COMMODORES『MACHINE GUN』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1974年に発表された彼らの1st.アルバムである。'80'sになってからMr.アメリカンといわれたライオネル・リッチーが所属していたグループということで再注目されることにもなった彼らであるが、その駆られのデヴュー・アルバムは後の彼らのサウンドとは少し違うものであり、'70'sの黒人グループらしいファンキーなところが出ている。が、息のあったコーラスの素晴らしさは本1st.アルバムからもしっかりと見られる。
収録曲は以下の全10曲である。『Machine Gun』『Young Girls Are My Weakness』『I Feel Sanctified』『Bump』『Rapid Fire』『Assembly Line』『Zoo (The Human Zoo)』『Gonna Blow Your Mind』『There's A Song In My Heart』『Superman』。
この中からは2曲のシングル・ヒットが生まれている。アルバム・タイトル・ナンバーである『Machine Gun』はBillboardのレギュラー・チャートで最高位22位を記録するヒットとなっている。(年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)また『I Feel Sanctified』は最高位75位を記録している。
この中からの筆者のお薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーであり、シングル・ヒットを記録した『Machine Gun』、シングル・カットされた『I Feel Sanctified』、それ以外では『Assembly Line』『There's A Song In My Heart』『Superman』という所をピックアップしておく。
後に、ソウルフルであり、綺麗なコーラスを聴かせてくれることになる彼らであるが、一味違ったサウンドというのもまた悪くないものである。ちょっとイメージが変わってしまうが、彼らの原点は本アルバムであり、そこからサウンドが大きく変わり、メロディアスなバラードを聴かせるようになったと思えば、これも新たな発見になる。'70'sサウンドを堪能できるという意味でも、本アルバムは一聴の価値がある。但し、後のCOMMODORESに心酔している方は、敬遠しておいた方がよいかも...(?)
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