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「HIGHLANDER 3: THE SORCERER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1994年のシリーズ第3弾となる「ハイランダー/超戦士大決戦」である。製作当時は「シリーズ完結編」ということになったのだが、2000年にシリーズ第4作となる「ハイランダー/最終戦士」がせいさくされることになった。(但し、これは日本では劇場未公開である。)→こういうことはよくあることです。が、かつてはシリーズ作品といえば全3作というのが多いのだが、暫く間をおいてから4作目が作られるというのが、最近は多いですね。それだけネタに苦しんでいるということも出来ます...

本作はシリーズ第3作であるが、物語を時間軸で捕らえれば、「1」の後にくるものである。(こういう時間上の設定というシリーズも幾つもあるので、珍しくないです。)

作品データを記しておくと、本作はイギリス、フランス、カナダの共同制作となり、各国のスタッフが終結している。また、時間は99分である。製作はクラウド・レガー、監督はアンディ・モラハン、脚本はポール・オウル、撮影はスティーヴン・チヴァーズ、音楽はJ・ピーター・ロビンソンである。そして出演は、クリストファー・ランバート、マリオ・ヴァン・ピーブルズ、デボラ・アンガー、マコ、マーティン・ニューフィールド、たちである。

物語は16世紀の日本。師匠ラミレスの死によってマクラウドは失意の中、日本に渡り、魔術師ナカノの元で、ニリの山の地下洞窟で修行を行っていた。そこへ、超パワーを持つマクラウドを倒して世界の支配を企む魔術師・ケインが部下と共に襲ってきた、ナカノは倒されるが、マクラウドは何とか難を逃れる。が、この時、洞窟は崩壊して魔術師たちは地底深く埋没した。それから時を経た1994年、ニューヨーク。マクラウドは古美術商ラッセル・ナッシュと名乗っていて、養子のジョンと共に人間として平穏な生活を送っていた。そんな中、日本のある大企業が伝説の霊山・ニリの近くに工場を建てたことからケインが復活した。そしてそこからマクラウドは再び戦いに身を投じることになる...

時間軸上も「1」の後ということで、「1」の設定が活かされていて、「2」で登場した「異星人」という設定は無視されたが、この方がファンタジックな要素があって、「ハイランダー」らしい雰囲気が出るところである。しかも、マクラウドがかつて日本で修行をしていたということで、東洋と西洋が融合したようになり、こういう設定は大歓迎である。(「宇宙人」という安易な発想に走らなくても、が得れば面白くなるのである。)

アクションの方もたっぷりと見せてくれていて、迫力満点のSFXと共に、なかなか見応えのある作品に仕上がっている。(少なくとも「2」よりはずっと出来が良い。また、「2」が未見という方でも「1」を見ていたらついて行ける物語でもある。)'90'sのアクション作品としたらお薦めの1本である。

 

ハイランダー3 超戦士大決戦

ハイランダー3 超戦士大決戦

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 2001/06/22
  • メディア: DVD

↓シリーズ1作目はこちらです。

ハイランダー 悪魔の戦士

ハイランダー 悪魔の戦士

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2004/11/25
  • メディア: DVD


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