「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その19・改訂版) [ケータイ刑事]
10/5付けで「双子」をテーマにして記したが、その後、「銭形海・2nd.3話」(10/20放送)で「ケータイ刑事」に2組目となる双子が登場したということで、その時に記したものをベースにして全面改定します。旧版はここをクリックしたらご覧頂けます。
「ゲストキャラにおける類似点」の6回目となる今回のテーマは「双子」です。(兄弟、姉妹ではなくて双子ということに限定する。)→物語の設定上は「双子」というと色々と面白いストーリーを期待することが出来るが、実写作品では演じる役者の問題があって、難しい所がある。(兄弟姉妹ならば似て無くても何とかなるが、双子となると... ただ、一卵性双生児ならば似るが、二卵性双生児ならば似ていなくても不思議ではない。ただ、そうするのならば「双子」と設定する意味が無くなってしまいますけど...)
「007」:ミーシカ&グリーシカ。「オクトパシー」に登場した殺し屋である。二人ともナイフを使い、巧みなナイフ投げはサーカス団員として身を隠すのにはもってこいである。二人は、卵形の宝飾品のを証拠品として奪った009をベルリンで殺害している。その後、009の後任として任務に当たったボンドを狙うことになるが、グリーシカはボンドとの格闘中に自分のナイフをボンドに投げられて絶命し、ミーシカはドイツのアメリカ軍基地内のサーカス興業(実は核爆発を起こす計画のカムフラージュ)で、核爆弾を巡る戦いの際、人間大砲で命を落とした。(二人ともボンドによって倒され、ボンドは無事に任務を遂行して核爆発を防いだ。)尚、演じたのはデイヴィッド・メイヤーとトニー・メイヤーである。
「ケータイ刑事」:日本橋仙太&雷人&仙太。「泪・2nd.3話」に登場した波動砲研究所でワープ装置の開発を行っていた研究員である。兄・雷人が開発したワープ装置の公開実験の際、弟・仙太を実験台に使ったが、これは研究資金を得るために、仙太に掛けた保険金を受け取るための策略であって、マジックのようなタネを使って実際は開発されていないワープ装置の実験を利用して仙太を殺した。それを海王星団が狙っている、と言って巧みに騙そうとした。(結局、泪ちゃんの活躍によって逮捕された。)尚、演じたのは並木史朗で二役を演じた。(この物語には柴多太郎(しば・たたろう)が登場した。劇中で「ツインカム柴田」と言っているが、この柴田太郎と柴多太郎の2人は双子ではなくて従兄弟である。)
「ケータイ刑事」:小槻山彦&海彦・「海・2nd.3話」に登場した物理学者の兄・山彦と弟・海彦の兄弟である。兄・山彦は「別名・インチキ超能力者バスター」と名乗り、自称超能力者たちのインチキを暴くために日夜色んなイベントに顔を出しているという(結構お暇人な)男である。弟・海彦は、資産家だった父が昨年泣くなり、莫大な財産を相続することになるも、父の遺言によって初めて双子の兄・山彦がいること知り、遺産の分け前が減るのが嫌で、自称・超能力者の海老沢ほたるを仲間にして兄を殺害し、海老沢ほたるも消した。→ある意味、冷酷な男であって、性格や考え方は殺し屋には向いているのかもしれない。(但し、体格的には殺し屋に向いているのかと言われれば疑問が...)
で、海ちゃんの活躍で双子であり、彼が仕組んだトリックを見破られて逮捕された。尚、演じたのは二役とも三波伸一であり、劇中では父・三波伸介の持ちギャグも披露していた。
それにしても、「ケータイ刑事」の場合は、「泪」と「海」は共に2nd.3話(通算では共に16話ということになる)に登場したというのは偶然なのでしょうか?(「泪」と「海」は緑リボン・次女というのも共通ですし...)
両作とも登場キャラクターの数はかなり多いのだが、「双子」が登場というのは上記の3例しかない。(現時点(「007」は21作「カジノ・ロワイヤル」まで、「ケータイ刑事」は「銭形海・2nd.4話」まで)設定上はいくらでも可能であるが、両作とも実写作品なので、演じる役者を見つけるという難しい所があります。)
共通点(「類似点」)は、男の双子ということぐらいである。「007」ではナイフ投げの名人という設定であり、女の双子とした方がサーカスを隠れ蓑にするには華があることになるが、悪事を企む者の配下の殺し屋という設定で、色々と力仕事をこなさなければならない、という所を考えると、男になるのも当然と言った所でしょうね。(中には、男顔負けの女の殺し屋もいますけど...)一方、「ケータイ刑事」でも女の双子であっても全く問題はない。が、元ネタとして使っているのが、「泪」の時は「宇宙戦艦ヤマト」であり、飛行機を発明したライト兄弟であり、「海」の時は超能力に関して色んな成果を上げている早稲田の大槻義彦名誉教授であるので、共に男の双子とした方が無難だったということですね。(ここで述べた男の双子にした理由は筆者の推測ですけど...)
逆に相違点は多数ある。「007」は二人ともボンドによって倒されたが、「ケータイ刑事」では双子の1人はもう1人の双子によって殺され、殺した方の1人は銭形に逮捕されたので、殺されてはいない。また、運動能力の高い「007」の双子に対して、「ケータイ刑事」の双子は頭脳が高い(雷人はマジックや慣性の法則を利用したトリックを考えつくにはある程度の知識がないと無理であり、山彦は一応は物理学者である。)とか、「007」では2人で二役を演じたが「ケータイ刑事」では1人で二役を演じる、というように相違点は色々とある。(と言うより、「共通点」ってあるの?と思ってしまうのが妥当であろう。)
双子には一卵性と二卵性がある。一卵性の場合は同性になるが、二卵性では男女となる場合もあり得る。そう考えたら、男同士、女同士の双子だけでなく、男女の双子であっても問題はない。しかし、両作とも「男の双子」としたのは、筆者の推測ではあるが、ほぼ同じような理由が考えられるということで、「双子」という希な設定を用いたキャラクター(「双子」としなくて「兄弟」という設定であっても特に問題ないが、それを「双子」としたということが重要である)においても類似点がある、ということで、よろしいかと...
↓「銭形海」はまだリリースされていないので、泪ちゃんに頑張ってもらいます。
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