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「SUDDEN IMPACT」 [映画(洋画)]

表題の作品は1983年映画「ダーティハリー4」である。前作から7年ぶりとなったシリーズ第4作であるが、本作はシリーズ中で唯一、イーストウッドが監督を務めた作品でもある。また、彼の監督作品としても10作目という区切りの1本にもなった。また、ソンドラ・ロックをはじめとして、イーストウッド映画の常連が集結しているが、これも製作までも兼ねたイーストウッドの力でしょうね。

作品データを記しておくと、時間は117分、製作総指揮をフリッツ・メインズが務め、主演と監督、制作の3役をクリント・イーストウッドが担当している。原案はアール・E・スミスとチャールズ・B・ピアースの2人、脚本はジョセフ・スティンソン、撮影はブルース・サーティース、音楽はラロ・シフリン、主題歌をロバータ・フラックが歌った。そして出演は、クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、パット・ヒングル、ブラッドフォード・ディルマン、ポール・ドレイク、ジャック・チボー、アルバート・ポップウェル、ロイス・ド・バンジー、オードリー・J・ニーナン、マイケル・カリー、マーク・キールーン、ケヴィン・メイジャー・ハワード、ベティ・フォード、ナンシー・パーソンズ、たちである。

サンフランシスコ市警のハリー・キャラハン警部は相変わらずのやり方で、市警上層部からは睨まれていた。ある連続殺人事件の捜査をしていたハリーは、北カリフォルニアのリゾート都市サン・パウロへ出張することになった。それは連続殺人事件の被害者の一人がこの町の出身だったためであった。捜査を続けている内に、この町でもシスコと同様の手口で殺人事件が起こっていることを知ったハリー。そんな中、ジェニファーという画家の女性と知り合ったハリーは、彼女が数年前に妹と共にレイプされたということ、今回の連続殺人事件の被害者はそのレイプ犯たちだという事実を知った...

本作は、派手なアクションの見せ場はやや少なくなり、ミステリー、人間ドラマとしてのドラマ部分が少し強くなっている作品である。(とは言っても、クライマックスはやっぱりやっている...)これまでのシリーズ作品のような派手な所を期待する方にとっては期待はずれということになってしまうが、シリーズ開始から12年の歳月が流れていたら、やっぱり変化があるのも当然である。この変化は、少し年を取って動きが鈍くなったイーストウッドをカバーするため、という見方も出来るが、イーストウッド自身が持っているハリー・キャラハンというキャラクターをより詳しく描ききった、と言うことにもなる。→本作公開時は前者が言われていたが、後にイーストウッドが監督として名声を得るようになると、次第に後者が言われるようになってきた。(一般的な評価というのはそのように時流によって変わるということです。)しかし、そういう評価など気にしないで、娯楽作品としても楽しむことが出来、ミステリーとしてもそれなりに楽しむことが出来るので、楽しめばよろしいかと...

 

ダーティハリー4

ダーティハリー4

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/10/06
  • メディア: DVD

↓シリーズ全5作のBOX

ダーティハリー DVDコレクターズBOX

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2001/11/23
  • メディア: DVD


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