「HALLOWEEN 6: THE CURSE OF MICHAEL MYERS」 [映画(洋画)]
表題の作品は1995年の「ハロウィン6/最後の戦い」である。前作から6年ぶりの新作となって、シリーズ第6弾となったが、本作はルーミスを演じたD.プレザンスの遺作でもある。(本作完成後に亡くなった。)そのため、シリーズ完結編ということになったが、3年後の1998年にシリーズ第7弾となる「ハロウィンH20」が製作されることになった。尚、本作は日本では劇場未公開であり、日本での人気はやはり今ひとつ盛り上がらなかったのは前作と同様であった。
作品データを記しておくと、ぬ世酔え年の作品で、時間は88分である。テーマ音楽は第1作のジョン・カーペンターのものが使われている。製作はポール・フリーマン、製作総指揮はムスタファ・アッカド、監督はジョー・チャペル、脚本はダニエル・ファランズ、撮影はビリー・ディクソン、音楽はアラン・ハワースである。そして出演は、ドナルド・プレザンス、ポール・スティーヴン・ラッド、マリアンヌ・ヘイガン、キム・ダービー、ブラッドフォード・イングリッシュ、ミッチェル・ライアン、スーザン・スウィフト、たちである。
物語の方は、マイケルが死んで5年。すっかり平和になったハドンフィールドだったが、茨の呪いという肉親殺害に駆り立てる者によってマイケルが復活。一方、成長したジェイミーは子供を産んだが、その子がマイケルに狙われることを知る。で、赤ちゃんを隠すジェイミーだったが、殺されてしまう。マイケルはジェイミーの子を狙い、マイケルの復活を知ったルーミスも戻ってくる...
パターンはこれまでと同じであり、マイケルを倒して惨劇を防ごうとする戦いが繰り広げられるのだが、引退したルーミスが戻ってくる、というようにやっぱりこのシリーズはルーミスの存在があってのものだということを感じさせてくれる。
一方、マイケルは悪魔崇拝者たちのグループに所属していて、崇められる存在になっているが、どうしてそうする必要があったのか、疑問を感じる所である。これによって、何らかの形で集団の生き残りがいて、マイケルは何度でも甦るということを無意識に暗示しており、更なる続編が生まれるのではないか、と感じさせてしまったのはいただけない所である。で、案の定、続編が製作されることになった。
ということで、ルーミスの最後の作品ということで、本作を以てシリーズは完結した、と思うのがベストです。D.プレザンス(「007」シリーズでは、初代ブロフェルドを演じていました。)に敬意を払うということで、見ておきましょう。
↑ DVDではなくてビデオです ↓
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