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デビルシャドー#12[Final] [特撮]

最終回(12話)のサブタイトルは「最後の聖戦」。物語に決着が付きましたが、登場人物が次々と死んでいくという所は予想通りでした。今回のBGMはサブタイトルから映画「インディ・ジョーンズ~最後の聖戦」のサントラ盤にしようと思っていましたが、それを止めて、最近リリースされたばかりのMEAT LOAFのアルバム「地獄のロック・ライダー3 ~最後の聖戦」にしました。

前回のあらすじが簡単に入り、魔神剣をめぐって対立する榊と澪(親子)。が、榊の「我が娘よ」という言葉に動揺する澪。という所から最終回がスタートです。

切人が榊を止めようとして剣で向かってくるが、榊の思念によって動きを止められて反撃を喰らう。で、榊は切人に頭突き足蹴の連発でボロボロに追い込む。が、それを見ていた澪が「もういい」と漏らす。それでも切人は立ち上がって剣を榊に振り下ろそうとするが、榊が思念で受け止めてしまい、反撃できない。で、切人が手にしていた剣を奪った榊は、それを切人に突き刺した。で、倒れる切人。榊は「これがお前の運命だ。神が残酷な物だと思い知ったか」と勝ち誇ったように切人に言う。すると澪が「あなただって変わらないわよ」と叫ぶ。すると「お前だって感じていただろう、神の残酷さを。人間界なんて消えてしまえばいいと思っていただろう」と口で反撃に出る。が「そんなこと、どうでもいい。天使も、悪魔も、みんな消えて無くなればいい!」と澪は叫ぶと短剣を構える。すると榊は「私を消し去りたいのなら、戦うまでだ」と臨戦モードに。が、切人が立ち上がって榊を止めようとして「澪には手を出すな」と最後の力を振り絞って言う。が、その切人を足で蹴飛ばした榊。で、澪に近づいてくるが、その間に剣を構えて割って入ったのは鬼頭だった。

「神は用意周到だなぁ」と言う榊は鬼頭も神の遣いである大天使ガブリエルだったと見抜いた。鬼頭は剣を榊に向けるが、榊も剣を鬼頭に向けた。で、鬼頭の腹を貫く剣。その時、鬼頭の背中からは天使の羽根が出てきて光を放った。それを見た切人は「澪、魔神剣を!」と叫ぶ。すると短剣を閉まった澪は魔神剣の元に移動した。鬼頭は最後の力を振り絞って抵抗し、榊はその場に足止め。で、澪が魔神剣を握り、ゆっくりと抜いていく。魔神剣からは眩しいばかりの光が放たれ、洞窟の中にいる一同を吹き飛ばした。

光が収まると、洞窟の前に榊が倒れていて、澪が魔神剣を手に立っていた。ゆっくりと立ち上がる榊。澪は魔神剣を構えたまま榊の様子をじっと伺っていた。立ち上がった榊はゆっくりと澪の方に近づいていき「よこせ、その剣を...」と口にし、更に心理的に澪を追い込もうとする。が、澪は榊を拒んだ。榊は、全ては神が作りだし、神の作ったルールの下で生かされているゲームで、神のじゃれごとだと切り捨て、魔族の存在を澪を説こうとする。その言葉に動揺する澪。榊は澪を抱きしめ「デビルシャドーを手に入れよう。共に魔界に光を降り注ごうではないか」と言うも、「嫌!」とそれを拒否した澪は榊を突き放した。澪は自分のためにみんなが死んでいった。(→ここまで、澪と榊以外の登場人物は本当に全て死にましたかれねぇ...)私は一人ではない。心は繋がっている、と榊に語る。が、「その心を弄んでいるのは神」と榊。これに「あなたも同じよ。みんな同じ。みんな消えればいい!」と叫んだ澪は魔神剣を振り下ろした。

榊は魔神剣を素手で掴むと「魔神剣を手にした那美でさえ俺には勝てなかった。お前に何が出来るのだ」と言って反撃に出る。澪もこれに受けて立ち、剣を構えて対峙する二人。榊が炎を呼び起こし、反撃に出る。眩しい閃光の中、剣がぶつかり合い、光が消えた時、膝をついたのは澪だった。魔神剣は澪の手を離れて地面に突き刺さり、澪は口から緑の血を吐いて倒れた。澪の体からは既に赤い血は消え失せていた。

榊はゆっくりと地面に突き刺さった魔神剣の所に移動すると、それを手にしようとして手を伸ばす。が、その瞬間、魔神剣から光が放たれ、榊は手にすることが出来ずに吹っ飛ばされた。で「何故だ?」と叫ぶ榊。すると「あなたは選ばれし者ではない」と那美の声がした。振り返った榊の前には那美がいた。「あなたには魔神剣は握れない」と続ける那美。榊は「神は、俺を弄んだというのか」と問うが、「悪魔は心に宿るもの全ては幻」と言う那美。榊は怒りから剣を那美に向けて振り下ろし、那美が真っ二つに... が。その那美は幻だった。で、狂ったように「お前(神)を越えてみせる」と叫びながら剣を振り回す榊。

