BORN ON THE FOURTH OF JULY(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
本日は7月4日であるということから、表題の作品をピックアップしました。言うまでもなく1989年の映画「7月4日に生まれて」である。アカデミー賞で8部門にノミネートされたものの、受賞したのは監督賞と編集賞の2部門であった。それにしても本作は、「プラトーン」の影響もあってか、ベトナム戦争を題材にした作品が雨後の筍のように生まれた時期の作品であるが、内容としては「プラトーン」よりも優れている数少ない(と言うか、唯一と言って良いかもしれない)作品である。
作品データを記しておくと、原作はロン・コヴィック、A・キットマン・ホーとオリヴァー・ストーンが製作を担当し、監督はオリヴァー・ストーン、脚本はオリヴァー・ストーンとロン・コヴィック、撮影はロバート・リチャードソン、編集はデヴィッド・ブレナーとジョー・ハッシング(オスカー獲得)、音楽はジョン・ウィリアムズである。そして出演は、トム・クルーズ、ブライアン・ラーキン、レイモンド・J・バリー、キャロライン・カヴァ、キラ・セジウィック、フランク・ホエーリー、ジェリー・レヴィン、ウィレム・デフォー、トム・ベレンジャー、ジョシュ・エヴァンス、スティーヴン・ボールドウィン、ジョン・ゲッツ、リリ・テイラー、アビー・ホフマン、ジョン・C・マッギンレー、マイケル・ウィンコット、デイル・ダイ、ウィリアム・ボールドウィン、トム・サイズモア、ウェイン・ナイト、たちである。
7/4というのは言うまでもなく「アメリカ独立記念日」である。本作の主人公・ロン・コーヴィックは1946年7月4日に生まれで、愛国心に溢れてベトナム戦争に参加した彼は功績を挙げて英雄となったものの、負傷したことから挫折を味わい、帰国後は車椅子での生活を余儀なくされてしまう。そんな彼は心の葛藤を通し、やがて反戦運動に身を投じていくことになる。実話を元にした作品であり、見応えがある1本である。
また、サントラ盤には以下の全14曲が収録されている。『Hard Rain's A-Gonna Fall』『Born On The Bayou』『Brown Eyed Girl』『American Pie』『My Girl』『Soldier Boy』『Venus』『Moon River』『Prologue』『Early Days, Massapequa, 1957』『Shooting Of Wilson』『Cua Viet River, Vietnam, 1968』『Homecoming』『Born On The Fourth Of July』。
派手さはないものの、やはりジョン・ウィリアムズの音楽は素晴らしいですね。彼らしいスケールの大きな所を聴かせてくれます。やはり、映画と共にセットにしたいサントラ盤です。
Born On The Fourth Of July: Motion Picture Soundtrack Album
- アーティスト: John Williams
- 出版社/メーカー: MCA
- 発売日: 1989/11/20
- メディア: CD
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