けようということを伝えようとするが、切人は「無意味だ。お迎えが来た」と言う。「えっ?」と言う涼子だったが、頭に銃を突きつけられる。それは重岡だった。また、重岡の後ろには沙耶がいた。「どうして?」と問う涼子に「そいつ(切人)が教えてくれたんだ。思念」と答える重岡。で、涼子は切人を睨みつけ、心には疑いの気持ちが...

沙耶の後に切人と涼子が付いていき、重岡がその後ろから二人に銃を向けながら屋敷の広間にやってきた。広間では澪がテーブルの席に着いていたが、鬼頭は立ったまま、榊は奥に腰を下ろしていた。ドアの音がしたことでそちらを向く3人。ゆっくりと階段を下りてくる4人をじっと見つめている澪。

涼子は「澪を返して」と言うが鬼頭は「この現状でまだ戦う気が残っているなんて、たいしたものだなぁ」と小馬鹿にしたように言うと、続けて「お前は何故生かされたか知っているのか?」と問う。「えっ?」と言う涼子だったが「そんな話はどうでも良いだろう」と切人がそれを遮る。「それより早く魔神剣を手に入れた方が良いんじゃないか、ルシファー」と榊に向かって言う。これに切人のことをミカエルと言って、榊が言葉を返し、やりとりがいくつか行われる。その間、澪は全く視線を移動させることなく、じっとやりとりを聴いていた。そんな澪を見て切人が「澪は悪魔に目覚めたらしいな。もう手遅れみたいだ」言う。これに涼子が「どういうこと?」と尋ねるが、沙耶が「神の遣いは改心したということよ」と言うと剣を抜いて涼子を斬りつけた。で、倒れる涼子。直ぐに反撃に出ようとするが「お前だけが改心していないんだよ」と言って重岡が銃を突きつける。

すると、切人を激しく睨みつけた涼子は「信じた私がバカだったわ」と言って切人に裏切られたことを知った。で、重岡が「死ね」と言って銃の引き金を引こうとする。が、引き金を引くことが出来ない。切人が思念を送り、それを防いだのだった。そして「神の掟に背いた証さ」と言って思念を送り続ける。重岡の手にした銃はゆっくりと自分の口を銃口の正面にするように動かされ、そして引き金が引かれた。こうして緑色の血を流して重岡は死んだ。

それを見た榊はゆっくりと腰を上げると「気は済んだか。そろそろ魔神剣の元に案内してくれ。ミカエルくん」と口にする。澪は何も反応しないでいた。すると涼子が「澪、目を覚まして」と叫ぶ。立ち上がった澪の心には、源三、水穂、那美たちの顔が浮かび、「邪悪な魂を消し去れ」と言う言葉を思い出し、葛藤が始まる。それと同時に屋敷全体が揺れ始め、澪の体は炎と光に包まれる。榊は「那美か?」とこの様子が那美の仕業だと気づいた。切人は素早く涼子の側に移動し、そっと守るようにする。次の瞬間、閃光と共に澪、切人、涼子の姿が消えた。そして光は収まった。それを見た榊は「那美の魂が生きていたことを忘れていたな」と呟いた。

澪たちの姿が森の中に現れた。澪は「私の体には悪魔の血が流れている。今でも心の底にどす黒い固まりがあるのを感じる」と心を口にする。これに涼子は「助けてくれたじゃない」と言うが、すかさず「私の力じゃない。何か、別の力が」と言う澪。切人の方を振り向くと「お母さんが私に力を与えたの?」と尋ねる。切人は澪に背を向けたまま立ち上がると「君には悪魔の血も流れているが、神の力も宿っている」と答える。これに澪は自分の存在は?何のために生まれてきたの?と、今にも壊れてしまいそうだった。そして「普通の生活に戻りたい」と口にする。これに少し間をおいてから「澪は澪じゃないのか。どんな心を持とうが、どんな心に支配されようが、全ては自分自身じゃないのか」と言う。涼子がこれに続いて「今やるべきことは、榊を倒すことしかない。それにはあなたの力が必要なの」と力になってくれるように頼むように言う。が、澪は判断できなかった。

そこに物音がして、そちらを見る澪。森の精霊が現れたのだった。そして「心は一つになったか?お前が女神様の娘か?」と澪に向かって言う。澪はこれに何も言うことが出来なかった。森の精霊は「この樹海に彷徨う行き場のない霊魂を鎮めてやってくれ。生きている全ての人間や美しい物全てを守ってくれ。そのために悪魔を倒してくれ」と澪に語る。しかし澪には迷いが残っていて何も言わない。が、切人が一歩前に出て「案内してくれ、魔神剣の元に」と森の精霊に言う。これに大きく頷いた森の精霊。

館にいる榊は、澪たちが森の精霊に会ったことを関知していた。「向かいますか?」と鬼頭が問うが、榊は「一度目覚めた悪魔の血はそう簡単には元には戻らん」と言って、不敵な笑みを浮かべるだけだった。

森の精霊の案内で、切人、涼子、澪という順番で魔神剣の場所に向かう一同。が、澪の心は...

今回の物語は、クライマックスに向けての準備と伏線を張っておくという感じの物語でした。とりあえずは重岡を整理しましたが、これから怒濤の人員整理という形で最終バトルに向かう感じです。ただ、いつもは良い表情(特に力強さと少女の優しい気持ちが混じっている目)を見せてくれる阿井莉沙ですが、今回は展開もありますが、良い目が無かったのがちょっと...

次回(11話)のサブタイトルは「天使の反乱」である。このタイトルからすると、戦いを禁じられている切人がということが予想されますが、次回予告では沙耶と澪のバトルがあり、涼子にも死亡フラグがありました。そして澪が魔神剣に触れるようですが...あと2回ということもありますので、もう見逃せない展開です。

 

人間の証明

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