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THE FOUR FEATHERS(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は2002年のアメリカとイギリスの合作映画「サハラに舞う羽根」である。イギリスの古典的名作といわれるA・E・W・メイソンの「四枚の羽根」が原作の歴史スペクタクル作品である。物語がスケールの大きなものであるが、サントラ盤の方もそれに負けないスケールの大きな音楽を聴かせてくれている。

映画データを記しておくと、原作はA・E・W・メイソン、製作総指揮はポール・フェルドシャー、ジュリー・ゴールドスタイン、アロン・ライヒの3人、監督はシェカール・カプール、脚本はマイケル・シファーとホセイン・アミニの2人、撮影はロバート・リチャードソン、音楽はジェームズ・ホーナーである。そして出演は、ヒース・レジャー、ウェス・ベントリー、ケイト・ハドソン、ジャイモン・フンスー、マイケル・シーン、ルパート・ペンリー・ジョーンズ、クリス・マーシャル、アレック・ウェック、ティム・ピゴット・スミスたちである。

物語は、19世紀、世界の1/4を支配下に治め、更に勢力を拡大しようとするイギリス。青年ハリーは父が将軍であり、仲間からも信頼されているエリート士官であった。婚約者もいて、将来を期待されていた彼だったが、1884年、スーダンへの派遣が決まるが、ハリーはその戦争に意義を感じず、出兵直前に除隊してしまう。これによって仲間達から臆病者扱いをされるようになったハリー。追い打ちを掛けるように婚約者も去って行ってしまった。失意のハリーだったが、ある日元同僚たちの危機を知り、民間人としてスーダンへと向かったが... 戦火の中、3人の男女の愛と友情ををたっぷりと見せてくれる人間ドラマである。

また、本作の音楽もしっかりとしたスケールの大きなものであって、人間ドラマを拓海に盛り上げてくれる名曲を聴くことが出来る。サントラ盤に収録されているのは以下の全13曲である。『Makings Of A Fine Soldier』『Dance』『Harry's Resignation』『Sniper!』『To Abou Clea』『Martyrs』『Mahdi』『Letters』『Poison From A Friend』『Escape』『Ethne's Feather』『Ghost Of Serenity』『Coward No Longer』。

派手な曲は全く無いが、スケールの大きなサウンドが映画のストーリーに見事に融け込んでいて、それが人間ドラマを大いに盛り上げてくれる。考えてみれば、映画音楽は物語にマッチするのは当然であるが、音楽の方が目立ちすぎてしまうと、映画の方が喰われてしまって、いい方向には行かなくなる。(但し、ミュージカルは除く。)あくまでもメイン・ディッシュにはならないのが映画音楽としたらベストということになるが、本サントラ盤はまさにそういうものである。やはり、映画と共に聴いてもらいたいサントラ盤である。

 

The Four Feathers [Original Motion Picture Soundtrack]

The Four Feathers [Original Motion Picture Soundtrack]

  • アーティスト: James Horner, Rahat Fateh Ali Khan
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2002/09/17
  • メディア: CD

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サハラに舞う羽根

サハラに舞う羽根

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • 発売日: 2006/06/23
  • メディア: DVD

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四枚の羽根

四枚の羽根

  • 作者: A.E.W. メイスン
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1997/03
  • メディア: 単行本


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