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ケータイ刑事銭形愛21話 [ケータイ刑事]

今回の物語は第21話「ベルリンの壁殺人事件」である。この物語は芸能界・2人組のアイドル・パフィンクの仲が悪い、ということから事件に発展した物語である。(グループの場合、何かあったら直ぐに「仲が悪い」という事が言われます。)名前の元ネタはパフィーウインクというのは直ぐに分かるが、その両者の仲がどうかと言うと、ここでは触れないことにしておく。また、13話で「テレビに出たい!」とVサインをして色々とアピールしていた愛ちゃんですが、今回の物語ではなんと映画のオーディションを受けます。が、まるでやる気無しの愛ちゃん。五代さんが無断で応募したためだったが、そういうことをできるようなコンビになったということでもあります。(あおいさんはTV女優というよりも映画女優という風格があるので、裏事情を考えると面白い所でもあります。)それでは本編に行くことにします。

五代さんが拳銃を手にして突入しようとしている。いつもと違う緊張した雰囲気でのスタートだが、画面には「映画『スニーカー刑事』」というテロップが出ている。で、ドアをノックする五代さん。中から笑顔の愛ちゃんが出てくると「朝刊です」と行って新聞を渡す五代さん。で、今日は大事件と言う五代さんだったが「今日は非番でしょう」と愛ちゃん。ということで、二人は赤坂映画撮影所にやってきたのだった。(後に「赤坂○○」というものがこれでもかと登場することになる「ケー刑事・ワールド」であるが、そういうものの走りになった物語です。)で、撮影用の小道具を手にして遊んでいる愛ちゃんと五代さんだった。で、適当に遊んでから、今回の目的である映画「百と百子の髪飾り」(当然「千と千尋の神隠し」をいじっています。)という作品の妹役オーディション会場に移動する。

オーディション会場にはまだ誰もいなかった。そんな所に「君たち、オーディションは2時からだから、まだ入っちゃダメだよ」と注意する声がした。これに「そういうことじゃなくて、事件って聴いたんですけど...」と愛ちゃん。注意をしたのは「男はむなしいよ」シリーズの山田洋助監督だった。(元ネタは誰にでも分かる山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズですね。)五代さんは「役者の経験は無いんですが、才能は絶対にあるとお願いします」と言って、アピールするが「そう言うのは後で見るから」とあしらわれてしまう。で、愛ちゃんは笑顔になって「な~んだ五代さん。今日、映画のオーディション受けに来たんですか」と冷やかし、「だったら最初からそう言ってくれればいいのに、恥ずかしがっちゃって...」と言って五代さんが広げた紙を手にする愛ちゃん。

が、それを見た愛ちゃんは驚いた。「私?」と漏らす愛ちゃん。それは履歴書であって、「銭形愛」と書かれていた。愛ちゃんの警察の制服姿の写真まで貼ってある。(履歴書には「昭和59年11月4日生まれ」と書かれてあるけど、OPでは「昭和60年6月4日生」とあります。「あれ?」となるのだが、その先に「千代田区霞が関2-1-4」と書かれてあり、こういう番地は実際にはありません。→五代さんが適当に書いたということで、この誕生日もいい加減に書いたと考えるのだ妥当です。)で、ホワイトボードに「妹役」と書いてあるのを目にした愛ちゃんは事態を理解した。五代さんは山田監督に愛ちゃんを売り込もうとして後を追いかけていくが、愛ちゃんが「ちょっと待って下さい」と言って五代さんを捕まえて「どういう事ですか?」と問い糾す。が「このオーディション、絶対受かれよ」と言うと山田監督を追いかけて言ってしまった。

