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VAN HALEN『DIVER DOWN』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された5th.アルバムである。'70'sの終盤に抜群のテクニックでその名を馳せた彼らも、'80'sになるとスーパー・バンドとして活躍するようになっていた。で、本アルバムは大ヒット曲を飛ばし、存在感を大いにアピールすることになった。サウンドの方も洗練されていて、ポップな要素も出てきて、聴きやすさもある。で、大ヒットを記録して、Billboardのアルバム・チャートで最高位3位を記録すると共に、1982年の年間アルバム・チャートでも60位にランクインしている。

収録曲は以下の全12曲である。『Where Have All The Good Times Gone!』『Hang 'Em High』『Cathedral』『Secrets』『Intruder』『Oh, Pretty Woman』『Dancing In The Street』『Little Guitars (Intro)』『Little Guitars』『Big Bad Bill (Is Sweet William Now)』『Full Bug』『Happy Trails』。

この中からは『Oh, Pretty Woman』がシングル・ヒットを記録していて、Billbosrdのシングル・チャートでは最高位12位、1982年の年間シングル・チャートでは88位にランクインする大ヒットになった。また、この曲もそうであるが、3曲がカヴァー・ソングであり、原曲の良さを上手く引き出すと共に、彼ららしさもしっかりとアピールして、完全に自分たちの曲にしている。(で、ここでも「名曲はいつの時代でも名曲である」という言葉を証明してくれた。)

ギターのテクニックについては改めて語る必要も無いが、本アルバムでもその実力を大いに発揮していて、ギター・サウンドが好きな筆者も大好きなアルバムの一つである。で、本アルバムからのお薦め曲は『Hang 'Em High』『Cathedral』『Little Guitars』はもうたまりません。そして『Intruder』から大ヒット曲『Oh, Pretty Woman』と言う所は、つなぎを含めて感動ものである。

次作「1984」が本作を上回る大ヒットとなったことから、本作は彼らのキャリアの中では陰に隠れるような位置づけになってしまったが、それは結果的にそうなっただけのことであって、手抜きなどは本作には一切無い。と言うよりも、本作でポップになって聴きやすくなったサウンドを更に磨いてブラッシュアップされたのが「1984」と言ってもいいでしょう。ということで、本アルバムもしっかりと聴いておきたいアルバムである。(この時期(1982年)にリリースされたアルバムというのも、1983年のアルバムと同様に全体的にクオリティが高いので、ハズレというアルバムはありませんけど...)

 

Diver Down

Diver Down

  • アーティスト: Van Halen
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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