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LA REINE MARGOT(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1994年のフランス映画の「王妃マルゴ」である。この作品は、文豪・アレクサンドル・デュマの同名小説を映画化した歴史絵巻という物語である。絢爛豪華な16世紀のフランス・ルーブル王宮のセットが実に豪華で、実に華やかな作品である。物語は愛に生きた女・王妃マルゴと、彼女が愛した男たちの運命を描いたラブ・ロマンスである。

映画データを記しておくと、原作はアレクサンドル・デュマ、製作はクロード・ベリ、監督はパトリス・シェロー、脚本はダニエル・トンプソンとパトリス・シェローの2人、撮影はフィリップ・ルースロ、音楽はゴラン・ブレゴヴィッチである。そして出演は、イザベル・アジャーニ、ダニエル・オートゥイユ、ジャン・ユーグ・アングラード、ヴァンサン・ペレーズ、ヴィルナ・リージ、パスカル・グレゴリー、ミゲル・ボゼ、アーシア・アルジェント、ドミニク・ブラン、ロール・マルサック、ジャン・クロード・ブリアリ、たちである。尚、ヴィルナ・リージが本作でカンヌ映画祭で女優賞を獲得している。

宗教革命に揺れる16世紀、カトリックとプロテスタントが反目し合っている中、宗教統一という和解の名目で政略結婚をさせられることになったマルゴ。しかしこの結婚は、名目の陰に隠れた大虐殺事件を起こすための策謀であった。結婚の儀が行われたが、マルゴは結婚初夜を夫になったアンリと過ごすことを拒否すると王宮を抜け出し、町に出る。そしてそこでプロテスタントの貴族の青年と出会い、恋に落ちていく。そんな中、大虐殺事件の準備は進んでいて...

本作は1994年の作品であるが、この年は平安遷都1200年という年であり、京都映画祭がスタートしたのだが、本作はその第1回の京都映画祭で上映された作品の看板の一つであり、他の作品のチケットは売れ残りなどもあったが、本作は直ぐに前売りが売り切れてしまったということで、アジャーニの人気の高さが健在であることを示すことになった。

この時期の音楽となると、普通はバロック音楽などが浮かぶが、本作で使われた音楽はちょっと意外なものである。ということで、サントラ盤にも注目していただきたい。

サントラ盤の収録曲は以下の全14曲である。『エロ・ハイ(カント・ネロ)』『ロンディネラ』『サン・バルテレミィの夜』『』『子守歌』『ルダ・ネルーダ』『ウ・テ・サム・セ・ザルジェビア』『狩り』『マルゴ』『出会い』『マルグリット・ドゥ・ヴァロワとアンリ・ドゥ・ナヴァール』『結婚』『』『エロ・ハイ』。

16世紀のフランスが舞台ということを考えたら、あまりにもエキゾチックなイスラム系の音楽というのは、ある意味凄いことである。が、物語の方を壊すことなく、これが意外とマッチしているところがまた面白い。映画とサントラをセットにして楽しみたい作品である。(が、やっぱりアジャーニを見るためというのが一番ですけど...)

 

王妃マルゴ

  • アーティスト: ゴラン・プレゴヴィッチ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 1995/01/25
  • メディア: CD

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