「LA TULIPE NOIRE」 [映画(洋画)]
表題の作品は1963年のフランス、イタリア、スペインの合作映画の「黒いチューリップ」である。フランス革命を舞台にした義賊・黒いチューリップの活躍を描いたアクション作品であり、アレクサンドル・デュマの小説を映画化した作品である。本作ではA.ドロンが二役を演じているが、とにかく本作ではドロンがカッコイイ!世界的な人気を獲得するのも、本作を見たら当然であろう、と思うところである。
映画データを記しておくと、時間は113分、原作はアレクサンドル・デュマ、監督はクリスチャン・ジャック、脚本はアンリ・ジャンソンとクリスチャン・ジャックの2人、撮影はアンリ・ドカエ、音楽はジェラール・カルヴィである。そして出演は、アラン・ドロン、ドーン・アダムス、ヴィルナ・リージ、フランシス・ブランシュ、エイキム・タミロフ、ロベール・マニュエル、アドルフォ・マルシリャチ、たちである。
物語は、フランス革命が起こる前、ジュリアンとギョームの兄弟は外見は瓜二つだが性格は真逆で、兄・ジュリアンは「黒いチューリップ」と意よれる義賊で、貴族を襲い人々から恐れられていたが、弟・ギョームは貴族たちからの信頼の厚い男であった。そんな中、ジュリアンはギョームに遺言を残して自殺した。その遺書に従い、「チューリップ」となって理想のために戦うことにしたギョームだったが...
フランス革命という動乱の時代のフランスの姿を巧みに映像化していて、華やかな雰囲気のある所は見所でもある。また、物語の方もテンポが良く、ヒーロー作品に求められる格好良さもあって、実に気持ちよく見ることが出来る作品である。特に、ドロンを際ただせる作品で、ドロンの虜になってしまう作品である。(ヒーロー作品であるので、主役が栄えなければなりませんし...)
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