後を追いかける愛ちゃん。途中の廊下にはいくつかの映画のポスター(「コンセント」「PING PONG・ピンポン」「黄昏流星群」)が貼ってある。(パロディではなく、実際にある作品ばかりです。→パロディに走らないのは珍しい。あおいさんが出演していた作品でもないのですから...(「ピンポン」に山下さんが出演していました。))で。廊下を通って愛ちゃんは五代さんの姿を発見した。五代さんはパフィンクの楽屋の前にいた。で「パフィンクって、あの二人組のパフィンクですか?」と尋ねる愛ちゃん。これに「そうだよ」と答える五代さんはパフィンク・ナツミの楽屋を覗こうとする。が、ガードマンに止められる。そんな中、パフィンクのマネージャー・横山がナツミの楽屋から出てきてマキの楽屋に入っていった。それを見た五代さんは自慢げにパフィンクの事を語り「何にも知らないんだな」と愛ちゃんをちょっと小馬鹿にしたように口にする。(パフィンクの二人は別々の楽屋が用意されていたが、「二人組は仲が悪い」と言う五代さんでした。→愛ちゃんに対してバカにするような口を聞いていた五代さんですが、この後、妹・ちゃんに「知らないんですか~」とたっぷりと返されることになりますが、姉妹の違いを知るにも良い場面です。)

そうしていると、ナツミが楽屋から出てきて横山を呼ぶ。が、五代さんの姿を見て、丁寧に挨拶をするナツミ。(まあ、外部の人には当たりよくということですかねぇ。)で戻ってきた横山マネージャーには一般人と思われたことで、五代さんは警察手帳を見せて「警察の者です」ということが幸いしたのか、ナツミは「サインをしましょうか」と口にした。で、素早く色紙とペンを出す五代さん。すっかり忘れられた愛ちゃんは「私を山車に使ってここに来たんじゃないですか」と口にするも、五代さんの耳には届いておらず、愛ちゃんの事を完全に忘れている五代さんは、サインに自分の名前を入れて貰うように頼んでいた。で、ペンのインクが出ないと言うことで、ナツミは五代さんと愛ちゃんを楽屋の中に入れた。

楽屋の中にバームクーヘンを発見した愛ちゃん。で、ドイツのものということで、昨日までドイツに行っていたからと言う五代さん。ということで、五代さんはパフィンクのコアなファンだったと判明しました。(→後に、こういうコアなファンというのは柴田太郎さんの専売特許のようになっていきますが、五代さんも実は...、ということでした。)

その頃、隣のマキの楽屋では、マキが山田監督に文句を行っていた。マキは山田監督の作品でナツミの引き立て役になっている事に我慢が出来なかったのだった。そんな様子をガラス窓越しに見ていた愛ちゃんだったが、山田監督が気づいてカーテンを締めてしまった。で、マキを宥めようとする山田監督。しかしご機嫌斜めのマキは「ばらすわよ」と山田監督に迫る。これに山田監督は怒ってしまった。

そうしていると、サインが出来て「はい、潤くん」と言って色紙を渡すナツミ。「ありがとうございます。いやぁ、嬉しいなぁ~」と五代さんは大感激。そんな中、愛ちゃんが、ナツミの楽屋よりもマキの楽屋の方が広いことを口にする。するとナツミは、マキの部屋からこちらには入れるが、こちらからマキノ部屋には入れないことを漏らす。で、相づちを打つ五代さん。そして「うちの娘がオーディションわ受けたいと言ってるのですが、何とかなりませんか」とオーディションのことを口にする。が「娘?」と愛ちゃんはオーディションに興味は示さない。ナツミは「可愛い娘さんですね。いい線行けるんじゃないですか」と言って、自分の事務所に入ることを勧める。で、五代さんは舞い上がるが、愛ちゃんははっきりと「嫌です」

そうしていると、横山マネージャーが戻ってきて愛ちゃんと五代さんが楽屋の中にいることにクレームを付ける。「勝手に入らないで」と言って追い出そうとするが、ナツミが入れたことを言う。五代さんは「最後に握手だけ」と言って引き上げようとして手を出すが、横山マネージャーがそれを阻止して、追い出されるような形で外に出る愛ちゃんと五代さんだった。で、サインを貰ったことを喜んでいる五代さんに「サインを貰ったから、さっさと帰りましょう」と言う。これに五代さんはオーディションを受けろ、と言い、受かったらマネージャーをする、そうすれば毎日ナツミに会うことが出来る、と口にして、愛ちゃんに企みの全てがバレてしまった。(「知ってましたけど...」と冷めた愛ちゃんの反応でした。)そんな愛ちゃんはナツミの楽屋が狭いことに疑問を持ち、口にした。すると五代さんが説明をしてくれた。パフィンクはマキを売り出すために作られたユニットで、ナツミは最初はサブだった。が人気が出て立場は逆転。が、楽屋を入れ替える訳にはいかない、ということでした。それを聴いた愛ちゃんは「芸能界って切ないですね」と感想を漏らした。

