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「WAIT UNTIL DARK」 [映画(洋画)]

表題の作品は1967年の映画「暗くなるまで待って」である。(つい先週、4/12深夜(=4/13)にBS-2で放送したばかりです。)この物語は、元々は舞台劇であり、ストーリーはほぼアパートの一室の中だけで進んでいくという限られた範囲での物語であるが、それが緊張感のあるサスペンス・ドラマとして上手く使われている。ここではヘプバーンは盲目の人妻に扮している。

映画データを記しておくと、原作はフレデリック・ノット、監督はテレンス・ヤング、脚本はロバート・ハワード・カリントンとジェーン・ハワード・カリントンの二人、撮影はチャールズ・ラング、音楽はヘンリー・マンシーニである。そして出演は、永遠の妖精・オードリー・ヘプバーンと、アラン・アーキン、リチャード・クレンナ、エフレム・ジンバリスト・Jr.、サマンサ・ジョーンズ、ジャック・ウェストンたちである。

夫・サムが謎の女性から預かった人形には麻薬が隠されていた。その麻薬を奪い返すために組織のリーダーであるロートはマイクとカルリーノという二人の配下の男と共にサムのアパートに行く。妻のスージーは盲目であり、ロートたちはそれを利用して一芝居打って人形を取り返そうとするが、スージーに取っ手は恐怖のどん底にたたき落とされることになる...

本作は映画作品であるが、舞台劇を見ているかのような錯覚に陥ってしまうが、少ない場面を拓海に利用したストーリー展開と演出は素晴らしい。本作の様に殆ど移動しないで一ヶ所で物語が進んでいくサスペンスというのは、意外とハラハラドキドキさせてくれるということで、アイデア次第で傑作が生まれると言うことがよく分かる。(近年の大作映画は場所などにも凝りすぎている部分があるが、本作のように少ない場所でも傑作は出来ると言うことを学んで欲しいところである。)もう40年も前の作品ということで、現代のライフ・スタイルとはかけ離れた所があるのも確かであるが、サスペンスの方は色褪せるものではない。じっくりと見て、スリルを味わってもらいたい一本である。

 

暗くなるまで待って

暗くなるまで待って

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/08/04
  • メディア: DVD

↑決して、画像がおかしくなっているのではありません。そういうデザインです。)


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