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「STAGE DOOR/虎度門」 [映画(洋画)]

表題の作品は1996年の香港映画「喝采の扉」である。この作品は袁詠儀のキャリアにおいて、大きなターニング・ポイントになった作品でもある。既に女優としての技量も認められていて、香港を代表する女優に成長していた彼女であるが、本作で共演したジョセフィン・シャオの役者魂に感銘を受けたと語り、ここから更にワンステップ上の女優へと脱皮していくことになり、シリアスなドラマもこなしていくようになった。(常に向上心を持っていると言うことは良いことです。)

コメディ・タッチながらも、一人の女優が立ちはだかる困難を乗り越えて生きていく姿を描いた人間ドラマである。で、主演のジョセフィン・シャオは本作でアジア太平洋映画祭主演女優賞と台湾金奨主演女優賞受賞を受賞している。

作品データを記しておくと、1996年の香港映画であり、時間は98分である。原作はレイモンド・トゥ、監督はシュウ・ケイ、脚本はレイモンド・トゥ、撮影はビル・ウォン、音楽は大友良英である。そして出演は、ジョセフィン・シャオ、アニタ・ユン、ダニエル・チャン、デヴィッド・ウー、レイ・チーホン、たちである。

物語は、広東オペラの人気歌手・サムの苦難な人生わ描いたものである。サムは長年芸能活動を続けていて、人気のある地位を獲得していたが、引退して家族と共にオーストラリアへの移住を考えていた。が、そんな彼女の周囲では何故かトラブルが続いて起こる。夫が事業に失敗し、義理の娘が同性愛者だと発覚する。そんな中、彼女は新人女優・ユクションの面倒を見ることになる。そんなユクションの恋人・チュンは、20年前にサムが友人に預けて捨てた実の息子だと言うことが分かり...

本作の見所の一つに、広東オペラのシーンがあるのだが、スケールが大きく、しっかりと描かれていて、伝統文化の奥深さを感じさせてくれる。

そして、我らが袁詠儀は、今まで演じてきた役柄と違ってシリアスな演技を見せていて、今までの彼女とは違う一面を見せてくれている。「出会いは人を変える」と言われているが、本作でアニタがジョセフィン・シャオと出会った(共演した)ことによって一皮も二皮も抜けたのもまた事実であるが、そういう出会いを逃さずにステップ・アップに繋げる所も流石である。で、今まではアニタが出演していれば、キュートな魅力を期待したが、本作以降は(今までと同類の作品もあるが、)演技を見せてくれるようになり、一段と「女優・袁詠儀」の魅力が増すことになりました。(それにしても、袁詠儀は可愛い...)

 

喝采の扉【字幕版】

  • 出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ
  • 発売日: 1998/04/24
  • メディア: ビデオ

↓こちらの作品群のアニタと比べると、全然違います。

君さえいれば 金枝玉葉

君さえいれば 金枝玉葉

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 1999/09/24
  • メディア: DVD

金玉満堂~決戦!炎の料理人

金玉満堂~決戦!炎の料理人

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 2003/03/21
  • メディア: DVD

ボクらはいつも恋してる! ― 金枝玉葉2

ボクらはいつも恋してる! ― 金枝玉葉2

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1999/07/17
  • メディア: DVD


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