「TOXIC AFFAIR」 [映画(洋画)]
表題の作品は1993年のフランス映画の「可愛いだけじゃダメかしら」である。この作品は軽いタッチのラブ・コメディである。(ということで、日本では迫害を受ける要素である「コメディ」「フランス映画」と2つも揃っているので、冷遇されていて、接する機会が少ない... DVD化ぐらいしろよ!と言いたいところである。)アメリカ映画のお洒落とは違ったセンスに満ちていて、なかなか楽しめる。また、I.アジャーニがとても良い味を出していて、こういう彼女を見ることが出来るというのもまた良いものである。(流石は演技派女優です。コメディも楽にこなすことができます。)
映画データを記しておくと、製作はミシェル・セイドゥー、監督はフィロメーヌ・エスポジト、脚本はフィロメーヌ・エスポジト、撮影はピエール・ロム、音楽はゴラン・グレゴヴィッチである。そして出演は、イザベル・アジャーニ、イポリット・ジラルド、ミシェル・ブラン、ファブリス・ルキーニ、セルジオ・カステリット、クレマンティーヌ・セラリエ、たちである。
パリのアパルトマンで一人暮らしをしているペネロープ・24歳はモデルであり、美人でセクシーであった。が、彼女は最近は仕事に身が入らず、精神分析医の元に通っていた。そんな中、恋人から突然別れを告げられ、彼女は蒼鬱状態に陥ってしまう...
物語は、ヒロインが失恋し、そこから立ち直っていくまでの3日間を楽しく描いたものである。I.アジャーニが演じるヒロインは、「美人なのに何故か男運が悪い」のだが、アジャーニほどのキュートな美人が演じる所がまた何とも言えないキャスティングである。そしてアジャーニの演技がまた妙に填っている。(これは彼女の演技力の賜です。)
日本では、本作の何年後かに、本作と同名のTVドラマ(本作とは関係はなく、某漫画のドラマ化です。)が製作されたこともあったが、内容は全く別物とはいっても、同名なのでもう少しは本作に注目が集まっても良かった(当然、本作とドラマを混同してこちらに流れてくるというのも含んでのことである。)のに、やっぱり日の目を見ることはありませんでした。もう少しフランス映画にもスポットを当ててもらいたいものです。本作の様な軽いタッチのラブ・コメディならば、宣伝を上手くすればヒットすると思うのですけどねぇ...(しかも本作のアジャーニは「美人」と言うより「可愛い女」ですし...)
↓一応、これがそのコミックです。
↓主運のI.アジャーニ関係
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