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TALKING HEADS『MORE SONGS ABOUT BUILDINGS AND FOOD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表された彼らの2nd.アルバムで、元ROXY MUSICのブライアン・イーノをプロデューサに迎えた作品であり、彼らが世界的にブレークするきっかけになったアルバムである。特に、アートワークの方にも力を入れていて、ここも本アルバムの魅力である。(でも、CDの12cmサイズではその良さを完全に引き出せないのがちょっと残念である。)また、収録曲全11曲がラブ・ソングというのもちょっと新鮮なところである。で、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位29位を記録すると共に、1979年の年間アルバム・チャートでも49位にランクインするヒットとなった。

収録されているのは以下の全11曲である。『Thank You For Sending Me An Angel』『With Our Love』『Good Thing』『Warning Sign』『Girls Want To Be With The Girls』『Found A Job』『Artists Only』『I'm Not In Love』『Stay Hungry』『Take Me To The River』『Big Country』。

この中からの筆者のお薦め曲は、『Thank You For Sending Me An Angel』『Good Thing』『Warning Sign』『Take Me To The River』『Big Country』という所をピックアップしておくが、冒頭の『Thank You For Sending Me An Angel』から始まる彼らの斬新な音楽スタイルは、発表から30年近くが経過した現在でも全く色褪せるものではなく、新鮮な響きを聴かせてくれている。

それにしても、CDの時代になって、本アルバムのようなアートワークに凝ったアルバムというものが本当になくなってしまった。まあ、31.5cm角のLPジャケットと12cm程度のCDジャケットでは最初から表現できる範囲が違いすぎていますからね。(小さいと、場所を取らないという長所もあるが、表現という点では小さすぎるという短所も併せ持っている。)音質や操作性の改善という向上した部分があるのは事実だが、表現という点では後退したのがCDですからね。(だからといって、今後、より大きなものに戻るということはないでしょう。動画ジャケットやホログラムによる立体映像ということに発展することはあっても...)

本アルバムは、サウンドを聴く分にはCDで良いが、ジャケットまで含めた総合アートを考えるのであれば、是非ともLP(当然、中古レコード店に足を運んで探すと言うことが必要になります)で持っていたいアルバムである。(LPだと、壁に掛けておくだけで絵画や写真を飾っている気分にさせてくれます...)

 

More Songs About Buildings and Food

More Songs About Buildings and Food

  • アーティスト: Talking Heads
  • 出版社/メーカー: Warner
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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