オーディション。愛ちゃんが監督から「はい、読んで」と言われる。が「これ、声出して読むんですか?」と愛ちゃん。で、山田監督は怒って灰皿を投げ「当たり前だろうが!これは宮崎あかいが恋人の浮気を問い詰める大事なシーンなんだよ」(→「宮崎あかい」って、しっかりとネタが仕込んであります。)で、愛ちゃんは台本を完全に棒読みだった。(やる気がないのだから当然ですね。)これに山田監督はまたも灰皿を投げて「もういい、へたくそ。何処の事務所なんだ?」と怒ると、履歴書を手にしてそれを見た。「警視庁」と書かれていたことで「ふざけるな!履歴書ぐらいちゃんと書け!」と怒ってまたも灰皿を投げる。が、これを愛ちゃんがナイス・キャッチ。で、灰皿を手に構える愛ちゃん。これにひるむ山田監督。が、愛ちゃんは笑顔を見せると灰皿を床に置き、立ち上がって出て行った。(一応、五代さんの言うように、オーディションは受けた愛ちゃんでした。)

五代さんはパフィンクの楽屋前で警備員に色々と話しかけていたが、全く相手にされなかった。そんな中、ナツミの楽屋に横山マネージャーがやって来る。顔を出したナツミに「監督がお呼びだ」と伝えると、続いてマキの楽屋へ。で中に入った横山マネージャー。そこに愛ちゃんが戻ってきて「灰皿投げられた。むかつく」と五代さんに告げた。これに「何やってんだ」と五代さん。そうしていると、横山マネージャーが「誰か救急車呼んで」と叫ぶ声がした。で、愛ちゃんと五代さん、警備員はマキの楽屋に飛び込んでいった。

マキの楽屋。愛ちゃんたちが見たのは、ソファーに座って死んでいるマキだった。横山マネージャーがマキの手を握って泣いていた。ナツミも少し遅れて駆け込んできて、五代さんの「死んでる」という声に連絡を入れようとして飛び出していく警備員、「嘘でしょう」と呆然となるナツミも後ずさりするだけだった。

で、スタートして13分を回って、ここでようやく「警視庁から入電中」(いやぁ、今回はネタばっかりで、事件がなかなか起きなかったですからねぇ~)赤坂映画撮影所にて殺人事件発生。被害者は人気アイドル・二人組・パフィンクのマキ。胸部を刃物で刺され死亡。直ちに現場に急行せよ。(愛ちゃんは「もう現場に来てるよ」と言うつっこみは入れません。)

捜査を開始した愛ちゃんと五代さん。抵抗した跡はなく、身内の犯行と考えた愛ちゃん。五代さんも「外部犯の可能性はないな」と言う。犯行時刻前後にこの部屋に出入りした人間はおらず、五代さんが廊下にいて見ていたから間違いはない。よってこれは完全なる密室殺人だと断言する。が、愛ちゃんは「ナツミさんならばそのドアを使ってこの部屋に来ることが出来ます」と言う。(その頃、ナツミは自分の楽屋で横山マネージャーに当たり散らして泣いていた。)しかし、五代さんは鍵はマキの部屋からは開けられるが、ナツミの部屋からは開けられない、自分たちがこの部屋に入ってきたときには既にロックされていた、と言うことで「ナツミさんは絶対に犯人じゃない」と口にした。で「じゃあ誰が?」と愛ちゃんが漏らす。すると「捜査の基本も知らないのか」と五代さんは言い、第一発見者である横山マネージャーを疑った。愛ちゃんはガラス越しにナツミと横山マネージャーの様子を見ていて、「匂う、悪の香り」(ここでAパート終了。経過時間は15分を回った所でした。Bパートは11分に少し足りない所になります。また、アイキャッチの色はでした。)

