帰ってきた時効警察#1 [ドラマ]
1年ぶりに、タイトルの通り(本当に)帰ってきた「時効警察」。第1話ということでとりあえず書くことにしました。(次回からはどうするかは分かりません。何せ、脳内補間が膨らみ過ぎちゃいまして、元に戻れなくなりましたから...)
今までのメンバーが入れ替わるということもなく、新メンバーとして真加出が加わりましたが、彼女について記すとしたら(筆者だったらこう書くだろうと予想出来ちゃった方もおられるでしょうね...)、真加出の正体は銭形雷である。銭形警視総監の特命で、正体を隠して「真加出」という偽名で、総武署の時効管理課(霧山)の成果を無駄にしないために配属されたのである。(何せ、正体を明かすと、階級は警視監であるため、総武署では最も階級が上になっちゃいますし...)一応、銭形雷は表向きにはフィンランド市警に派遣ということになっているが、実は総武署にこっそりと派遣されていたのでした。それもちゃんとした目的があるのである。(後述します。)
その能力は、いきなり競馬で勝ち馬を感じていましたが、「よどむ、悪の天気」と口にすれば正体がばれちゃうので、上手いことイカ焼きで誤魔化していました。
その他の登場人物については、キャラクタは変わっていないのだが、真加出が加わったことで一人だけ大きくイメージが変わったキャラがいる。それは蜂須賀である。彼は過去に一つだけ大事件を解決したということだが、それも怪しいと思っていたのだが、真加出によって実は彼は「銀田一ゴースケ2世」だったと解釈することで、それなりに納得です。(と言っても「迷探偵」なんですけど...)まあ、銀田一ゴースケ2世本人とするよりも、彼の影武者の一人だったと解釈した方が良いんですけどねぇ...
物語の展開も大きく変わることが無かったので、安心して見ることが出来たが、やはり大きな疑問が一つ。それは本当に「時効」が成立しているのか?ということである。(これは前シリーズでも感じたことです。)
今回の事件は「殺人」である。事件発生は1992年4月1日ということだったので、時効が成立するのは確かに2007年4月1日である。(2005年1月1日以降の事件だったら時効成立までの期間は25年ですが、それ以前の事件ですから時効は15年。→平成16年の改正刑事訴訟法)が、それは容疑者が15年間ずっと日本国内にいたことが前提条件である。剣道清彦だったら15年間ずっと日本国内にいたものと思われるが、キャスターの榎田美紗子だったら、どう考えても海外に行っていると考えるのが普通でしょう。まして、事件から15年を僅かに越えた所であるから、15年の間でトータル2週間も海外に行っていたら、まだ時効(公訴時効)は成立しないことになる。→キャスターという仕事だったら少しぐらいの期間は海外には行っていると考えて当然でしょう。
で、その対策として、霧山が(趣味で)時効になった事件を調べていることを知った銭形警視総監が銭形雷を総武署に派遣したのである。で、真加出は(ドラマ本編終了後の続きとして)時効が成立した事件の被疑者の情報を霧山から得て、それを極秘裏に警視庁に送る。で、警視庁の極秘チームがその被疑者の海外渡航歴を調べる。(本当に時効を迎えたかを確認する。)海外渡航歴が無く、または日数が少なくて時効が成立していたらどうしようもないので、そのまま不問にするが、もしもまだ時効が成立していないことが判明したら、その被疑者を逮捕する、ということである。
こうすることで、少なからずとも時効管理課(霧山)も無駄に国民の血税を使っていないということになる。(が、その事実を知っているのはほんの一握りで、霧山たちも知らない...)ということで、前シリーズから感じていた心のモヤモヤも解消されることになり、前シリーズ以上に楽しむことが出来そうです。
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