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STYX『KILROY WAS HERE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表されたコンセプト・アルバムであり、同時に短編SF映画「KILROY WAS HERE」のサントラ盤でもある。(この映画の方は殆ど知られていないですが...)歌詞に日本語で「ドモアリガト」(どうも有り難う)と出てくる『Mr. Roboto』があまりにも有名であるが、ドラマ仕立ての本アルバムは全編を通して聴いてもらいたいところである。彼らのキャリアでは、前作「PARADISE THEATER」が大ヒットした次のアルバムということもあって、やはり大ヒットとなったが、サウンドの方がかなりポップになったということもあって、これまでのファンの間では今ひとつ評判は良くないのですが... ちなみに、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートでは最高位3位、1983年の年間アルバム・チャートでは24位にランクインしている。

収録曲は以下の全9曲である。『Mr. Roboto』『Cold War』『Don't Let It End』『High Time』『Heavy Metal Poisoning』『Just Get Through This Night』『Double Life』『Haven't We Been Here Before?』『Don't Let It End (Reprise)』。

この中から生まれたシングル・ヒットは、『Mr. Roboto』(Billboardの1983年の年間シングル・チャートでは28位、レギュラー・チャートでは最高位3位)と『Don't Let It End』(Billboardの1983年の年間シングル・チャートでは60位、レギュラー・チャートでは最高位6位)がある。

筆者のお薦め曲は、たっぷりと聴かせてくれる『Don't Let It End』を筆頭に、『Heavy Metal Poisoning』『Just Get Through This Night』『Double Life』『Haven't We Been Here Before?』として、本アルバムを代表する曲である『Mr. Roboto』をピックアップしておく。

サウンドの方は、シンセサイザーを取り入れて、しかもそれが前面に出るという形となったため、これまでの彼らのサウンドと比べると大きく変わってしまった、と言うことになるが、如何にも'80'sらしい音となっている。これが聴いていても重くならないことになり、とても聴きやすいサウンドである。(コンセプト・アルバムは苦手という方は結構たくさんいるようだが、)'80'sサウンドがお好きな方も親しみやすいアルバムである。

 

Kilroy Was Here

Kilroy Was Here

  • アーティスト: Styx
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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