愛ちゃんと五代さんは横山マネージャーに話を聞いている。五代さんは「第一発見者が犯人である可能性が最も高いんだ」と言うと、「お前が殺ったんだろう」と決めてかかる。これに「違いますよ」と犯行を否定する横山マネージャー。愛ちゃんは「あの二人に結構手を焼かれていましたよね」と問うと、何かとケンカをしていたことを証言する横山マネージャー。「それが動機だろう」と五代さんは二人がいつも張り合ってケンカするするのが面倒になって人気のない方を殺した、と言うが、横山マネージャーは否定するだけだった。

続いて山田監督に事情を聴く愛ちゃんと五代さん。愛ちゃんは、監督がさっきマキと揉めていたことを指摘する。で「痴話喧嘩ですか?」と愛ちゃん。これに五代さんが飛びついて「マキちゃんとできてたのか?!」が、山田監督はマキの方から言い寄ってきたと証言する。(マキは人気もなく芝居も下手、ナツミは人気もあり、歌も芝居も出来る。また、この前の映画はマキも出ていたが、ナツミだけがベルリン映画祭でを取った。)で、この映画もナツミが主役と決まっていたが、マキは山田監督を誘惑して役を取ろうとした。で、そのことをばらす、と言われた。これに五代さんは動機も状況証拠も揃っているということで「あんたが殺ったんだろう」と詰め寄る。が、山田監督は言葉を濁しながらも否定するだけだった。

そんな所に建物の外(ガラス張りのロビーで話を聞いていました。)に柴田さんが現れる。柴田さんに気づいた愛ちゃんはそちらに視線を移す。柴田さんはスケッチブックを手にしていて、そこに文字を書いて言葉なしで報告をする。「出たよ指紋」「あの包丁の柄には」「ガイシャの指紋が付いていました」で、五代さんが「ガイシャの指紋?」と声を出す。すると柴田さんは続けて「それも、血痕の下っ側に」で、愛ちゃんは「後から指紋を付けたのではなく最初から自分で包丁を握っていたってこと...」と漏らす。柴田さんは続けて「それから、ガイシャの鞄からこれが」に続いて、包丁そのケースを見せたのだった。

柴田さんが中に入ってきて3人で捜査会議。マキは刃物を自分で用意していたということから「自殺じゃないか」と言うが「自殺?まさか?」と愛ちゃん。が、五代さんは「最初からそうじゃないかと思ってたんだよ」と、これは何度となく口にした台詞です。すると柴田さんが「ウント・ゲルデン・フィンフ・シュタインバーグ」と言う。これに「はぁ?」と五代さん。柴田さんは「刃物メーカー」と告げる。これに愛ちゃんは素早くPDAを取り出して、もう一度言ってもらって、調べる。で、「ゾーリンゲン市の世界3大刃物メーカー」というサイトにアクセスし、ウント・ゲルデン・フィンフ・シュタインバーグはその中の1つのドイツのメーカーだと分かった。更にナツミは昨日までドイツに行っていた。

愛ちゃんは閃き、「ドアノブから指紋は出なかったんですか?」と柴田さんに尋ねた。これに「出たよ。だけどガイシャのマキさんのものだけね」と答えた。で、ナツミの部屋がマキの部屋には入っていけないということで、五代さんはお手上げ状態になり「まさにベルリンの壁だな」と呟いた。で、諦めムードになり立ち上がって移動を始める。そんな中、愛ちゃんはそれらのものから考えを張り巡らして閃き「あっ!」と声を出した。これに五代さんが「あっ、ってどうしたんだよ」と尋ねるが、愛ちゃんは「ああっ」そして「謎は解けたよ、ワトソンくん」(ここで五代さんのツッコミが入るが、柴田さんはシャーロック・ホームズのコスプレをしていました。→「・2nd.5話」のジャーロック・ボームズに繋がりますね...)

山田監督、ナツミ、横山マネージャーが話をしている。「今日は帰って」と言う横山マネージャー、「この映画も中止だな」と漏らす山田監督。ナツミは「やりましょうよ」と言っている。そこに銭形ストラップが飛んできて、ナツミの後ろで束ねている髪留めを落とし、ナツミの髪が垂れた。照明が消えると「愛の光で闇を討つ。…」口上を言いながら愛ちゃんが迫ってくる。「火傷するよ!」で対峙する愛ちゃんとナツミ。(白黒になった演出が味を出している。→「」の口上はシリーズの中で最も演出が凝っていて、しびれます。)

