WEIRD AL YANKOVIC『POLKA PARTY』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1986年に発表されたものである。彼の名前は、何と言ってもMICHEAL JACKSONをパロディにした「EAT IT」と「FAT」で知られているが、もう一つ彼には「ポルカ」というお得意のものがある。元々はボヘミア地方の民族舞曲であり、19世紀の前半から今日まで受け継がれているポルカというのは、言い方を変えれば民族ダンス・ミュージックということで、二拍子の軽快なリズムとテンポの良さで、心地良さを与えてくれるものである。本アルバムはそう言うものを中心としたものであって、パロディ・ソングのALとは全く違ったものが得られるものである。(といいつつ、パロディ系の曲もしっかりとありますが...)
収録されているのは以下の全10曲である。『Living With A Hernia』『Dog Eat Dog』『Addicted To Spuds』『One Of Those Days』『Polka Party』『Here's Johnny』『Don't Wear Those Shoes』『Toothless People』『Good Enough For Now』『Christmas At Ground Zero』。
ポルカというとアコーディオンというイメージがあり、何となく長閑なイメージがあるが、そういう基本を押さえながらも、彼のサウンドには彼独自の味があり、それが本アルバムでは炸裂している。筆者のお薦め曲はアルバム・タイトル・ナンバーの『Polka Party』ということに絞っておく。他の曲も良いのだが、やっぱりこの曲が本アルバム(ポルカ)を象徴している曲であり、この曲があってこその本アルバムだからである。シンプルだが、何となく人間の温もりを感じるアコーディオン・サウンドも時には良いものですよ。ただ、彼のコミカルな所は歌詞を完全に理解しないと分からないものであり、そこまで楽しむことはまた別物ということでよろしいかと...
コメント 0