THE LIFE OF DAVID GALE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は2003年の映画「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」である。(それにしても原題をそのままカタカナ表記にした邦題だなんて、あまりも芸がない邦題の付け方ですね。一捻りが欲しいところである。)鬼才アラン・パーカー監督の社会派のサスペンス・ドラマであり、ケヴィン・スペイシーの演技が重みのある人間ドラマをたっぷりと見せてくれる作品である。
映画データを記しておくと、監督はアラン・パーカー、脚本はチャールズ・ランドルフ、撮影はマイケル・セレシン、音楽はアレックス・パーカーとジェイク・パーカーの2人である。そして出演は、ケヴィン・スペイシー、ケイト・ウィンスレット、ローラ・リニー、ガブリエル・マン、マット・クレイヴン、ローナ・ミトラ、レオン・リッピー、ジム・ビーヴァーたちである。
物語は、死刑反対運動をしている同僚の女性を強姦した上に殺害したという罪で死刑が確定した元大学教授デビッド・ゲイル。そんな彼に単独インタビューすることになった女性記者ビッツィー。話をしている内に彼は冤罪ではないかと感じたビッツィーは独自の調査に乗り出す...
巧みな展開でサスペンス・タッチで描く物語は味がある。そして、こういうジャンルの作品では音楽の存在を忘れることが出来ない。だからといって、派手な音楽で、こちらが目立ってしまっては物語の方も今ひとつになってしまう。(サスペンスの場合は音楽が非常に難しい。)が、本作の音楽はそういう所はしっかりと心得ていて、なかなか良い仕上がりとなっている。
サントラ盤に収録されている曲は以下の全16曲である。『Another Bleeding Heart』『Almost Martyrs』『Ominous Lacan』『Ellis [Waterside Dub Mix]』『Pascal/Shack 2 Cell/Ominous Lacan』『Pena Huasteca』『Life Of David Gale』『Arrest/Bitsey Runs/Hospital』『Huntsville Epitaph』『Media Frenzy』『Motel/Houston』『Just To Hear Your Voice』『Ominous Drums/Ominous Pascal』『Waterside』『Dusty's Cabin/Almost Martyrs』『Tu Che Di Gel Sei Cinta』。
サントラ盤を単独で聴いていたら、特に目立つというような曲もないのだが、映画本編を見て、それから続けて本サントラ盤を聴いたら、映画の幾多のシーンが甦ってくる。おとなしいのだが、実に存在感のある音楽である。映画(DVD)とセットで揃えておくべきサントラ盤である。
The Life of David Gale [Original Motion Picture Soundtrack]
- アーティスト: Alex / Parker, Jake Parker, Giacomo Puccini, Rafael / Samperio, Willy Samperio, Monte Warden, Alex Ingram, Jake Parker, Nick Ingman, Janis Kelly, Justin Lavender, Mark Richardson
- 出版社/メーカー: Decca
- 発売日: 2003/02/11
- メディア: CD
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