愛ちゃんが語り、ナツミは台本を手にして台詞を返す。で、愛ちゃんが事件の真相を語り始める。マキの鞄の中にナツミは包丁を入れた。そうしておけばマキは必ず自分の部屋に来る。で、その通り、包丁を握ってナツミの部屋にマキはやってきた。これによって包丁とドアノブにマキの指紋が付いた。マキはナツミの側にやってくると言い寄り、「こんなもの要らない」と言って包丁を机の上に置いた。これにナツミは「私もあんたなんか要らないよ」と言って手袋をした手で包丁を握り、マキを刺した。そしてマキの死体を運び、ソファーに座らせると、包丁を握らせ、自分の部屋に戻った。

これに五代さんが待ったを掛け、マキの部屋に内側から鍵がかかっていたこと問う。これに愛ちゃんは「簡単ですよ」と説明する。マキの死体が発見されてみんなが集まった時、マキの死体を見たナツミは呆然となって後ずさりをした。この時、ドアにさりげなく近寄り、ハンカチを使って指紋が付かないようにして鍵をかけたのだった。すると愛ちゃんに迫るようにナツミは「あの子は邪魔だったのよ。パフィンクはあの子のせいで人気が中途半端なの。私一人の方が売れるに決まってるじゃない」と悪びれた様子もなく吐き捨てた。そして「何で分かったの?」と愛ちゃんに尋ねるナツミ。これに愛ちゃんが答える。「あなたが書けないと言ったあのペン。本当は書けたんですよね。あなたは五代さんが刑事だと分かって密室殺人の証人にさせようとした。サインなんかして現場に弾き留めたかったんじゃないですか。私たちにアリバイ作りをさせるために」これにナツミは返す言葉もなく、呆然となるだけだった。そして五代さんがナツミ(本名は山本しのぶ)に手錠をかけて連行していく。数歩歩いた所で立ち止まったナツミは振り返って語った。「監督、台詞は全部覚えておくから」

事件解決後、そのまま赤坂映画撮影所を見学している愛ちゃんと五代さん。愛ちゃんは五代さんがアイドル好きだったと知ってほくそ笑んでいたが、ちょっとしたことから警察手帳を落としてしまった愛ちゃんは、それを五代さんに拾われ、写真があったことから「お前もアイドル好きじゃあ」と五代さん。が、素早く取り返した愛ちゃんは「これはアイドルではありません。まあ、ある意味私の中ではアイドルではありますけど...」と言う。で、「誰?」と五代さんが尋ねると、その写真を見せる愛ちゃんは「見たことありませんか」と言うが「男に興味ないから、俺」と五代さん。すると「ほら」と言って写真の裏を愛ちゃんは見せてくれる。そこには「昭和39年 銭形」と書かれていた。で「まさか?」と五代さん。すると「私のアイドル、おじいちゃま」と笑顔で愛ちゃんは言うと帰っていく。で「もう一度見せてよ」と言って後を追いかける五代さんでした。→尚、銭形警視総監の顔までは見せてくれなかった愛ちゃんでした。ところで、昭和39年(1964年)というと丹羽Pの生まれた年です。愛ちゃんは昭和60年(1985年)生まれということになっているので、愛ちゃんが持っていた銭形警視総監の写真というのは、愛ちゃんたちのお父さんが生まれて数年後と思われる。そうすると当時30歳ぐらいだろうと推測できる。となると、銭形警視総監は昭和10年代の生まれと考えるのが妥当というところでしょうね。

今回の物語は、「映画」というネタを上手く料理していて、「映画」を物語に上手く取り入れ、「映画」的な演出のされた「映画」に浸れる物語でした。映画的な表現は30分のTVドラマではテンポが違うものであって、取り入れられることは少ないのだが、やはりBSらしいところであり、やってくれます。

そして、五代さんや愛ちゃんの秘密がいくつか明らかになりましたが、結構ミーハーな五代さんはある程度予想通りだったが、13話では「テレビに出たい」とアピールしていたミーハーな愛ちゃんが映画は嫌だというのはどうしてなんでしょうかねぇ?→TV女優ではなく映画女優という貫禄のあるあおいさんですが、それを逆手にとっての物語でしょう。「宮崎あかい」もそうですが、そういう遊びをするスタッフですから...

