大根刑事#17 [アニメ]
BS朝日での放送は、終了間近となり、現在は「ショート DE アニメ魂」の時には未放映の物語が放送されている。今回・第17話の物語は「NYPD大根刑事」です。前回、ニューヨークにやってきた大根刑事という所を受けた物語である。また、今回の物語は3分45秒ということで、いつもよりも45秒長い物語である。元々はTV放送ということまで考えていたのか分からないが、TV放送が頭にあったら、このように決まった時間よりも長い物語を作るというのは失格である。(本作はそこまで考えていなかったと思われますけど...)
「ロケットボディに刑事魂!俺の名前は大根刑事!」と叫びながらニューヨークの待ちを走っている大根刑事。ニューヨークにやってきて1年が経過していて、今ではNYPD(=ニューヨーク市警)の刑事として毎日マンハッタンをかけずり回っていた。
ミッドタウン北署、事件を知らせる電話が入る。セントラル・パークでイラク帰還兵ランボーが銃を乱射している、ということで現場に急行する大根刑事。で、セントラル・パークにやってくると、帰還兵ランボーが機関銃を乱射していた。大根刑事は止めさせようとして説得する。「お前の戦争は終わったんだ」と言うも「何も終わっちゃいない」と言うランボー。(完全に映画「ランボー」そのままである。)「国は俺達に何をしてくれた」など、映画「ランボー」に登場した台詞そのままというのが次々と出てくる。大根刑事は「俺だって命を賭けて果てしの無い犯罪と戦っているんだ。」と熱く説得しようとする。更には「仲間の壮絶な死を目の前にもした」「絶望を背負っているのはお前だけじゃない」「刑事人生を走っている」と言って身を削っていることを口にする。すると「そうよ、ランボー」と言う声がする。それはランボーの恋人のエイドリアンだった。(今度は映画「ロッキー」です。)そしてランボーを説得するエイドリアン。これにランボーは心を開き「エイドリアン!」と叫び、説得に応じ、エイドリアンと抱き合うことに。(しっかりと「エイドリアン、愛しているよ!」と叫んでいた。)
事件が解決したということで、自由の女神が見える公園にやってきた大根刑事は、「誰か俺にも、愛を下さい」と呟いていた。
前回の物語を受けてニューヨーク編となったのは良かったものの、ネタがスタローン出演作の「ランボー」と「ロッキー」そのままというのはねぇ...(もう一捻りして欲しい所です。)まあ、2007年初めの製作ということでは、丁度「ロッキー」の第6作(「ロッキー・ザ・ファイナル」)と「ランボー4」の公開が近いこともあって、ネタとしたことが分かります。が、どちらも第1作からの引用というも... それに「ロッキー」だったらニューヨークは似合いません。(フィラデルフィアです。)こういう所がネタの料理に捻りが足りない所である。
次回の第18話は「セプテンバー・ツインタワー・ドリーマー・フラワー」で、やはり「ショート DE アニメ魂」では未放映の物語である。(この後は前後編の「未来世紀ダイコン」だけということになります。)これって、ニューヨークということを考えたら「9.11」のネタをやる気じゃないでしょうか?(そうだったら、今ネタとして使うには配慮不足だということに...)
↓元ネタ
ランボー・トリロジー スペシャル・エディション DVD-BOX
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2003/11/21
- メディア: DVD
↓製作時はこれが公開間近でした。
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