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THE ELEPHANT MAN(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1980年のアメリカとイギリスの合作映画「エレファント・マン」である。この物語は実話を元にした作品であり、人間ドラマである。また、白黒の映像がより深みのある雰囲気を醸し出している。だが、デヴィッド・リンチ監督は単なる人間ドラマにはせず、ホラー趣向のタッチを導入していて、単なる人間ドラマの範疇には収まっていない。(これは、本作がアヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞していることからもお分かり頂けるでしょう。)

映画データを記しておくと、原作はフレデリック・トリーブスとアシュリー・モンダギュー、製作総指揮を務めるのがスチュアート・コーンフェルドとメル・ブルックス、監督はデヴィッド・リンチ、脚本はクリストファー・デヴォアとエリック・バーグレンとデヴィッド・リンチの3人、撮影はフレディ・フランシス、音楽はジョン・モリスである。そして出演は、ジョン・ハート、アンソニー・ホプキンス、アン・バンクロフト、ジョン・ギールグッド、ウェンディ・ヒラー、フレディ・ジョーンズ、キャスリーン・バイロン、ハンナ・ゴードン、フレデリック・トレヴェスたちである。

物語は、19世紀末のロンドン。特異な容姿から「エレファント・マン」と呼ばれて見せ物小屋で人々に晒されているジョン・メリックという青年。ある日、外科医のフレデリック・トリーブスがその見せ物小屋を訪れ、彼の目に留まる。フレデリックはジョンの主治医となり、2人の交流が始まるが...

D.リンチ監督作品であるにもかかわらず、本作は音楽がアンジェラ・バダラメンティではない所がポイントでもある。(ジョン・モリスがダメと言うことではありません。逆に、彼が担当したことで、他のD.リンチ作品とは少し違った雰囲気を出すことに成功している。)この音楽がまた秀逸である。

で、サントラ盤に収録されているのは以下の全11曲である。『Elephant Man Theme』『Dr. Treves Visits The Freak Show And Elephant Man』『John Merrick And Psalm』『John Merrick And Mrs. Kendal』『Nightmare』『Mrs. Kendal's Theatre And Poetry Reading』『Belgian Circus Episode』『Train Station』『Pantomime』『Adagio For Strings』『Recapitulation』。

とにかく、本作のテーマ曲である『Elephant Man Theme』から哀愁感漂う悲しいメロディで、大いに泣かせてくれることになる。(これは映画史に残る名曲の一つです。)以下の曲も基本的に同じ傾向であり、たっぷりと哀愁に浸かることになる。映画と共にセットで鑑賞すると、ハンカチでは不十分で、タオルが必要になるかと思います。

 

The Elephant Man: Original Soundtrack From The Motion Picture

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