DEXYS MIDNIGHT RUNNERS『DON'T STAND ME DOWN』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1985年に発表された彼らの4th.アルバムである。彼らは何と言っても1982年に放った『Come On Eileen』の大ヒットで知られているが、'70'sの終わりから'80's前半にかけて活躍したバンドであり、独特のサウンドが印象強い。本アルバムは、そんな彼らの持ち味が活きたサウンドに満ちたアルバムであり、心が安らぐサウンドを聴かせてくれている。
収録曲は、1985年のオリジナル盤では全7曲であるが、2003年に再発された時には1曲のボーナス・トラックが追加されて全8曲となった。しかも、普通はラストに曲を追加するものだが、なんと1曲目、つまり冒頭に追加するという珍しいことを行った。これによって曲順に従って聴いていくと、少しイメージが変わることになった。
ここではボーナス・トラック追加の全8曲収録の再発盤の収録曲を記す。『Kevin Rowland's 13th Time』『The Occasional Flicker』『This Is What She's Like』『My National Pride (Formerly Knowledge Of Beauty)』『One Of Those Things』『Reminisce (Part Two)』『I Love You (Listen To This)』『The Waltz』。
1曲は12分を越える超大作、6分を越える大作が3曲ということで、長い曲4曲で33分を越えている。(カントリーのアルバムだったら、この4曲33分で、通常アルバム1枚分の時間に達している。)そして残り4曲で18分弱で、トータルとしては50分を越えている。(ボーナス・トラックなしのオリジナル盤では46分超でした。)
彼らのサウンドは独特のものがあって、この当たりはケビンの才覚によるものなのだが、その奏でるサウンドは絶妙のゆらぎがあって、心を和ませてくれるものである。確かに、1982年の大ヒットアルバム「TOO-RYE-AY」には敵わないものの、それでも彼ららしい土の香りがするサウンドはいいものである。皆さんにとは言わないが、'80'sサウンドがお好きな方であれば、チェックしておきたいアルバムの一つである。
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