「URI GELLER」 [映画(洋画)]
表題の作品は1996年のイギリス映画「超能力者 ユリ・ゲラー」である。ユリ・ゲラーと言えば、'70年代に「スプーン曲げ」「サイコキネシス」を始めとする超能力で、日本を始め世界的な超能力ブームを起こした人物であり、「超能力」と言えば彼の名前が真っ先に出てくるという具合である。2006年10月からBS-iが「恋する日曜日 ニュータイプ」という超能力を題材にしたドラマ(全13話)を放送し、そこでも彼の名前をネタに使っていたが、とにかく超能力と言えば彼の名前は欠かすことの出来ないものである。(「恋日・ニュータイプ」の放送が始まってから、この作品を随分と探していたが、ようやく見つけることが出来て視聴したということで、今回取り上げる。また、TBSが4月から「恋日・ニュータイプ」の地上波放送を始めたということで、本作の方もチェックされることをお薦めしたい。)
映画データを記しておくと、製作はゴードン・エラン、監督はケン・ラッセル、脚本はヤエル・スターンとケン・ラッセルの二人、撮影はホン・マンレー、音楽はボブ・クリスチャンソンである。そして出演は、テレンス・スタンプ、イーシャイ・ゴーラン、アイダン・アルターマン、ヘティ・ベインズ、デルフィン・フォレスト、レイチェル・エルナーたちである。また、ユリ・ゲラー本人もラストに登場する。
物語は、ユリ・ゲラーの自伝を元にしたものであり、実話だと思われるが、何処までが実話で、どこからがフィクションなのかが分からないような物語になっている。(全て実話と解釈もできるし、殆ど(全てとは言わない)がフィクションとも解釈できる。)
子供の頃から超能力を持っていたユリ・ゲラーは、力を持っていることに悩みながらも力を向上させ、その能力を使ったショーでビジネスの世界で活躍していた。ある日、彼の能力に目を付けた学者が、その能力を研究したいと言って、彼をアメリカに招いた。そして様々な実験を行う。そんな中で、ある日彼は、その能力を兵器に利用しようと考えた軍に拉致されてしまった...
展開は、「恋日・ニュータイプ」の最終話である第13話のような感じがするが、ケン・ラッセル独特の映像表現がされていて、この点に関しては注目されたし。尚、超能力に関しては、信じる/信じないは各自の判断で考えて下さいね。
↓DVDではなく、ビデオです。
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