次回は第22話「ひな人形連続殺人事件」という物語である。BS-iの初放送が2003/3/2ということで、その時はまさにピッタリという時節ネタの物語である。また、その真犯人は二桁(15人)もの人間を殺した連続殺人犯ということで、「ケータイ刑事」に登場する殺人犯人の中では最も多くの犠牲者が出た事件であり、最も凶悪な犯人と言うことも出来る。(国家転覆を企んだり、脱獄までする凶悪犯もいますが...)が、そのトリックって、男兄弟しかいない(男の一人っ子を含む)という人には分かりにくいでしょうね。(要するに、時節ネタのお雛様が関係している...)

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

↓ホームズに絡む物語はこちらに収録されています。

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

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  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

 

ケータイ刑事マニアルBOOK

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  • 作者: 宮崎 あおい, 堀北 真希, 黒川 芽以, 夏帆
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

↓今回のネタ集

THE VERY BEST OF PUFFY/amiyumi JET FEVER

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  • アーティスト: PUFFY, 奥田民生, 井上陽水, 草野正宗
  • 出版社/メーカー: ERJ
  • 発売日: 2000/07/05
  • メディア: CD

boom boom beat/お江戸流れ星IV

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  • アーティスト: PUFFY
  • 出版社/メーカー: KRE
  • 発売日: 2007/07/18
  • メディア: CD

WINK TREASURE COLLECTION

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  • アーティスト: WINK
  • 出版社/メーカー: ポリスター
  • 発売日: 1999/06/30
  • メディア: CD
千と千尋の神隠し (通常版)

千と千尋の神隠し (通常版)

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2002/07/19
  • メディア: DVD

千と千尋の神隠し DVD COLLECTOR'S EDITION

千と千尋の神隠し DVD COLLECTOR'S EDITION

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2002/07/19
  • メディア: DVD

コンセント

コンセント

  • 出版社/メーカー: ショウゲート
  • 発売日: 2006/06/23
  • メディア: DVD

ピンポン

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  • 出版社/メーカー: アスミック
  • 発売日: 2006/10/20
  • メディア: DVD

黄昏流星群 星のレストラン

黄昏流星群 星のレストラン

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • 発売日: 2005/10/21
  • メディア: DVD

黄昏流星群 同窓会星団

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • 発売日: 2005/10/21
  • メディア: DVD
男はつらいよ 49巻セット+特典ディスク2枚付

男はつらいよ 49巻セット+特典ディスク2枚付

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • 発売日: 2006/07/29
  • メディア: DVD

男はつらいよ DVDパーフェクトBOX

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  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • 発売日: 2001/07/21
  • メディア: DVD

男はつらいよ パーフェクト・ガイド ~寅次郎 全部見せます

男はつらいよ パーフェクト・ガイド ~寅次郎 全部見せます

  • 作者: 松竹株式会社
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2005/07/30
  • メディア: 大型本

↓参考まで

ベルリンの壁の物語 上 (1)

ベルリンの壁の物語 上 (1)

  • 作者: クリストファー・ヒルトン
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本

ベルリンの壁崩壊―フォト・ドキュメント1989・11・9

  • 作者: アンケ シュヴァルタウ, ロルフ シュタインベルク, コルト シュヴァルタウ
  • 出版社/メーカー: 三修社
  • 発売日: 1990/06
  • メディア: 単行本

ベルリンの壁の歴史

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: -
傑作ポケットナイフ (ワールド・ムック―世界の傑作品 (510))

傑作ポケットナイフ (ワールド・ムック―世界の傑作品 (510))

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ワールドフォトプレス
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本

包丁と砥石

包丁と砥石

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 柴田書店
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

↓五代さんにはこれを...

履歴書・エントリーシート・志望動機・自己PRの書き方〈2008年度版〉

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本シナプス
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本

ぜひ会いたい!と思わせる履歴書・職務経歴書・添え状の書き方

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  • 作者: HRS総合研究所
  • 出版社/メーカー: すばる舎
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 単行本

履歴書・職務経歴書の正しい書き方―自分の持ち味をうまくアピールする!

履歴書・職務経歴書の正しい書き方―自分の持ち味をうまくアピールする!

  • 作者: 金谷 恵司
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 単行本


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