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XTC『ENGLISH SETTLEMENT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らの5th.アルバムである。本アルバム発表当時は、CDというものがようやく誕生した時期であり、当然、アナログLPでリリースされたが、その時は2枚組のアルバムとしてリリースされた。当時の彼らは、本国イギリスでは既に人気を集めていたが、日本やアメリカではまださっぱりという時期であり、アメリカ・Billboardのチャートでは特に大きな記録は残っていないが、イギリスではヒットを記録している。また、日本では、本アルバムは1枚もののアルバムとして曲が選ばれた形の編集盤としてリリースされた。(やはり、ブリティッシュ・サウンドはアメリカに染まらずに独自のものがあります。)今でこそ、広く知られるようになったが、当時はまだマニア層にだけ支持されていた彼らであるが、そのサウンドは発表から四半世紀が経過しようとしているが、色褪せたところが無く、彼らの持ち味は光り輝いている。

収録曲は以下の全15曲である。『Runaways』『Ball And Chain』『Senses Working Overtime』『Jason And The Argonauts』『No Thugs In Our House』『Yacht Dance』『All Of A Sudden (It's Too Late)』『Melt The Guns』『Leisure』『It's Nearly Africa』『Knuckle Down』『Fly On The Wall』『Down In The Cockpit』『English Roundabout』『Snowman』。

この中からは、イギリスで『Ball And Chain』『Senses Working Overtime』『No Thugs In Our House』がシングル・ヒットを記録している。

この中からの筆者のお薦め曲は、『Senses Working Overtime』『Senses Working Overtime』『All Of A Sudden (It's Too Late)』『English Roundabout』『Snowman』というところをピックアップしておくが、いずれの曲もクオリティが高く、ポップでありながらも実にバラエティに富んだサウンドを聴かせてくれる。(当然のように捨て曲は全くない。→当時、日本盤のために曲をチョイスするのに、本当に苦労したでしょうね...)

今でこそ、本作発表当時にリリースされた日本盤のLPは希少価値ということで、プレミアが付いていたりするが、やはりここは全15曲収録のリマスター盤や輸入盤で聴いてもらいたいところである。(当時のLPは、コレクションとして所有しておくだけで、針は降ろさないのがよろしいかと...)

それにしても、'80's初期のイギリスって、本アルバムをはじめ、次々と傑作アルバムが生まれたが、本当に勢いがありました。本アルバムはじっくりと、そしてしっかりと聴いてもらいたいアルバムです。

 

English Settlement

English Settlement

  • アーティスト: XTC
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

English Settlement

English Settlement

  • アーティスト: XTC
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2001/08/21
  • メディア: CD

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