BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は、1969年の映画「明日に向って撃て!」である。この作品は、アメリカン・ニュー・シネマの代表的な作品として、来るべき'70'sという時代に向けて生まれた傑作であるのは誰もが知っていることでしょう。ということなので、多くは説明しません。
とりあえず作品データを記すと、時間は112分、ポール・モナシュが製作総指揮を担い、製作はジョン・フォアマン、監督はジョージ・ロイ・ヒル、脚本はウィリアム・ゴールドマン、撮影はコンラッド・L・ホール、音楽はバート・バカラックである。そして出演は、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス、ストローザー・マーティン、クロリス・リーチマン、チャールズ・ディアコップ、ジェフ・コーリイ、サム・エリオット、ヘンリー・ジョーンズ、たちである。尚、本作はアカデミー賞で、オリジナル脚本賞、撮影賞、作曲賞、主題歌賞を獲得している。
物語は、19世紀の西部にその名を轟かせた2人組のゴア問う、ブッチとサンダンスの逃避行を画板二人の青春ドラマである。列車強盗を計画し、それが成功した二人。しかし追跡隊に追われることになり、二人はサンダンスの恋人を連れて南米・ボリビアに旅立ったが...
'60'sという時代に幕が下りようとしていた時期に製作され、公開されると同時に高く評価されて、760'sのアメリカン・ニューシネマを代表する作品に数えられることになったが、本作は映画だけではなくて、音楽の方も素晴らしい。ということで、サントラ盤の方も一緒に聴いてもらいたい所である。
で、サントラ盤に収録されているのは以下の全9曲である。『Sundance Kid』『Raindrops Keep Fallin' On My Head』『No Goin' Home Anymore』『South American Getaway』『Raindrops Keep Fallin' On My Head[Instrumental]』『On A Bicycle Built For Joy』『Come Touch The Sun』『Old Fun City』『Not Goin' Home Anymore』。
この中からは、何と言っても主題曲であるB. J. THOMASが歌う『Raindrops Keep Fallin' On My Head』(邦題:雨にぬれても)である。この曲は、大ヒットを記録してBillboardのシングル・チャートで4週間にわたって1位の座を獲得し、1970年のBillboard年間シングル・チャートでは堂々の4位を獲得した歴史に乗る名曲である。また、現在でも色んな所で耳にすることがあり、すっかりスタンダード・ナンバーになった曲でもある。また、この曲はインスト・バージョンもしっかりと収録されているという所が嬉しい所である。
それ以外の曲は、バート・バカラックのセンスが活きた曲が集まっていて、心を洗われるような綺麗な曲から、大地の力強さを感じるスケールの大きな曲まで、たっぷりと堪能させてくれる。
ところで、本作の邦題であるが「明日に向って撃て!」であって日本語の標準的な使い方である「向かって」というように「か」を入れるのは誤りである。
Butch Cassidy And The Sundance Kid (1969 Film)
- アーティスト: Burt Bacharach
- 出版社/メーカー: Spectrum
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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