倒れていた澪が目を開けた。目の前には那美の姿があった。(結花姉ちゃんと阿井莉沙、雰囲気が似ていますね...本当に親子みたい...)「お母さん...」と言う澪。那美は「澪、全てを終わらせなさい」と言うと、姿が消えた。で、澪はゆっくりと立ち上がった。

澪が立ち上がったのを見た榊は「澪、デビルシャドーを呼び起こせ。俺に神を越える力を与えてくれ!」と叫ぶ。澪はゆっくりと魔神剣に手を伸ばし、しっかりと握ると、天に向けてかざした。そして呪文を唱え、デビルシャドーを召還し始めた。魔神剣からは光が天に向かって昇り、空には魔界への魔法陣が現れ、暗黒の雲が現れ、強力なエネルギーが魔神剣に帰ってきた。閃光の中、澪はそれを平然と受け止めた。

それを見た榊は「選ばれし者。お前が真の悪魔...」榊は呆然となって呟くと後ずさりを始め、全てを理解した。で、腰を抜かすように倒れ込む。デビルシャドーを手にした澪はゆっくりと榊に近づいてくる。で、澪は振り上げたデビルシャドーを榊に向けて突き降ろした。榊も観念して目を閉じる。が、デビルシャドーは榊を貫かず、ギリギリの所に突き刺さった。澪は榊にトドメを刺さなかった。そして「デビルシャドーよ。この迷える悪魔を救い給え」と言った。これに驚く榊。「榊、もはやデビルシャドーは呼び起こされた。魔界へと戻るがいい」と言うと、地面に突き刺さったデビルシャドーを抜き、榊に背を向けて立ち去っていく。榊はゆっくりと立ち上がろうとしながら「澪、お前は情けをかけるのか...神でさえ許すことが出来なかったこの私を...」と呟いた。そして手にしていた剣を自分の腹に突き刺した。悶え苦しむ榊の声が響くが、澪は足を止めたものの一切振り返らなかった。榊の背中に貫通した剣には赤い血がたっぷりとこびりついていて、榊は絶命して倒れ込んだ。まもなく、光が榊を包み込み、榊は魔界に戻っていった。

澪はデビルシャドーを手にしていて、一人で森の中を歩いていた。が、足を止めると思い立ったようにデビルシャドーを地面に突き刺し、手を放した。するとデビルシャドーから光の弾が天に向かって昇っていき、光の弾が降りてきた。「澪、何故魔神剣でトドメを刺さなかった?」と問う。その声は那美だった。「いつまたルシファーの魂が再生するとも限らない。澪、デビルシャドーを魔神剣と共に封印するのだ。そして私と一緒に天界に行こう」と語りかける。これに澪は「お母さん、善と悪の境界って何?そんなの何処にあるの?」と問う。更に「結局、善と悪ってタダの都合の良い思いこみに過ぎない。あらゆる感情を背負って人間は存在する。人間は生まれたときから罪と向きあって生きていくもの。神、天使、悪魔。そんなのどうでもいい。私は、私は普通の人間として生きていたい」と自分の気持ちを口にする。これに「だが、デビルシャドーを封印せねば悪魔として生きていくことになる。澪、それでも良いのか?」と尋ねる那美。

悪魔は人の心に存在する。そんな心、自分だけが持っていればいい」と決意を語った。「神がいるのなら、それもまた宿命」澪は悪魔として生きていく道を選んだのだった。そして森の中に消えていった澪。

東京、いつもと変わらない人混みの中、学校の制服を着た澪が歩いている。「私はこの人間界で普通の生活に戻る。そして私は生きていく。悪魔として...」と呟く澪の背中から悪魔の羽根が...

今回が最終回ということで、物語に決着が付いたが、澪が真の悪魔として生き残り、それ以外の登場人物は全て死んでしまいました。この枠はどうも登場人物を殺してしまうのがお好きなようですね。(「陰陽少女」でもかなり死んでいますし...)そして、ちょっと陰湿感のある色遣いの映像というのもしっかりと受け継いでいました。(またしばらくしたら、新たな作品を作ってくださいね。が、その時は何処と組むのでしょうか、KBS京都さん?)

途中で次々と登場人物に死亡フラグが立っていたので、最後は澪までも死んでしまい、神の遣いの切人だけが生き残り、神が全てを司る、ということに収まると思ったのですが、そうではなく、悪魔として澪が生き残ったとは... それにしても「天使」「悪魔」ということを物語に絡めてくると、やっぱり難しい物語になってしまいます。もう少し分かりやすく整理してまとめてもらいたかったところです。(でも、謎を解明しないまま終わってしまった某変身ヒーローよりは何倍も良かった良かった。)

澪を演じた阿井莉沙。細身の体なのに、終盤は力強さまで感じるいい演技を見せてくれました。でも決して「上手い」とは言えないものの、随所に良い表情をたっぷりと見せていましたし、主役をやると伸びるものですから、今後に期待したい所です。(年齢的にはもはや銭形を襲名できる年齢を超えているが、とりあえずは「恋日」で全く違う姿を見たい所です。→結花姉ちゃんに似ている雰囲気を持っているので、綾小路波子/波江の妹として「ケータイ刑事」に登場というのも悪くないかも...)

一方、結花姉ちゃんは、出番は多くなかったものの、美味しい役でした。出演者の皆さん、お疲れ様でした。ということで、これにて「終了」です。

 

 

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