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SACCO E VANZETTI(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は、1971年のフランスとイタリアの合作である「死刑台のメロディ」である。この作品は1920年代に起きた「アメリカの裁判史上の汚点」と言われたサッコ・ヴァンゼッティ事件(1920年、アメリカ・マサチューセッツ州サウス・ブレーントリーで起きた強盗殺人事件の犯人として逮捕されたN.サッコとB.ヴァンゼッティがアナーキストであったことから、証拠不十分のママ1927年に死刑となった事件で、公正な裁判を要求する運動が世界的に広がった。→本作を見たら、どういう事件なのか分かります。)を映画化したものである。

映画データを記しておくと、監督はジュリアーノ・モンタルド、脚本はジュリアーノ・モンタルドとファブリッツィオ・オノフリの二人、撮影はシルヴァーノ・イッポリティ、音楽はエンニオ・モリコーネであり、主題歌をジョーン・バエズが歌っていて、この主題歌は話題にもなった。(サントラ盤でじっくりと聴きましょう。)出演は、ジャン・マリア・ヴォロンテ、リカルド・クッチョーラ、ミロ・オーシャ、シリル・キューザック、ロザンナ・フラテッロたちである。尚、リカルド・クッチョーラは本作でカンヌ映画祭男優演技賞を獲得している。

物語は、サッコ・ヴァンゼッティ事件を描いたものなので、それをご存知でない方は調べてみましょう。(1920年代に大きな社会問題になった事件なので、簡単に調べられますよ。)

本作の注目点は、物語だけでなく、音楽の方にもある。エンニオ・モリコーネの音楽が素晴らしく、心を打つ物がある。そしてジョーン・バエズの歌う曲が秀逸である。

サントラ盤には以下の全12曲が収録されている。『Hope For Freedom』『Ballad Of Sacco And Vanzetti: Introduction』『Ballad Of Sacco Vanzetti, Part. 1』『In Prison』『Ballaf Of Sacco And Vanzetti, Part. 2』『Sacco And His Son』『Ballad Of Sacco And Vanzetti, Part. 3』『Freedom From Hope』『Sentenced To Death』『Electric Chair』『Here's To You (Introduction)』『Here's To You』。

映画と共にサントラ盤の方もじっくりと聴いてもらいたい所であるが、サントラ盤単体もジョーン・バエズの歌が素晴らしく、『Ballad Of Sacco Vanzetti』(邦題:『死刑台のメロディ』)のPart. 1~3は必聴の曲であり、筆者としたらサントラ盤を聴いてから歴史の勉強と言うことで映画を見るということをお薦めしたい。(サントラ盤だけでも聴きましょう!)

 

Sacco And Vanzetti: Original Soundtrack From The Film

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  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Vanguard
  • 発売日: 1993/04/07
  • メディア: CD

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死刑台のメロディ

  • アーティスト: ジョーン・バエズ(vo), エンニオ・モリコーネ楽団
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 1994/01/21
  • メディア: CD

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死刑台のメロディ

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  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2003/06/06
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