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大根刑事#20[Final] [アニメ]

遂に最終回となったBS朝日での放送。地上波では未放送だった物語を放送してくれたのは良かったのだが、地上波では第2話、第3話として放送された2本は放送せず、という所が納得できない所でもあった。(DVDは全21話となっているが、BS朝日の放送では、その中から2つを放送せず、1つを前後編という2話に分けて放送したので、「21-1+1=20」である。)今回の物語は、最終話で第20話「未来世紀ダイコン(後編)」である。(地上波の「ショート DE アニメ魂」では未放映であった。)また、前回と同様に、いつもより2分早い23:53からの放送で、時間の方も前回と同様に本編が5分半でした。→映画のノリでの製作ならばこれでもいいが、TVのことを考えたら、いつもの時間内に収まるようにするべきであり、全体構成には疑問をもつ作品であった。(が、内容は面白かった。)

前回の続きで、荒れ果てた砂の世界を、安住の地となる新天地を求めて歩き続けている少女と大根刑事。そんな中、大根刑事は目の前の砂に見覚えのあるものを目にした。それはベジタブル課の札と、底にあった電球のスタンドだった。で「みんな、何処へ行ってしまったんだ~~!」と叫ぶ大根刑事。そして誰がこんな世界にしたのかを問う。(当然、誰も答えない。)→そもそも、花火で日本からアメリカに渡って3年を過ごしたのは大根刑事自身であり、ベジタブル課のみんなと連絡していなかったのも自分なんですけど...

歩き続ける大根刑事だったが、疲れてきて動けなくなってしまい「足が...」と弱音を吐く。するとそれを耳にした少女が大根刑事を抱き上げてくれた。少女に抱かれている大根刑事は、道端で育った野良大根ということで、農家の顔も愛も知らなかった。そんな大根刑事は一人では前には進めなくなっていて、少女のことを思うようになっていた。

砂地の上、歩を進める少女だったが、疲れ果てて体力の限界となり、突然倒れてしまう。大根刑事は少女を励まし、「俺をかじれ。不味いかも知れないけど、少しは元気が出るぞ」と言うも、疲労困憊の少女は気を失ってしまう。で、大根刑事は自分の無力さを改めて知り、泣け叫ぶ。「誰か助けてくれ!神様!!」

すると、空から1本のロープ状の布きれが降りてくる。それを見た大根刑事は神様の助けと感じた。で、これを昇って行けば楽園に行けると思い、登り始め、少女にも登るように言う。意識を取り戻した少女は立ち上がると大根刑事の言うように布を掴む。が、布はちぎれてしまい、少女は昇って行くことが出来ない。大根刑事も「人間は登れないのか...」と悟り、呆然となる。

少女は笑顔で、上に昇って行くようにと大根刑事に伝える。「一人で昇って行け」と言われた大根刑事だったが、少女を置いて一人で行くことは出来ず、少女の元に戻ってきた。「バカ野郎。君を置いて一人でなんか、行ける訳ないだろう」これに「諦めちゃダメだよね」と少女は返し、ひたすら歩けば生きる場所は見つかると信じることにして、大根刑事にチュウ!

大根刑事と少女は二人で暮らし始める。やがて身籠もった少女は、大根刑事の子供を産んだ。(何故か、人間の赤ちゃんなんですけど...)やがて、子供(緑の髪の毛という所が大根刑事の子供というつもりなのは分かるが、どうして人間の姿をしているのでしょうか...???)が歩けるようになった頃には、植物が生えている緑の花畑にいた。

「NYPD大根刑事」までの物語とは明らかに違う内容で、「孤立無援の17歳」と最終話となる「未来世紀ダイコン(前/後編)」は「大根刑事」とは全く別の作品になっていました。(これらの物語が地上波では未放映だったのも何となく分かります。何せ、タイトルこそ同じであるが、全く別の作品になっているのだから...)

時間的に短い作品(原則、1話3分)としたら、アイデアといい、内容といい、とても面白い作品に仕上がっているのだが、全体を1つの作品として捉えると、やろうとしたことを欲張りすぎてしまって、全体構成の練りが足りないことが露呈している。はっきり言って、BS朝日では14話として放送された「さらば愛しき大根刑事よ」までの14本から「孤立無援の17歳」を除いた13本で完結させておくべきだったでしょうね。「ロボコップ」ネタとニューヨーク編を第2部と考え、「孤立無援の17歳」+「未来世紀ダイコン」は別作品、または第3部ということにした方が良かったですね。

尚、本作は12月にDVDが発売になる。時間的には一挙に見ることが出来る時間(70分を越えたところ)である。が、一挙に見るのではなく、上記に記したように3つに分けてみた方がよろしいかと...

 

大根刑事

大根刑事

  • 出版社/メーカー: エースデュースエンタテインメント
  • 発売日: 2007/12/21
  • メディア: DVD


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