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「F/X2: THE DEADLY ART OF ILLUSION」 [映画(洋画)]

表題の作品は1991年の映画「F/X2 イリュージョンの逆転」である。言うまでもなく、1986年の映画「F/X 引き裂かれたトリック」の続編である。登場人物も前作の登場人物がそのままである。が、前作から5年という歳月があっての続編ということで、時間軸が進んだことからくる多少の修正が入っている。しかし、本作は特殊効果に着目した作品ということで、5年という時間は技術の進歩が大きく、ちょっと辛い所があるのもまた事実である。

作品データを記しておくと、時間は108分、製作総指揮はリー・R・メイズ、監督はリチャード・フランクリン、脚本はビル・コンドン、撮影はヴィクター・J・ケンパー、音楽はラロ・シフリンである。そして出演は、ブライアン・ブラウン、ブライアン・デネヒー、レイチェル・ティコティン、ジョアンナ・グリーソン、フィリップ・ボスコ、ケヴィン・J・オコナー、トム・メイソン、ドミニク・ザンプローナ、たちである。

前作で大金を得たロリーは、現役を引退して恋人・キムとその連れ子・クリスと一緒に悠々自適の生活をしていた。そんな所に、キムの前夫で刑事のマイクから、連続婦女暴行殺人鬼を逮捕するために特殊効果を使うことを頼まれ、引き受ける。作戦は上手くいったと思われたが、第三者が現れてマイクが殺されてしまった。が、それは仕組まれたことであった。ロリーは内緒で仕掛けていた小型カメラの映像によって真相を知っていて、今度は命を狙われることになってしまう。そんなロリーを助けたのは、今は私立探偵となった(前作の刑事)レオだった...

物語の展開は、基本的には前作と同じであるが、スケールを大きくしたことが禍してか、空回りしてしまって、サスペンスとしては今ひとつ乗り切れていない所がある。(もう一ひねり欲しい所であった。)これは脚本の出来が今ひとつということに起因している。アイデアは良かったのだが、2匹目のドジョウを狙ったにしては、前作からの時間があまりにもありすぎたという所が、敗因である。結局、1作目はアイデアの勝利であったが、2作目は時間に負けた、ということで、シリーズ作品は難しい、ということです。

ただ、ストーリーに関しては難点があるものの、「特撮」や「特殊メイク」などについては見ておいても損はしない。これらに興味がある方はチェックしておいた方がよろしいかと...

 

F/X 2 イリュージョンの逆転

F/X 2 イリュージョンの逆転

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/05/18
  • メディア: DVD

↓前作はこちら

F/X 引き裂かれたトリック

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/05/18
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